『STARTING OVER 2019』東京・後楽園ホール(2019年12月3日)
○ドラゴン・ベインvsイホ・デ・カニスルプス×

 新顔ルチャ戦士のベインとカニスルプスがE難度連発の大空中戦で火花。メキシコ直輸入の熱戦を繰り広げ、来日初戦にして聖地・後楽園を沸騰させた。

 新顔の2人はメキシコの団体・IWRGで活躍。ちょうど今日、20歳の誕生日を迎えたベインは大叔父、父、兄もルチャドールというルチャ一族に生まれ、現在はIWRGアイレ王座を保持している。対するカニスルプスは「カニス・ルプス」を父に持つ二世ルチャドールで、IWRGインターコンチネンタル王者だ。今宵が来日初戦となったが、ともにベルトを腰に巻いて聖地・後楽園ホールに登場。客席から飛んだ「メヒコ」コールに応えようと、2人はハイレベルな空中戦を繰り広げた。

 序盤こそ慣れないリングに戸惑いも見られたが、徐々に戦いはスピードアップ。ベインはセカンドロープを踏み台にしてトップロープに飛び上がり、そこからケブラーダやトルニージョなど難度Eレベルの空中殺法を披露する。負けじとカニスルプスもトペコンヒーロを2度敢行。場外ダイブだけでなく、リング上でもスピーディな攻防を展開し、何度も場内を沸騰させ、観客の目を釘付けにした。

 猛攻を耐え抜いたベインが、コーナー最上段のカニスルプスにトップロープから飛びついて雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。最後はツイスター・ベイン(シューティングスタープレス)で熱戦に終止符を打ったが、場内は大歓声と「メヒコ」コールに包まれる。大きなインパクトを残したベインとカニスルプスは抱擁を交わし、2人揃って客席に頭を下げて、観客に感謝の意を表した。

 来日初戦でその実力を知らしめたベインとカニスルプス。今後、ノアマットに順応すれば、ジュニア戦線で面白い存在になりそうだ。