11・3大田区大会へ向けた直前会見が26日、東京・渋谷のAbema Towers 10階セミナールームAで行われ、大会出場主要選手が出席。メインイベントのKO-D無差別級王座戦へ向けて王者・遠藤哲哉が「大田区で俺に負けて、潔く引退してもらうのもあり」と通告すれば、挑戦者・佐々木大輔は「いろんなレスラーが軽々しく口にする引退という言葉。引退したり、復帰したり。私はそういう人間とは違った重みのある言葉で引退というものをここで言っておきたい」と受け入れる可能性を示唆したうえで覚悟を示した。

 DDTにとって2020年最後のビッグマッチとなる大田区大会が8日後に迫った。この日は大会出場選手が出席しての直前会見が行われ、各々が決戦へ向けた意気込みを語った。

 メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。王者・遠藤の指名を受けて佐々木が挑戦する。当初はDAMNATION同門対決だったが、遠藤が佐々木をDAMNATIONから追放したことで遺恨が発生。前日の10・25後楽園大会における公開調印式では乱闘を繰り広げたばかりだ。この日も両者は会見後、乱闘を展開。佐々木がKO-Dベルトで殴りつければ、遠藤はローブローで報復。調印式を再現するように再び佐々木のスーツを引き裂き、「てめぇ、ぶっ殺してやる!」と怒声を上げるなど遺恨を深めた。

 3度目の防衛戦となる第75代王者・遠藤はこの大一番に勝利し、これまでDAMNATIONとしてともに活動してきた佐々木からの完全脱却を図るつもり。「このベルトっていうのは佐々木大輔が塗ったメッキではなく、俺自身が自分の力で獲った遠藤哲哉の証明」と強調し、「俺が負けてこのベルトを落として、メッキがはがれるのではなく、俺が勝ったうえで、俺に塗られた佐々木大輔というメッキを自分の力ではがします」と言い切った。

 前日の調印式の席上では佐々木のことを「B級レスラー」呼ばわりしていたが、その思いは変わらず。「これがプロレスラーだって思われると、プロレス界全体にマイナス影響があるので、大田区で俺に負けて、潔く引退してもらうのもありなのかなと思っております」と引導を渡す構えだ。そして、自身にとっても大田区決戦は分岐点になると考えており、「11・3大田区でこのベルトを防衛したうえで、どんな遠藤哲哉が生まれ、どんな遠藤哲哉が育つか、それは11・3以降のお楽しみということで」と話した。

 対する佐々木は昨年4月、第70代王者から陥落して以来、1年7ヵ月ぶり4度目のKO-D獲りを狙う。しかも前回はニューヨークの地で竹下幸之介から奪取した直後、いつでもどこでも挑戦権を行使した遠藤に敗れ、即座にベルトを失っている。そして今回、DAMNATIONから追放されて煮え湯を飲まされ、「私は裏切られたことに関しては一切、許す気もない」と遠藤に対して怒りしかない。その感情が佐々木を突き動かしており、「私が塗ってやったメッキで作り上げた遠藤哲哉、ちょっと勘違いして今いい気になってる。こいつのメッキを全部はがして、最後のメッキであるKO-Dのベルトを奪い取って、こいつを終わらせる。もうそのことで頭がいっぱい」と制裁を描いた。

 「負けたらやっぱりそれなりの覚悟をもって、この試合に臨むつもりで。もちろん負けることなんて考えてはいないけど、それぐらい、この一戦に私はかけています」と言い切った佐々木。遠藤の発言を受け入れるかのように「いろんなレスラーが軽々しく口にする引退という言葉。引退したり、復帰したり。私はそういう人間とは違った重みのある言葉で引退というものをここで言っておきたい」と“負けたら引退"をほのめかした。

