中世にはハンザ同盟の中心として繁栄した北ドイツの町リューベック。歴史的建造物が多く残る旧市街の街並みは「ハンザの女王」とも称えられる美しさをたたえ、世界遺産にも登録されています。

赤レンガの建物がならぶ町をあてもなく歩くのも楽しいですが、どうせなら町歩きをしながらリューベックについてもっと知りたいと思いませんか?
そこで今回は、リューベックをより深く知るためにこの町でしたいことを6つ紹介します。

ホルステン門の博物館で町の歴史を学ぶ

まず訪れたいのは、旧市街の入り口に立っているホルステン門。15世紀に建設されたどっしりとした姿の門はかつて50マルク紙幣にも描かれ、マルク時代を知るドイツ人にとっては懐かしさを感じさせる建物でもあります。

内部は歴史博物館になっており、かつてのリューベックの様子や町に貨物を運んでいた大型帆船の模型、中世に使用されていた武器などを展示。

散策前に町の歴史を知ることで、町歩きも内容が濃いものになるでしょう。

ペトリ教会の塔から町の絶景を楽しむ

門から旧市街に入りしばらく歩くと左手にペトリ教会が見えてくるので、教会の塔に上ってみましょう。

塔の上はリューベックの街並みが一望できる絶景スポット。どっしりと構えていたホルステン門も、ここからだとまるでミニチュアのようですね。

べつの方向に視線を向けると、マルクト広場の向こうにマリエン教会が見えます。次に向かうのは今マリエン教会です。

マリエン教会で美しい教会建築に酔いしれる

13世紀から14世紀にかけて建設されたマリエン教会。ゴシック様式の壮麗な教会は目を見張るほどの美しさで、バルト海沿いの町にはここに倣って建てられた教会がいくつも残されています。

教会内にはバッハもその音色を絶賛したというパイプオルガンのほか、第二次大戦の空襲で落下し壊れたままの鐘、巨大な天文時計など見どころも沢山。

天文時計は12時になると仕掛けが動く仕組みになっているので、タイミングが合えばぜひ鑑賞してみてください。

ニーダーエッガーのカフェでこの町名物のマジパンに舌鼓

リューベックの名物といえばマジパン。市庁舎近くには1806年創業の老舗ニーダーエッガーの店舗があり、甘い香りの漂う店内では様々な種類のマジパンが売られています。

筆者が訪れたのはちょうどイースターの時期だったので、マジパンで作ったウサギの像も飾られていました。

2階はカフェになっているので、ここで休憩がてらケーキを楽しむのもおすすめ。

マジパンを使用したケーキも用意されているので、本場のマジパンを食べたいという方は是非注文してみてください。香り高いマジパンと甘すぎないクリームの調和が見事で、コーヒーや紅茶によく合います。

世界最古の福祉施設を訪れる

最後に紹介するのは町の北側にある聖霊養老院。13世紀後半に裕福な町の商人たちが資金を出し合って築いた、世界最古の社会福祉施設のひとつです。

エントランスのホールでは壁や天井に細かな装飾がなされ、まるでお城の一室の様な美しさ。

隅々まで鑑賞していれば、あっという間に時間も過ぎ去ってしまいます。

ホールの奥には廊下が続き、170の個室が並んでいます。部屋自体は小さく質素なものですが、食事も出されるなど貧しい人にとっては大きな助けとなったのです。

リューベックを象徴する5つのスポット。絶景やグルメ、歴史など様々な角度からこの町を探索してみてはいかがでしょうか。

今回紹介した5つのスポットは、すべて徒歩で見学ができます。世界遺産の街並みを楽しみながら、リューベックの魅力をより深く探ってみてください。