『THE GATE OF VICTORY 2020』東京・後楽園ホール(2020年10月7日)
○Ben-K&YAMATO&Kzy&箕浦康太vsEita&B×Bハルク&KAI&石田凱士×

 R・E・D入りが噂されていた奥田のスパイ作戦が奏功し、ブレイブゲート王者・石田からBen-Kが3カウントを奪取。まんまとR・E・Dを手玉に取った奥田は「お前の持っているそのブレイブのベルト、俺が獲ったるから、覚悟しとけ」と石田に宣戦布告した。

 試合前、DRAGONGATE世代には不穏な空気が漂っていた。ブレイブ王者の石田からR・E・Dに勧誘された奥田は、そのファイトスタイルが徐々に凶悪化。相手どころかDRAGONGATE世代の仲間にも手を出し、他のメンバーとの間に大きな亀裂が入った。特にBen-Kとの関係は悪化。時を同じくして、R・E・Dの新メンバーとして黄色覆面男が登場し、正体は奥田ではないかと噂される状況に。石田は今大会でその正体を明かすことを示唆していた。

 そんな状況でメインに組まれたのはDRAGONGATE世代のYAMATO&Kzy&Ben-K&箕浦とR・E・DのEita&ハルク&石田&KAIの8人タッグ戦。11・3大阪大会でドリームゲート戦を控える王者・Eitaと挑戦者・Kzy、そして一騎打ちを控えるKAIとYAMATOが序盤から激しくやり合う。その最中でも謎の黄色覆面は両手にボクシンググローブをつけた状態でR・E・Dのセコンドに付き、場外からことあるごとに介入。一方、DRAGONGATE世代のセコンドに奥田の姿はなく、極悪集団の一方的なペースが続いた。

 守勢が目立ったDRAGONGATE世代だったが、大技の連鎖でリング上が大混戦となると、Ben-Kがぶちかまし式ショルダータックルでハルクを場外に排除し、石田に襲いかかってチャンスを掴む。しかし、KAZMAがレフェリーの目を盗んでボックス攻撃で介入すると、他のR・E・Dメンバーが相手チームを分断。ここぞとばかりに黄色覆面がリングに乱入した。

 マスクを脱ぎ捨てると、そこから現れたのは予想通り奥田。誰もが奥田の暴走を予感したその時だった。奥田はBen-Kではなく、石田にハイキックを一閃。不意を突かれて崩れ落ちた石田をBen-Kが押さえ込み、これで試合終了となった。

 R・E・Dにスパイとして潜入し、DRAGONGATE世代を裏切ると見せかけて石田を襲撃。してやったりの奥田はBen-Kと握手を交わして結束をアピールすると、Kzyとも抱き合う。一方、R・E・Dはまさかの展開に茫然自失で、何の言葉も出てこない。

 マイクを持った奥田は「おい、石田。俺がR・E・Dなんかに入るわけねえやろ」と勝ち誇ると、「俺は曲がったことが大嫌いなんじゃ! こんなマスク被っとったけどな、わざわざ。お前に大恥をかかすためじゃ。お前よ、人相も悪いし、言葉づかいも悪いし、お前はチャンピオンにふさわしくねえんじゃ」と石田を斬り捨て、「お前の持っているそのブレイブのベルト、俺が獲ったるから、覚悟しとけ」とブレイブ獲りを表明した。Kzyは「どうやら、どうやらR・E・Dの皆様方、一泡吹かされたみたいですねぇ」とニヤリ。R・E・Dはそのまま退散するしかなかった。

 ここ数ヵ月続いた奥田の不穏な行動も全て作戦。R・E・Dのメンバーを手玉に取ったことで、DRAGONGATE世代は大きく勢いづいた。パンチ富永がチーム・ボクに移籍したが、戦力に影響はほとんどない。中心的立場のKzyは「パンチ富永君がDRAGONGATE世代を抜けました。でも、奥田君がしっかりいてくれます。僕らは知っている。君は真っ直ぐで真面目な人だって。みんなに言ってやろうぜ。顔で判断するんじゃねぇって。これからベルトを狙っていくんで。ブレイブ、俺らもサポートしていこう」と奥田を激励すると、「俺もドリームゲートを巻いて、みんなにいい背中を見せれるように、あのベルトを獲って、今度こそ夢の扉を開いて、皆さんに俺の決意を見せたいと思っていますんで、どうか応援よろしくお願いします」と意気込んだ。

 締めを任されたのは若きツインゲート王者・箕浦。11・3大阪大会で防衛戦が控えているが、「次、後楽園に帰ってくる時はDRAGONGATE世代、ジェイソンとツインゲート防衛して、そしてブレイブゲート獲って、ドリームゲートを巻いて、ここ後楽園にまた11月に帰ってきたいと思いますんで、その時も熱い声援よろしくお願いします」と堂々とアピールし、後楽園大会を見事に締めくくった。

 奥田はバックステージでBen-Kとともに「ど派手にかまそうぜ!」と雄叫び。奥田のスパイ工作で完全に流れに乗ったDRAGONGATE世代は一気に大攻勢に転じる構えだ。

【試合後のBen-K&奥田】
▼奥田「リング上でも言った通り、俺は曲がったことが大嫌いなんじゃ。兄弟、知っとるやろ?」

▼Ben-K「あいつらに恥かかせてやったな」

▼奥田「ただ単に、俺はあいつに、石田に恥かかせたかっただけや。そんで、見た目も悪ければ、言動も悪いし。そんなヤツがブレイブのチャンピオンにふさわしくねえだろ? それだったら、俺があいつのブレイブのベルトをしっかり獲ってやるからよ、兄弟」

▼Ben-K「俺も。お互いにベンスケでど派手に」

▼奥田「かまそうぜ! よろしく。獲ってやるからよ、覚悟しとけ」