 セミファイナルはスペシャルシングルマッチ。竹下幸之介と秋山準のシングル初対決がついに実現する。竹下は最後の前哨戦となった10・25後楽園大会で新技・ダブルレッグスープレックスを秋山の眼前で公開するなど「絶好調」を自負して大田区決戦を迎える。秋山との初シングルに勝利することで「竹下幸之介が秋山準に勝つということは、プロレス界のバランスが大きく動くことだと思います。本当の意味で、20代の僕たちがプロレス界を引っ張っていくきっかけに、この試合をしたい」と新時代を完全確立させる第一歩とするつもり。だからこそ、「前哨戦では確かに秋山選手から学ぶことが多かったです。でも次のシングルマッチは勝たないと意味がない」と必勝を誓い、「若い芽は摘ませません。竹下幸之介が秋山準に勝つ姿を皆さんの目に焼きつけたいと思います」と言い切ってみせた。

 対する秋山は今年5月からDDTにレギュラー参戦し、7月に全日本からレンタル移籍。竹下とは6・27TVマッチを皮切りに、この4ヵ月間にわたって何度も戦ってきた。「身を削るような戦い」を覚悟してはいるが、「そういう戦いを今まで僕もずっとやってきたんで、それも自信ありますし、DDTのファンの皆さんに最高のプロレスを見せるためにも、まだまだ僕も散るわけにいかない」と健在を証明するつもり。「しっかり勝って、その日一番だったと思われるような試合にしたい」と大会ベストバウトも見据えた。

 「DDTに来た理由の一つは彼と試合するというのもある」という秋山にとって、竹下との一騎打ちは自身の今現在の力を再確認するとともに、若い選手の台頭を促す意味合いがある。竹下の発言を受けて、「別に摘む気なんかまったくない。逆に若い芽を育てようと思ってここに来てるんで。その育て方がもしかしたら一瞬、摘むかもしれないけど、それ以上に大きくなってもらうため」と強調した秋山は、「僕なりのこれからどんどん伸びていくであろう栄養を与えたい」と高い壁となって立ちはだかる構えをみせた。

 EXTREME級王者・青木真也は高木三四郎との6度目の防衛戦を控えながら、10・25後楽園大会で突如、王座返上を表明。この日の会見で行われた調印式でも「そもそもこの調印書をする前に発表してるっておかしくないですか? 前から思っていて、順序おかしいような気がするんですよね」と疑問を口にし、「やっぱ婚姻届、離婚届、調印書、サインしたら終わりですよ。ちょっと今回はやめときます」とサインを拒否し、一方的に立ち去ってしまった。これには高木も困惑するしかなかったが、「これが青木真也の駆け引きなんじゃないかなと僕は思ってるんで。僕は惑わされないですよ」と解釈したうえで、「必ずサインしてもらいます。僕は待ちます」との意向を示した。

 また、この日、吉村直巳が「頸椎及び腰椎の椎間板ヘルニア」により、11・3大田区大会に出場後、欠場することが発表された。前日の10・25後楽園大会で上野勇希と保持していたKO-Dタッグ王座から陥落したことで、「ここでいったんしっかり休みを取って体調もコンディションも万全にしたい」と決意。「自分がいつまで休むとかまだ全然決まってないんで、ノーチラスの方もいったんここでひと区切りしようかなと考えております」と表明したが、パートナーの上野は「ノーチラスまだまだいけると思ったので、僕はノーチラスの休止は反対してます。それは話し合って決めたい」と吉村の復帰を待つ構えをみせた。


☆11/3(火・祝)東京・大田区総合体育館『Ultimate Party 2020』13:00開場、14:30開始

◇第1アンダーマッチ◇
岡谷英樹
(1/15)
中村圭吾\n
◇第2アンダーマッチ◇
納谷幸男
渡瀬瑞基
(1/15)
星誕期
大和ヒロシ

◇第1試合◇
▼MAO復帰戦
勝俣瞬馬
(1/30)
MAO

◇第2試合◇
彰人
(1/30)
男色ディーノ

◇第3試合◇
▼4WAY6人タッグマッチ(1/30)
アントーニオ本多
大石真翔
スーパー・ササダンゴ・マシン
vs
島谷常寛
エル・リンダマン
マッド・ポーリー
vs
平田一喜
吉村直巳
大鷲透
vs
赤井沙希
坂口征夫
樋口和貞

