『PREMIUM PRELUDE 2020』東京・後楽園ホール(2020年10月28日)
○清宮海斗&潮崎豪&谷口周平vs中嶋勝彦&稲村愛輝&拳王×

 清宮が拳王からピンフォール勝ちをおさめて挑戦表明し、11・22横浜武道館大会でのGHCナショナル王座挑戦が決定。稲村は反骨集団『金剛』から電撃離脱して清宮と握手を交わした。

 11・22横浜武道館大会のGHCヘビー級選手権試合「潮崎vs中嶋」に向けた前哨戦第2ラウンドとなった一戦。やはりこん身の逆水平-左ミドル合戦を繰り広げて猛烈な火花を散らしたものの、終盤には意外な結末が待っていた。

 今秋の『N-1 VICTORY』を通じて遺恨が再燃していた拳王と清宮も猛火花。ミドルキックとエルボースマッシュを打ち合い、拳王がオーバーヘッドキックで競り勝ったかにみえたものの、清宮は追尾式ジャンピングニーを発射だ。続けざまに急角度ジャーマンで固め、肩を上げられても変型エメラルドフロウジョンへ。さらには必殺のタイガースープレックスホールドで完璧な3カウントを奪ってみせた。

 さらには勝利をアピールする清宮の前に、稲村が立ちふさがる。敵意剥き出し…かと思いきや、清宮は穏やかな表情で握手を求め、稲村も決意の表情でガッチリと握り返した。金剛離脱を意思表示した形となった稲村は、拳王に頭を下げて筋を通すと、バックステージでは「金剛で学べだこと、闘えたこと、メチャクチャ感謝してます。だけど! 俺はもっと上のステージに行きたい。いや! 行かなきゃいけないんです!」と叫んだ。

 そして拳王を眼下にマイクを握った清宮は「おい、拳王。上から見下ろされて、俺に見下ろされて、今はどんな気持ちだ? これが逆の立場だったら、俺はメチャクチャ悔しいぞ! お前だけには負けたくないんだよ。俺はいつだって誰が何と言おうとお前の上に立ちたいんだ。それが俺のエゴだ。プロレスリング・ノアの絶景はな、俺以外の誰にも見せられない。お前が持っているベルトに興味があるんだ。次の挑戦者は俺、清宮海斗だ!」と挑戦表明。拳王もバックステージで“絶景"を「きたねえ大人たちが作る、カネの匂いしかしない養殖的な景色」と断じながら受諾し、11・22横浜武道館大会での王座戦が即日決定した。

 昨年は両国大会でGHCヘビー級王座を懸けて激突した拳王と清宮。今年は立場を逆にし、暮れの大一番でナショナル王座を懸けて激突することになる。


【拳王の話】「おい清宮…。1年経っただけで、随分きたねえ人間になったな? 俺にしか見せられない絶景を見せてやる? お前が見せたい絶景は、きったねえ大人たちが人工的に作る景色だろ? 俺がみたいなのはな、純粋に俺たちを応援してくれるヤツが、本当に心の底から行きたい場所へと連れて行ってやる男の“自然な姿"だ。人工的に作る景色じゃねえぞ? 自然だ。天然物をみせてやるんだ。お前みたいな、きたねえ大人たちが作る、カネの匂いしかしない養殖的な景色じゃねえんだ! いいか!? お前は1年でメチャクチャきたなくなったんだよ! カネの匂いしかしねえんだよ! 俺がな、すべて変えてやるよ! 会社がメチャクチャ推す清宮海斗! お前のエゴのままやってたらこの会社潰れるぞ? 俺がな、純粋で素朴な、素敵な景色を必ず見せてやるからな! お前の挑戦……受けてやる!」

【試合後の清宮&稲村】
▼稲村「金剛でずっとやってきて、結果が出せてないです。金剛で学べだこと、闘えたこと、メチャクチャ感謝してます。だけど! 俺はもっと上のステージに行きたい。いや! 行かなきゃいけないんです! だから清宮さん! ともによろしくお願いします!」

※と言って清宮と改めて握手

▼清宮「これくらいの気持ちがあるからね、ノアの未来が明るいんだよ。ノアで夢を叶えて大きくしていくために、俺も彼が必要なんですよ。俺はずっと疑問に思ってた。これでいいのか?って。稲村の気持ちもハッキリしてるから。あとは自分の思うがままにやってよ。俺は俺で先を走るから。別に一緒にやるけど仲良くやるとか、そういうんじゃないし。お互いがトップを目指してやっていこう! よし、ヨロシク!」