『新間寿プロデュース 初代タイガーマスク 佐山サトル認定「原点回帰プロレス」第5弾』東京・後楽園ホール(2018年12月6日)
○KAZMA SAKAMOTO&崔領二vs河野真幸&納谷幸男×

 遺恨を引きずるKAZMAの攻撃にキレた“大鵬三世”納谷が反則暴走。共闘していた河野にも攻撃を加え、タッグは空中分解に。それでも気持ちは収まらず、「こんな団体辞めてやる!」とまで言い放った。

 “大鵬三世”納谷がWRESTLE-1の河野とタッグを組み、崔&KAZMA組と対戦した。7・3後楽園でも同じカードが実現しており、その時は河野がKAZMAを撃破。しかし、試合後、KAZMAと納谷の間に遺恨が勃発した。9・20後楽園でも両者は6人タッグ戦で対戦。納谷が決着戦を要求し、今大会でも再び2人が対峙することになった。納谷は河野に誘われる形でWRESTLE-1に参戦。試合経験を積んできている。

 まずは崔とKAZMAが先手。場外戦に持ち込んで暴行を加えると、納谷たちを「西」と刻まれた鉄板に叩きつける。リングに戻ると、納谷はランニングローキックなどでKAZMAにやり返したが、控えの崔が介入。サッカーボールキックで蹴り飛ばすと、ここからラフファイトを織り交ぜてKAZMAたちが納谷を蹂りんしていく。

 納谷が逆水平を返しても、KAZMAは「もっと来いよ」と声を荒らげ、ドロップキックで蹴り倒した。感情的になって、納谷をサッカーボールキックで蹴りまくり、側頭部をしつこく踏みつける。崔も鉄の棒を持ち込み、それを使って足首を捻り上げる。そして、KAZMAが納谷をヘッドロックに固めると、崔はコールドスプレーを顔面に吹きかけた。

 納谷はKAZMAの串刺し攻撃をフロントハイキックで迎撃すると、チョークスラムでお返ししてやっとピンチを脱する。そして、自陣に這うように戻るが、崔が場外から河野の足を引っ張ってタッチを妨害。すかさずKAZMAは納谷を場外に連れ出し、パイプイスを振り上げた。

 納谷はイス攻撃を防ぐと、場外でKAZMAをミドルキックで蹴り飛ばし、観客席に投げつけて挽回。完全にキレてしまい、止めに入る河野までエルボーをぶちむ。場外カウントを気にせず、KAZMAをいたぶると、リングに上がり、パイプイスを持ち込んだ。

 止めに入る和田良覚レフェリーにニーリフトを放って反則裁定が下るが、納谷の暴走は止まらず、パイプイスでKAZMAを殴り飛ばしにかかる。河野が慌てて止めようとするが、錯乱状態の納谷はエルボーをこれでもかとパートナーに叩き込んだ。

 堪忍袋の緒が切れた河野は実力行使。納谷を蹴り飛ばすと、そこに崔やKAZMAも加勢し、ダブルブレーンバスターでぶん投げた。KAZMAは動けない納谷を踏みつけて勝ち誇る。そこに、雷神矢口と間下直人が乱入して納谷を救出した。

 マイクを持ったKAZMAは「おい、幸男。お前の遊び相手はもう終わりだよ。よく見ろ。俺、河野、崔…。このチーム、もうわかってんだろ?」と河野&崔と合体を宣言。かつてWRESTLE-1で暴れ回っていたリアル・デスペラードの復活を予告した。さらに、「もう、幸男。お前には飽きた。俺たちの新しいターゲットを教えてやるよ」と告げると、マイクを受け取ったが河野が「お前の子守りは終わりだ。俺たちが組んだからには、リアルジャパンで…初代タイガーマスク! 早く怪我を治して上がって来い。せっかく客が見たいって言ってんだ」と初代タイガーを標的に掲げた。

 これを聞いてさらにキレた納谷は襲いかかろうとするも、間下たちに抑えられる。怒りが収まらない納谷は、リングサイドのパイプイスを蹴り飛ばすと、「ふざけんな。なんだよ、これ! こんな団体辞めてやる! これがやりたいプロレスかよ! ふざけんなよ!」とわめき散らして控え室へと消えていった。

 落ち着きを取り戻したところで、改めて納谷はコメントを発表したが、「こんな形の試合、僕は望んでないし、こんな形の試合をやりたかったわけじゃないんで。ふざけんじゃねえと。それは全部に対して。団体に対してもふざけんじゃねえって」と憮然とした表情でまくし立てた。

 団体批判とも取れる発言まで飛び出したが、師匠である初代タイガーは「よくわからないです」と困惑しながらも、「あれだけの気合いが入るだけ立派。気合いが入って大いに結構。怒ることは次に繋がるから結構。非常にいいことだと思います」と一定の理解を示した。

【試合後の納谷】
▼納谷「こんな形の試合、僕は望んでないし、こんな形の試合をやりたかったわけじゃないんで。ふざけんじゃねえと。それは全部に対して。団体に対してもふざけんじゃねえって。こんなことをやりたかったわけじゃないんで。それだけです。相手だけじゃないですよ」

――「こんな団体辞めてやる」という発言があったが?

▼納谷「その言葉の通りです」