◇第4試合◇
▼ヤネカベ presents DDT EXTREME級選手権試合〜ウェポンランブル
[挑戦者]
高木三四郎
(1/60)
青木真也
[第48代王者]
※青木6度目の防衛戦

◇第5試合◇
▼スペシャルタッグマッチ〜ハラシマルフジvsシーマソーマ!
高尾蒼馬
CIMA
(1/30)
丸藤正道
HARASHIMA

◇第6試合◇
▼DDT UNIVERSAL選手権試合
[挑戦者]
上野勇希
(1/60)
クリス・ブルックス
[第3代王者]
※ブルックス3度目の防衛戦

◇第7試合◇
▼スペシャルシングルマッチ
竹下幸之介
(1/60)
秋山準

◇第8試合◇
▼BLACK OUT presents KO-D無差別級選手権試合
[挑戦者]
佐々木大輔
(1/60)
遠藤哲哉
[第75代王者]
※遠藤3度目の防衛戦
※勝者にはエナジードリンク「BLACK OUT」販売元の株式会社キャスティングドットジェイピー様から賞金200万円と「BLACK OUT」1年分が贈呈


【会見の模様】
▼吉村「腰椎と頸椎のヘルニアが結構、昔から持っていたものではあるんですけど、最近悪化してきて、誰にも言わず、だましだましやっていたんですけど、昨日のタイトルマッチで負けたことで、自分の中で、ここでいったんしっかり休みを取って体調もコンディションも万全にしたいなという気持ちから欠場を決意しました。自分がいつまで休むとかまだ全然決まってないんで、ノーチラスの方もいったんここでひと区切りしようかなと考えております」

▼上野「吉村君が首とか体がコンディション的にも凄く元気な状態じゃないというのは、タイトルを持ってるノーチラス、ずっと防衛してきた中で聞いていたので、欠場するのはタイミングとして、ベルトも1月からもって昨日で落としてしまったタイミングで、それはしょうがないというか、それはした方がいいことだと思うんですけど。相談自体を受けたのは昨日から話を聞いたような感じなんですけど、ノーチラスひと区切り、休止になるという形は僕は吉村君の欠場を全然待てると思ってますし、お互い話せる時間もそんなになかったので、まだその希望を聞いただけの段階なんですけど、やっぱり昨日のタッグタイトル、6人タッグっていう試合をした中で、ノーチラスまだまだいけると思ったので、僕はノーチラスの休止は反対してます。それは話し合って決めたいと思ってます」


※EXTREME級王座戦の調印式が行われ、まず挑戦者・高木がサイン

▼青木「(ペンを手にしたが)やっぱりこれできないです。やっぱりやめます」

▼今林久弥プロデューサー「昨日も言いましたけど、すでに発表されてますので、調印書にサインしていただかないとということなんですが…」

▼青木「発表してることと、試合が成立してることは別の話だと思うんで。そもそもこの調印式をする前に発表してるっておかしくないですか? 前から思っていて、順序おかしいような気がするんですよね」

▼今林プロデューサー「そもそも青木選手が高木選手を指名して、やろうということになって組まれた試合ですので…」

▼青木「口頭契約的なことですか?」

▼今林プロデューサー「いや、口頭契約というかですね…」

▼青木「それは成り立つ、成り立たないという論争が始まるわけですか? これから」

▼今林プロデューサー「だからこそ、ここでちゃんと調印書にサインしていただければ成り立つと…」

▼青木「やっぱ婚姻届、離婚届、調印書、サインしたら終わりですよ。ちょっと今回はやめときます」

▼今林プロデューサー「サインお願いします」

▼青木「サインしたら終わりです」

▼今林プロデューサー「サインしてください」

▼青木「11月3日ですよね。ちょっと今回はやめときます」

▼今林プロデューサー「発表してすでにチケットも売ってますし、いろいろ進んでますので…」

▼青木「また考えます。今日はとりあえずやめときます」

▼今林プロデューサー「マスコミの皆さんも来ていただいてるので…」

▼青木「今日はとりあえず…また考えます。おかしいのは重々、承知してますけど、そもそも試合を発表した時点で、これが成り立ってないのがおかしいので。そっちを責めてください。帰ります」

