クロアチアで国立公園と言えば、ユネスコ世界遺産にも登録されている「プリトヴィッツェ国立公園」の名が多く挙がるでしょう。しかしクロアチアには、豊かな自然と水によって作られた絶海が楽しめる国立公園があります。

それが、アドリア海沿岸にある町シベニクからやや内陸に入ったところにある「クルカ国立公園」。園内のハイライトである巨大な滝は「ヨーロッパで最も美しい滝のひとつ」にも数えられ、その風光明媚な景色を一目見ようと特に夏のシーズン中には多くの人が訪れます。またスプリットやザダルからもさほど遠くなく、これらの町からの日帰り旅行先として人気です。

まるで「水のテーマパーク」のように、いたるところに川や滝が流れているクルカ国立公園。園内には遊歩道が整備されており、歩道に沿って歩くことで主要な見どころを効率よく回れるようになっています。

足元を流れる水は、底まで見えそうなくらい透明。そのなかを魚たちがのんびりと泳いでいて、人が近づいても逃げる気配はありません。

園内には大小の滝がいくつもあり、大きな滝になると流れる水のとどろきが地鳴りのように響いて迫力満点。一方で小さな滝は流れる水の音も心地よく、音を聞きながらのリラックス効果もありそうです。

遊歩道沿いには川や滝のほか、静かな池のような場所もいくつかあります。同じ園内でも歩いていくにつれ景色がどんどん変化し、次はどんな風景が待っているのだろうとワクワクさせられます。水辺にはイチジクの木やアシのような植物がよく見られるほか、生息する昆虫や動物も豊富です。

そして園内最大のハイライトが、巨大な滝「スクラディンスキ・ブク」。クルカ国立公園は「泳げる」ことでも有名な国立公園で、滝の前では沢山の人が気持ちよさそうに泳いでいます。水は真夏でもひんやりしていて、暑いなか散策をした後で水の中に飛び込めば体もキリとクールダウンできそうですね。ここには監視員がいるほか、深い部分に入れないようにロープも張ってあるので安心です。

間近で見る滝も迫力がありますが、少し離れた場所から見下ろすとまた違った美しさが楽しめます。エメラルド色に輝く水の中に、皆さんも飛びこんでみたくなりましたか?

自然がつくり出す迫力満点の絶景が楽しめるクルカ国立公園。アドリア海の真っ青な海やオレンジ色の屋根とはまた異なる、クロアチアが誇る大自然の姿がそこにあります。