『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』(2020年6月22日)
「NEW JAPAN CUP 2020」1回戦 ○SHOvs鷹木信悟×

 SHOが真っ向勝負で鷹木超え。NEW JAPAN CUP2回戦進出を決め、涙を流して喜びを爆発させたSHOは「この1勝は俺の一生の誇り」と胸を張った。

 SHOにとって鷹木は高い壁だった。鷹木の新日本初登場となった2018年10月の両国大会で白星を献上。昨年のスーパージュニア開幕戦でも激闘の末に敗北した。その後、鷹木はヘビー級に転向し、NEVER王座を獲得。大きく差をつけられてしまったSHOだったが、無差別級のNEVER王座狙いを口にし、雪辱のチャンスを待っていた。そんな時、新型コロナウイルス問題を受けて、NEW JAPAN CUPの出場メンバーが一部変更となり、ジュニア選手もエントリーすることに。1回戦でSHOと鷹木の対戦が決定。SHOはこれまでの思いを全て怨敵にぶつけた。

 ゴングと同時にSHOはあいさつ代わりにラリアットを2連射。鷹木も真っ向勝負で呼応したが、SHOはラリアットで黙らせると、腕ひしぎ逆十字固めから右腕攻めに打って出る。鷹木も場外DDTを皮切りに首攻めを展開し、SHOは一転して守勢を強いられたが、その目はギラつくばかり。真っ向勝負を継続し、ショルダーアームブリーカーを3連続でお見舞い。左腕ラリアットで浴びせ倒されても、下から腕ひしぎ逆十字で絡みついた。

 その後も正面衝突が続き、ラリアットは連続して相打ちに。鷹木が高速バックドロップで引っこ抜けば、SHOはロコモーションジャーマンで譲らず。鷹木が左腕ラリアットを振り抜けば、SHOはジャンピングニーでお返しする。右腕を気にする場面が目立った鷹木だったが、先にアクセルを踏み、十字方向に走って不意を突くと、パンピングボンバー、スライディング式パンピングボンバー、熨斗紙と猛攻を浴びせた。

 雪崩式ブレーンバスターはSHOが頭突きで阻止。パワーブリーカー(パワーボム式剣山バックブリーカー)で流れを変える。こん身のラリアットを浴びせても鷹木はカウント1で肩を上げたが、SHOはぶっこ抜きジャーマンで追撃し、ショックアローの体勢に。

 これを鷹木はリバース。ラリアットが交錯しても不敵な表情で「もっと遊ぼうぜ」と絶叫し、エルボー合戦になだれ込んだ。SHOはエルボー10連打で前進したものの、鷹木はナックルパート、ノーモーション頭突き、MADE IN JAPANの波状攻撃で鎮圧。痛む右腕でパンピングボンバーを振り抜くと、勝利を確信して、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンへ。

 もはやこれまでと思われたが、SHOは最後まで勝負を捨てず、アームロックに切り返して脱出。表情を歪めてロープを目指す鷹木を、腕を絡め取ったまま横に回転させ、流れるようにクロスアーム式パイルドライバーでマットに突き刺した。そして、ショックアローがさく裂。NEVER王者から完璧な3カウントを奪い取った。

 因縁の鷹木を下し、感極まったSHOは思わず涙。バックステージでも「正直、今日のこの一戦はいろいろな思いがあった。そして、こうして勝つことができた。NEW JAPAN CUPエントリーも棚ぼただったかもしれねぇよ。鷹木とこうしてシングルまでこぎつけたのも棚ぼただったかもしれねぇ。でも! この1勝、鷹木さんからの…鷹木さん、あなたからの勝利は棚ぼたとは言わせねぇぞ!」と気持ちを爆発させた。

 ジュニアヘビー級として1回戦を突破したことはもちろん、因縁の鷹木を破ったことに大きな意味がある。当然、NEVER王者からの直接勝利でベルト挑戦の可能性も高まるはずだ。「俺には喜んでる暇はねぇんだ。まだ1回戦だ」と気を引き締めたSHOだったが、「鷹木さん。あなたともまだ1勝1敗です」と鷹木に呼びかけると、「あなたとのシングルのこの1勝は、俺の一生の誇りです」と胸を張った。7・1TVマッチで行われる2回戦の相手はSANADA。狙うはロス・インゴ軍からのシングル連勝だ。

【SHOの話】「正直、今日のこの一戦はいろいろな思いがあった。そして、こうして勝つことができた。NEW JAPAN CUPエントリーも棚ぼただったかもしれねぇよ。鷹木とこうしてシングルまでこぎつけたのも棚ぼただったかもしれねぇ。でも! この1勝、鷹木さんからの…鷹木さん、あなたからの勝利は棚ぼたとは言わせねぇぞ! でも、俺には喜んでる暇はねぇんだ。まだ1回戦だ。それと、鷹木さん。あなたともまだ1勝1敗です。喜んでる暇はない、俺には。喜んでる暇はないんだ。でも! 鷹木さん、あなたとのシングルのこの1勝は、俺の一生の誇りです」

【鷹木の話】「あぁ、チクショウ! やりやがったな、あの野郎! やりやがったな、SHO! クッソー…。この負けで、全てパーだよ! 俺が思い描いてた構想も全てパーだ。チクショウ! SHOごときが、よくも…。ただじゃ済まねぇからな!」