※青木は一方的に去る

▼高木「絶対やるから! 絶対やるよ。やるからね。試合するから。試合やるよ!」

▼今林プロデューサー「今のところ挑戦者の高木選手のサインのみが入った状態になっています。何とか当日まで青木選手にサインしていただくように交渉してみたいと思っております」

▼高木「ちゃんと交渉してくださいよ。自分も頑張りますけど」

▼今林プロデューサー「はい。ちょっとホントに急に昨日こんなこと言い出して、私どもも困惑してる状態なんですけど…」

▼高木「だけど、これが青木真也の駆け引きなんじゃないかなと僕は思ってるんで。僕は惑わされないですよ。僕は惑わされません。でも今日でその確信がちょっと揺らいでます」

▼今林プロデューサー「揺らいだら困りますね。やるんですよね?」

▼高木「今日で50%ぐらい。でも僕はやりたいんです」

▼今林プロデューサー「DDTとしても絶対に実現するように交渉していきたいと思います」

▼高木「これを見てる視聴者の皆さん、大田区に来てもらう皆さんに対しても、青木真也vs高木三四郎のEXTREME戦は必ずやりますので。サインはしてもらいます。僕は待ちますよ。待ちます。何なら大田区終わってからも待ちます」

▼今林プロデューサー「終わったら意味がないんで。必ず大田区までにサインをしてもらいたいと思っています」

――このままいくと戦わずして勝つ可能性も出てきたが?

▼高木「そうですね。今のままだと青木真也、試合放棄ですか。それはさせないんでね。先ほども言った通り、これは本当に駆け引きかなと思ってるんで。そこにね、惑わされないように、信念をもってこの試合をやりたいと思ってます。必ずサインさせますので、必ずサインしてもらいます。僕は待ちます。待ってるんで」

――青木選手の心変わりの原因はどこにあると思う?

▼高木「恋心と同じですかね。もとは青木真也選手から僕に挑戦してほしいということで決まったことだと思うんですけど、微妙な恋心かなと思ってます。非常にデリケートな部分だと思うんで、僕は待ちますよ。青木選手の心が変わる瞬間を。(調印書を読み上げてから)ひょっとしたらルールかもしれませんし、わからないですね。心変わりした理由が僕も知りたいです。でも必ず青木選手と試合をしますので」

▼CIMAのコメント「いやぁ、CIMA-BIMA対決を終えて、あとは大田区や。ハラシマルフジ、シーマソーマを侮るなよ。俺たちが必ずお前らを取って、DDTにシーマソーマここにあり、そしてシーマソーマというものを確立するためのお前ら踏み台になってもらうからな。覚悟しとけ」

▼高尾「このタッグマッチが大田区で決まったんですけど、さいたまスーパーアリーナという大きな場所で決まったこのカードが一度は流れてしまったんですけど、またこのカードが決まったことは凄くうれしいです。しかも自分の大田区でできるし、凱旋できるんで、地元の人たちがみんな来てくれると思うんで、シーマソーマというものを地元で見せられるんで、CIMAさんが言ったように、この二人に踏み台になってもらって、シーマソーマというものをどんどん世に広めていきたいと思います。(丸藤からの視線を感じて)何で見てんですか?」

