安倍首相が12日午後2時に辞意を表明したのを受けて、民主党の小沢一郎代表は同3時すぎから党本部で会見した。NHKによる会見の中継によると、小沢代表は「過半数を失ってもやめず、内閣を改造し、所信表明の直後で、代表質問の前に辞任というのは、私の40年近くの政治生活でも、こういうケースは初めてのことではないかと。本当のところ、安倍総理自身がどういう心境かということは、よくわかりません」と述べた。安倍首相が「小沢党首に会談を申し入れたが断られた」ことを辞任のきっかけとして挙げていた点については、「ご挨拶でという申し入れで、今のこの時点でご挨拶というのもどうかと首をかしげる提案だった」と当惑した様子を見せた。(gooニュース編集部)

首相が辞意表明会見で、小沢代表との党首会談を断られたというのを理由のひとつに掲げたことについて、小沢代表は質問に答え「党首会談の申し入れについては、国対委員長からその報告を聞きました。きょう昼前に自民党の大島国対委員長から申し入れがあったそうです。党首会談そのものはいつでも結構です。ただし、こんにちのこういう状況だから、総理はどういうお考えでどうい う会談をして、どういう話をしたいのか、もう少し官邸と話をして、きちんとした申し入れをしてもらいたいと返事をしたら、『いやご挨拶だ』ということだったそうで。 今この時点でご挨拶の党首会談をするのはどうかと、ちょっと首をかしげる提案だったそうです」と説明。

さらに、「それならば、クエスチョンタイムで党首討論という方法もあるのではないでしょうかと申し上げたそうです。しかしそれもふくめて、官邸で総理にもう一度おうかがいをして、また参りますという話だったそうです。それを、大島国対委員長がどう官邸で伝えたか、どう総理が判断したかは、分かりませんが、私がわが党の国対委員長から受けた報告はそういうことです。今日のこの申し入れ以 前に、一度も私もわが党も、党首会談の申し入れを受けていませんし、したがってイエスもノーも言う機会がなかった」と述べた。

11月1日で期限の切れるテロ特措法延長法を民主党は反対したことが、首相辞任の原因のひとつとなったことについては「私たちはテロ特措法についても、イラクの問題についても、われわれの安全保障の基本的な考え方からして、反対をマニフェストにおいてもきちんと国民に示しておりますし、そのマニフェストを示しつつわれわれが過半数を得たわけですから、自民党の動きによってわれわれの考え方が変わるのはありえないことです」と言明した。