都市部で働く大半の人が苦痛に感じているという、満員電車。
朝と夕方から夜にかけた時間帯は、多くの人が通勤のために電車を利用するため、路線によっては身動きができなくなることもあります。
仕事を終えて疲れている時に乗る満員電車は、『地獄』といっても過言ではないでしょう。
満員電車で、体調が悪い女性に…?
わかめ(@senseiwakame)さんも、仕事帰りは満員電車を利用せざるを得ない社会人の1人。
連日の満員電車には慣れていましたが、その日は疲れが蓄積していたのか、乗車中に体調が悪くなってしまったといいます。
しかし、周囲に座ることのできる席はありません。わかめさんはなんとか耐えるため、目を閉じて気分が落ち着くのを待つことにします。
すると、わかめさんの正面に座っていた40代ほどの男性は、席から立ち上がるとこのように声をかけてきました。
「すぐに気付けなくて、ごめんね。ここに座りなさい」

帰りの満員電車にて。仕事の疲れからか、気持ちが悪く。しんどいのに座ることができず目を閉じて耐えていたら。前に座っていた40代くらいのサラリーマンのおじさんが『すぐに気付けずごめんね。座りなさい』と譲ってくれた。優しさを“行動”で示せる人は本当にかっこいい。そういう人になりたいね
— わかめ (@senseiwakame) January 13, 2023
きっと、わかめさんは無意識のうちに、体調不良が顔に出ていたのでしょう。限界が近いほど、人はつらさが表に出てしまうものです。
つらそうなわかめさんを見て、親切な男性は優しく声をかけ、自分が腰掛けていた席を譲ってくれたのでした。
仕事帰りは誰もが疲れており、大半の人は通勤時間に座っていたいもの。席を譲ってくれた男性も、例外ではなかったはずです。
そんな中でも他人を気遣う男性の姿に、わかめさんは「こういう『かっこいい行動』をとれる、優しい人になりたい」と感銘を受けたといいます。
人の温かさが伝わるエピソードは拡散され、男性の親切な行動と、わかめさんの投稿によって『優しさの輪』が広がりました。
・さりげない優しさに感動した。かっけえ!
・「ごめんね」と謝罪から入るところもすごい。見習いたい…。
・『イケオジ』は彼のための言葉だろ!俺もこうなりたい。
日本には、他者に情けをかけると、いつかめぐりめぐって自分に返ってくる…という意味の『情けは人のためならず』という、ことわざがあります。
わかめさんを含む多くの人が、「この男性に優しさが返ってきて、何かいいことが起こってほしい」と願ったに違いありません!
[文・構成/grape編集部]
- 出典
- @senseiwakame