▼丸藤「見てねぇよ。あっち見てんだよ」

▼高尾「ブラインドそんな気になる? ずっと見てたらいいじゃないですか」

▼丸藤「プロレスリング・ノア、そしてDISASTER BOXの丸藤正道です。何でCIMA選手、今日来ないんだよ。何で来ないんだ?って聞いてんだよ」

▼高尾「俺に聞いてたんですか。知らないです」

▼丸藤「何で知らねぇんだよ」

▼高尾「あとでLINEで聞いておきます」

▼丸藤「今聞けよ今。何で来ねぇんだよ。あれか、交通事故あっちゃったからか?」

▼高尾「触れちゃダメだろ。元気だよ元気」

▼丸藤「CIMA選手もコンディションは大丈夫なのかな?」

▼高尾「あとでLINEしておきます」

▼丸藤「またLINEかよ。大丈夫らしいんで非常に楽しみにしておりますが、先ほどのコメントをしてる際のTシャツが僕の大好きなCIMA選手のTシャツじゃないのがどうしても気になってしまって、それもあとで聞いておいてくれるか? 俺はあのTシャツが好きだったんだよ。あのTシャツがほしくてこの勝負に勝とうと思ってんだよ。こっち勝ったらあのTシャツ、俺たちにプレゼントさせろ。その代わり俺たちが負けたら俺のパートナー・HARASHIMA、リングネームをHARACIMAに変える。わかったか」

▼HARASHIMA「丸藤さん、勝手に変なこと言わないでくださいよ。でも僕たちは負けることないんで。やっとこの試合ができるというのが、僕は非常にうれしくて今からワクワクしてます。プロレス界の天才といわれた丸藤選手、CIMA選手、そして大田区出身・高尾とね、そうそうたるメンバーで僕はそんな中でも一番目立ってガッチリ勝ちたいと思います!」

――丸藤選手はイリミネーション戦で高尾選手にオーバー・ザ・トップロープとはいえ黒星をつけられたが、心の中に引っ掛かりとして残っている?

▼丸藤「まさかあんなところで敗北するとは思わなかったんで、彼に対しての気持ちというのはあれぐらいしかないです。よかった。いいきっかけを作ってくれて。なぁ? お前の地元の大田区か。大田区のどこだ出身は?」

▼高尾「何で言わなきゃいけないの?」

▼丸藤「じゃあ、あとでウィキペディアで調べるよ」

▼高尾「書いてないぞ」

▼丸藤「載ってねぇのか、お前。ウィキペディアに載れるようなレスラーになれコノヤロー。どうでもいいや」

▼高尾「自分で聞いたんだろ」

▼丸藤「あ、そうか。久々にDDTさんに参戦させてもらった中で、早々にあのように消されてしまったので、僕としては非常に屈辱的でしたし、僕を見に来てくれた人たちに非常に申し訳なかったので、あの時のお返しを倍どころか、3倍どころか、(HARASHIMAに向かって小声で)何倍にします? 千倍返しだ」

――昨日のシーマソーマ対決の感想は?

▼丸藤「大田区で組むということで、お互いを確かめ合うような部分もありつつ、しっかり激しい攻防があり、結果的にCIMA選手が勝ったということですが、二人の絆は確かに強くなったと思います。しかし残念ながら試合みてないです。以上です」

▼HARASHIMA「僕は会場の方でしっかりみさせてもらいました。みた感じCIMA選手の圧勝だったなと思いましたね」

――マークするのはCIMA選手になりそう?

▼HARASHIMA「でも、やっぱり高尾選手も強いところあるの知ってるので、二人に気をつけながら戦いたいと思います」

――昨日のシーマソーマ対決を踏まえて、CIMA選手への思いは?

▼高尾「質問、何でしたっけ?」

――CIMA選手への思いは?

▼高尾「もう一回いいですか? 聞いてなかったです」

――地元・大田区への思いは?

▼高尾「話変わってるよ。CIMAさんと昨日、シングルマッチをして…(HARASHIMA&丸藤に向かって)うるさいな横で。ゴチャゴチャうるさいな、さっきから。忘れちゃったじゃん、言いたいこと。以上です」


▼上野「このUNIVERSALが決まったのは吉村君が負けてしまって、この無礼なクリスに仕返しをしたかったという部分もありつつも、ノーチラスvsクリス&ドリューとやって、クリスは俺たちは正規タッグでも何でもないからと言い訳してましたけど、前回シングルしたD王GPを終えて、ノーチラスvsクリス&ドリューという試合をした感想としてはクリスに勝てるんじゃないかなと思ってます。大田区でこのシングルのベルトを獲って。タッグ、6人タッグは獲れなかったですけど、このシングルのベルトは獲りたいと思います」

