「環境に優しいエコ・ドライビング」「人や街に優しい走り」「家族とのすてきな時間」など、最近のクルマ(四輪車)はいままでになく技術を進化させ、地球だけでなく家族にも優しくなっている。「東京モーターショー2007」でも、環境は各社の大きなキーワードになっている。では、バイクメーカーはどう考えているのだろう。一人のバイク(二輪車)乗りとして気になった。(goo東京モーターショー取材班)

バイク各社の展示ブースは、「NISSAN GT-R」など四輪車が展示された中央ホールから少し離れた北ホールにある。別名「ファミリーの聖地」北ホールには、バイクや部品メーカー、バスやトラックに、トミカなどがあるキッズコーナーが設けられ、家族連れの姿もチラホラ。
会場をざっくりと回った印象では、環境・エコ、というテーマはバイクの世界にも届いているようで、50ccバイクを始め、いくつか電動モデルが見受けられた。ヤマハが参考出品したハイブリッドのビッグスクーター「LUXAIR」は、電動モーターが走りをサポートして燃費を向上させる。巡航時だけでなく、減速時にもバッテリーを充電してくれる回生ブレーキも搭載している。
さらに楽器メーカーのヤマハとコラボレーションしたオーディオシステムは、Bluetoothを使ってワイヤレスでヘルメットに音楽を送信できる。F-33世代にふさわしい「大人のための」ビッグスクーターに仕上がっていた。

■大切に乗るという「エコ」
では、メーカーとしてのスタンスはどうなのか。もともとバイクはクルマに較べ燃費が非常にいいが、二酸化炭素の排出量がゼロというわけではない。訪れたのはバイクの中のバイク、バイク番長「ハーレー・ダビッドソン」のブース。そこで担当者に「環境性能を高める全社的な取り組みはあるのですか」と、無謀な疑問をぶつけてみた。
「ありません」
いきなり肩すかしをくらった感じだ。が、「けれど…」と担当者は続ける 「ハーレーの車体の平均使用年数は、60年もあるんですよ。壊れたらバーツを取り替えたり、走らなくなったらエンジンを載せ替えたりしながら、長く乗っていくんです」 。

 確かに、ハーレーは中古でも値段がそれほど下がらないし、古い車種にはビンテージの価値もつく。大切に乗り継がれていくわけだ。新しいモデルが出るたびに買い換えるより遙かにエコだ。

考えてみれば、エコの原点とは、モノを大切にすること。ハーレーのコンセプトは、現在の世の中をリードするのに十分な正当性を持っているようだ。時代に流されずに時代と共存する。長く愛されるモノにはそれなりの理由があるのだ。さすがバイク番長!

 ■夫婦でハーレー・プロジェクト
実は意外とエコな乗り物。そんな本質を知れば、普段はバイクを冷めた目で見る妻も興味を持ってくれるだろう。
「そうだ、いっそのことカミさんにも2輪の免許を取らせてしまおう」というアイデアがひらめいたのはそのときである。 「いい年をして、いつまでも一人でふらふらバイクに乗っている」と非難めいて言われることもなくなるし、新しい車種を買うたびに長い説得を続ける必要もなくなるのである。このようなバイクと家族、仕事の共生に悩むF-33バイク乗りも多いはず。このアイデアなら、バイクも楽しめ、夫婦も円満、さらに環境にも優しいではないか。
名付けて“夫婦でハーレー・プロジェクト” 。「ハーレー、女性でも乗れますか?」。先ほどの担当者に尋ねると「もちろんです」という。女性ユーザーは、近年少しずつ増えているそうである。いい話を聞いた。バイクとともに夫婦の絆を深め、年を重ねていく。そんなライフスタイルがあってもいい。

*gooでは「F-33(Family-33)」をキーワードに「ファミリーで楽しくスタイリッシュに過ごす」というこれまでにない視点で東京モーターショー(TMS)を紹介していきます。 gooが考えるF-33とは、先進性や個性を重視し、自分らしく、家族も友達も大切にするといったライフスタイルを持つ人たちです。

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