北アフリカの西側に浮かぶカナリア諸島で最大の島テネリフェ島。日本ではほぼ無名の島ですが、スペインやイギリス、ドイツをはじめとするヨーロッパからのバカンス先として人気を誇っています。いうなれば日本人にとってのハワイのような存在が、ヨーロッパに住む人々にとってのテネリフェ島と言えるでしょう。

島にはスペイン最高峰を誇るテイデ山、動物園と水族館が融合した「ロロパーク」をはじめとするアトラクションが各地に点在していますが、リゾート地として発展しているのは島の南部。コスタ・アデへやロス・クリスティアーノスと言った町には海岸沿いにリゾートホテルがいくつも立つほか、ヤシの木が並ぶプロムナーデや美しいビーチがバカンス気分を盛り上げてくれます。

ビーチでのんびりしたりショッピングを楽しんだりと町での過ごし方は様々ですが、ちょっと変わった事をしてみたいという時におすすめなのがホエールウォッチング。先ほど触れたロス・クリスティアーノスからはホエールウォッチングの船が頻繁に出航しており、誰でも気軽に参加することができます。

ホエールウォッチングといっても、船の大きさや所要時間、含まれるアクティビティなどは様々。中には水着を着用して途中で海に飛び込むなんてプランや、海賊船の様な船に乗れるプランもあるので、興味に合わせて選んでみましょう。

筆者が乗ったのは写真のようなやや大型の船。体験した感想では、純粋にホエールウォッチングのみを楽しみたいのであれば2時間ほどのプランが最適です。

船が出航すると、まず視界に飛び込んでくるのはロス・クリスティアーノスの美しい海岸線。町のすぐ後ろには山が迫っているほか、天気がよければテイデ山も望むことができます。

ポイントに到着すると、さっそくクジラの家族に遭遇。この日見ることができたのは「ヒレナガゴンドウ」というクジラでした。体調6〜8メートルほどと小型で背中に立てびれがついている事から、遠目からだとイルカに見えなくもありません。

好奇心旺盛なクジラたちは船にも近づいてきます。運がよければ、船のすぐ横を親子のクジラが泳いでいる光景も見られますよ。

ホエールウォッチングでの注意としては、日焼け対策を怠らないこと。船が進んでいる間は爽やかな風が吹きつけるため暑さを感じず、降り注ぐ日差しが強烈であるということを忘れがちです。あとで後悔しない為にも、日焼け止めクリームなどでしっかり準備しましょう。

今回紹介したロス・クリスティアーノス以外にも、南部の町ではホエールウォッチングの楽しめる町が多いです。間近で見ることのできるクジラの親子はもちろん、海から臨む島の美しさも感動ものですよ。