スウェーデン南部のスコーネ地方(Skåne)の街ルンド(Lund)は、中世の趣の残る街並みや不思議な天文時計を誇る大聖堂で知られるスウェーデンの古都。

北欧屈指の名門校ルンド大学があることから、人口約9万人の半分が学生であるという、活気ある「学生の街」という一面もあります。

デンマークの首都コペンハーゲンやスウェーデン第三の都市マルメから日帰り観光でも訪れることのできるので、デイトリップにもおすすめ。

それでは、スウェーデンの古都ルンドを歩いてみましょう。

ルンド観光の玄関口のルンド中央駅は、レンガ作りのレトロな建物。駅から約10分ほど歩くと、この街の象徴的存在であるルンド大聖堂や古い町並みの残るエリアにたどり着きます。

ルンドは古くからある町の一つ。都市として繁栄したのは、ルンド大聖堂(Lunds domkyrka)が建てられた12世紀に入ってからです。12世紀〜13世紀頃には北欧の文化、宗教的に需要な拠点として繁栄しました。

ルンド大聖堂はロマネスク様式の石造りの建築で、55メートルものそびえたつ二つの塔が迫力満点です。

大聖堂には14世紀から守られてきた巨大な天文時計があるので、ルンド観光は正午頃に天文時計のからくりが動くのを見学してから、街歩きを始めるのがおすすめ。

ルンド大聖堂の前の通りの教会通り(Kyrkogatan)や、大聖堂のすぐ裏にある古い建物が並ぶ野外民族博物館のクルトゥーレンの周辺は、とくに街並みが素敵。

教会通りには古い建物が並んでおり、特に目を引くのは「APOTEKAREN (アポテカーレン)」と書かれた建物です。

「apotek(アポテーク)」というのは、スウェーデン語で薬局という意味。

17世紀に建てられた薬局にルーツを持つ現役の薬局で、ルンドの隣の街のマルメ(Malmö)にあるライオン薬局( Apoteket Lejonet)とともに、スウェーデンの美しい薬局として知られています。

なんと現役の薬局で、豪華な内装の店内ですが、ごく普通のドラッグストアで買えるような商品も販売されています。

薬局の建物に入っているカフェは、大聖堂を眺めながらのんびりと過ごせる穴場スポットです。

大聖堂から南へ5分ほど歩くと、地元の人の台所である屋内マーケットがあります。

新鮮な食材を使った料理を提供するレストランから、ちょっとしたイートインスペースまであります。北欧のカフェの定番オープンサンドイッチ、スモーブロー(Smörrebröd)はぜひ食べてみたいメニュー。

スウェーデンの古都ルンドは、観光地ながらも静かで美しい街並みが魅力。のんびりと時間を気にせず、街歩きを楽しんでみるのはいかがでしょうか。