クロアチアのコルチュラ島は、「マルコポーロが生まれた場所」という伝説のある島。

島の東側には旧市街がひろがり、歴史情緒あふれる町並みを眺めながらのそぞろ歩きが楽しいです。

そんなコルチュラ島のシンボルといえば、旧市街の真ん中にある聖マルコ大聖堂。大聖堂の塔の上からはオレンジ色の屋根が並ぶ風景が一望でき、のどかなヨーロッパの情景が楽しめます。

島の旧市街の入り口からまっすぐ進むと、やがて姿を現す聖マルコ大聖堂。建物は14世紀から建設が始まったと言われ、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築スタイルが特徴です。

一見シンプルでありながら、外観をよく観察すると所々に凝った装飾が。

大聖堂の入口にあるライオン像、アダムとイヴの像も見逃せません。

塔へ続く階段の入口は、大聖堂のものとは別になっています。大聖堂入口のすぐ横にあるので、迷う心配はありません。

入口には青銅の像が乗った噴水が、訪問者をお出迎え。ここからまず細い階段をのぼるのですが、面白いことに階段入口には信号が取り付けられています。階段は1人が通るのがやっとのほどの狭さなので、途中ですれ違いをしなくて良いように「上り」と「下り」の時間を信号で管理しているのです。

暗く狭い階段を少し上ったさきには係の人がいるので、ここで入場料を支払いさらに上を目指します。

階段は段差が大きいほか、滑りやすいので注意が必要。手すりのあいだから下がみえるので、高い場所が苦手な方はなるべく下を見ないようにして上った方がいいですよ。スカートでも上れなくはありませんが、あまり丈が長いと裾を踏んでしまうので危険です。

最後に「はしご」を渡って塔の上まで上り切れば、目の前にはヨーロッパらしいオレンジ色の屋根が並ぶ風景が広がります。旧市街の入り口から、大聖堂までまっすぐ道が伸びている様子も見えますね。

視線を少しずらすと、島の港沿いにプロムナードが続いています。ヤシの木が並び、まさに南国のリゾート地といった雰囲気。

対岸に見えるのはクロアチア本土からのびるペレシャツ半島。一見島かと思いきや、65kmにも及ぶ半島の一部なのです。

いつまでも眺めていたいほどの絶景ですが、あまり長居はしない方が良いかもしれません。というのも、すぐ背後には巨大な鐘が2つもぶら下がっているからです。こんなに間近で鐘がなったら、うるさくて耐えられないでしょう。

どこかノスタルジックさも感じさせるコルチュラ島の街並み。ドゥブロヴニクの大迫力な絶景とはまた違った、心に染み入るような風景が楽しめますよ。