終電間際の満員電車、ようやく空いた目の前の席。職場で背負い込んだストレスを我が家には持ち込むまいと、座ると同時に眠りの体制に入るも、まどろみかけたその瞬間「ドーン」。高い場所から突き落とされたような衝撃を受け、体は「びくっ」とけいれん、一瞬にして現実世界に引き戻され… 周りからはくすくすと笑い声、さてこのまま寝たフリを続けるか、否か。電車の中やデスクでうつぶせになって寝るとき、こうしたけいれんを体験したことはありませんか。どうやらこの現象、入眠時に起こりやすいものなのだとか。では、そのけいれんの正体とは一体?

●あの現象には名前があった

こうした現象に関する疑問は、教えて!gooにも多数寄せられていました。「体がびくっとなります・・・」や、「就寝中にけいれん?が起きます」といった質問では、健康上の問題を懸念する質問者の声も。

実はこの現象には、れっきとした名前があるのです。その名も「ジャーキング」。聞きなれない名前ではありますが、バラエティ番組『トリビアの泉』で紹介されたこともあり、現象については一部では知られているようです。その認知度は、mixiに「ジャーキング」のコミュニティが作られるほど。同番組によれば、この現象はアメリカで最もポピュラーとされる医学辞典「ステッドマン医学大辞典」にも掲載されているのだとか。

●「びくっ」の正体

では、この現象の正体とは、一体何なのでしょうか。Wikipediaによると、これは不随意の筋肉の痙攣(ミオクローヌス)で、入眠状態に移行するときに発生するとあります。「ミオクローヌス」とは、「自分の意志とは無関係な運動を起こす不随意運動の一つ」だそうで、しゃっくりもそれに該当するものなのだとか。この現象、疲れているとき、または寝心地が悪いときに多く発生するとあり、無理な体勢になりがちなデスクでの仮眠や、電車の中での転寝では比較的起こりやすいといえそうです。

●夢が先か、現象が先か

高いところから落ちる夢の最中、びくっとなって目覚めるという話はよく耳にするものですが、ではこうした場合、夢と現象のうちどちらが先に発生するのか気になったことはありませんか。Yahoo!知恵袋にも「ジャーキングと夢、どっちが先に起こるの?」という質問が寄せられています。Wikipediaの「」の項目によると、夢の知覚は睡眠時に肉体が感じる外的な知覚が影響することが知られているとあり、また夢の中では実際の睡眠時間よりも長く時間を感じるケースが多いとのことから、ジャーキングが起こった瞬間に夢がストーリー付けられているといえるかもしれません。

なお、この現象は健康に害を及ぼすものではなく、また病的な現象でもないとのことですが、疲れが原因の一つともされるそうですから、日頃から疲労を感じているという人は、ゆっくりと休息を取ることを心がけるのが良いかもしれませんね。(gooサーファー)

ジャーキング(ウェブ検索)
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