▼ブルックス「最初にまず無礼なという発言がありましたが、そこは考え直していただきたい。そこらへんの印象も変えていきたいと思います。プレゼントがあります。昨日タッグベルトを失われたことに対するお悔やみのお花を持ってきたんだけど、さっき話を聞いていると、どうやらノーチラスというチームそのものが終わったみたいなので、ちょうどタイミングもいいので、お悔やみ申し上げます。謹んでお受け取り下さい」

※ブルックスが花束を無理やり渡すと、上野はそれを手にしてブルックスに投げつける

――上野選手は昨日もバックステージで襲われたが、怒りの感情はどのぐらいまで高まっている?

▼上野「まぁ、腹は立ちますけど、怒ってるかというと別にそんなことなくて。腹は立ちますよ。別にクリスがする程度のことは腹が立つぐらいです。怒ってはいないです」

――上野に対して他の選手と違う気持ちがある?

▼ブルックス「確かに最初来日したとき上野は友達、特別な存在ではあったけど、どうやら彼にとって友情はそれほど大切ではないみたいだ。昨日は友情があるので、僕は友達として様子を見に行ったら、彼の方が楯突いてきた。僕は友達らしい行動をしたのに、彼の方が薄情なんじゃないか。来日当初にあった友情は感じていない」


▼竹下「DDTプロレス、ALL OUTの竹下です。プロレスラー・竹下幸之介として秋山選手に勝ちたいという気持ちはもちろん。この試合をどういうふうにみられるかは人それぞれだと思います。プロレスファンの人もそうだし、マスコミの人もプロレスラーもそれぞれ見方があると思います。メジャーvsインディー、世代対決、単純に竹下幸之介と秋山準どっちが強いのか。様々な見方があると思います。どれであろうと僕は竹下幸之介が秋山準に勝つということは、プロレス界のバランスが大きく動くことだと思います。本当の意味で、20代の僕たちがプロレス界を引っ張っていくきっかけに、この試合をしたいと思ってます。若い芽は摘ませません。竹下幸之介が秋山準に勝つ姿を皆さんの目に焼きつけたいと思います」

▼秋山「(テーブル上に散らばった花びらを見て)今、ちょっときれいな花が…花は大切にしましょう。竹下選手とは別に遺恨だ何だ全くないですけど、今まで僕がDDTに来てからいろいろやり合ってきたのもあるんで、リング上は身を削るような戦いになるとは思います。そういう戦いを今まで僕もずっとやってきたんで、それも自信ありますし、DDTのファンの皆さんに最高のプロレスを見せるためにも、まだまだ僕も散るわけにいかないんで、しっかり勝って、その日一番だったと思われるような試合にしたいと思っています。頑張ります」

――竹下選手が調子を上げているが意欲は感じる?

▼秋山「感じますよ。それは一番感じますよ。僕がDDTに来た理由の一つは彼と試合するというのもあるんで、彼はさっき若い芽を摘まさせないって言いましたけど、僕は別に摘む気なんかまったくない。逆に若い芽を育てようと思ってここに来てるんで。その育て方がもしかしたら一瞬、摘むかもしれないけど、それ以上に大きくなってもらうためにということだと思うんで。決してこれは別に竹下選手だけじゃないですけど、他の選手にも僕は戦い方は摘んでるように思うかもしれませんが、若い芽を摘むことなんて全く考えてないし、彼が新しい技いろいろ考えてきてるのもわかるし。そのうえで僕なりのこれからどんどん伸びていくであろう栄養を与えたいと思います。僕なりのね」

――自分の成長、変化への手応えは?

▼竹下「その自分が成長している部分というのは秋山選手との戦いの中では正直わからない。でも確実に毎試合学んでるものがありますし、その学んだものを自分なりにかみ砕いて身につけている自負はあります。その身につけたものは、今まで通りDDTの選手と戦った時に試してますので。毎回それを試すのが僕自身楽しみですし、非常に成長しているなと自分自身も感じています」

――秋山選手は「身を削るような戦い」と言っていたが、どんな試合になると思う?

▼竹下「僕は今回の秋山選手とのシングルマッチの自分の中のテーマは、今までいろんなマッチアップがありましたけど、メジャーvsインディーというのを僕なりにぶつけてみようかなと思ってます。前哨戦では確かに秋山選手から学ぶことが多かったです。でも次のシングルマッチは勝たないと意味がない」


▼佐々木「もう昨日、調印式やったし、コメント出したし、やる必要あるんですか? 改めて? 昨日、背後から襲われてちょっと暴れたけど、今日はいたって冷静なコメントを出します。何度も言ってますが、私は裏切られたことに関しては一切、許す気もない。その怒りのエネルギーが今、物凄いことになっていて。そして遠藤哲哉、私が塗ってやったメッキで作り上げた遠藤哲哉、ちょっと勘違いして今いい気になってる。こいつのメッキを全部はがして、最後のメッキであるKO-Dのベルトを奪い取って、こいつを終わらせる。もうそのことで頭がいっぱいで。だけど、佐々木大輔個人の話として15年プロレスやってきて、今一番この怒りでコンディションがいい。頭も体も冴えまくっていて、この一戦のことしか考えてなくて。この試合、勝つか負けるかわからない試合かもしれないけど、負けたらやっぱりそれなりの覚悟をもって、この試合に臨むつもりで。もちろん負けることなんて考えてはいないけど、それぐらい、この一戦に私はかけています」

▼遠藤「第75代KO-D無差別級王者・遠藤哲哉です。昨日もリング上で言いたいことはほとんど言ったんですけど、改めて一つ。KO-D無差別級、このベルトっていうのは佐々木大輔が塗ったメッキではなく、俺自身が自分の力で獲った遠藤哲哉の証明なんで、俺が負けてこのベルトを落として、メッキがはがれるのではなく、俺が勝ったうえで、自分の力で佐々木大輔というメッキを、俺に塗られた佐々木大輔というメッキを自分の力ではがします。それと対戦相手に対して。こういう場でふさわしくない格好。もういい大人なのでシャツのボタンぐらい閉められるようになってもらいたいですね。これがプロレスラーだって思われると、プロレス界全体にマイナス影響があるので、大田区で俺に負けて、潔く引退してもらうのもありなのかなと思っております」

▼佐々木「オイ、やっぱり今すぐやるぞ!」

※佐々木が立ち上がって臨戦態勢をとったが制止される

――服装のことも言われたが、意外なところを突かれた?

▼佐々木「服装に関しては、これは私の一張羅でして、こいつに大事なボタンを弾き飛ばされた。意外というか怒りしかない。大田区で勝ったらこいつ土下座させて、スーツ代1万5千円を請求します」

――メッキを自分ではがしたあと、どんなKO-D王者を目指すなどのビジョンはある?

▼遠藤「正直、今まだ佐々木大輔に勝っていないので、先のこととかはまだみえてません。11・3大田区でこのベルトを防衛したうえで、どんな遠藤哲哉が生まれ、どんな遠藤哲哉が育つか、それは11・3以降のお楽しみということで」

――相当な覚悟とのことだが具体的に考えていることは?

▼佐々木「まぁ、いろんなレスラーが軽々しく口にする引退という言葉。引退したり、復帰したり。私はそういう人間とは違った重みのある言葉で引退というものをここで言っておきたい。やっぱりね、引退してもすぐに復帰できる業界だとは思います。そういうことのないように、引退後の就職活動も踏まえスーツも新調したんです。その話は置いておいて、それぐらい他の人とは違う覚悟で挑みます」

※写真撮影時、にらみあうと佐々木が襲いかかってKO-Dベルトで殴打

▼佐々木「大田区こうなるぞ!」

※ベルトを掲げた佐々木の背後から遠藤がローブローをお見舞い。スーツを引き裂き、殴りかかると佐々木を持ち上げたが周囲に止められる

▼遠藤「てめぇ、ぶっ殺してやる!」