『Ultimate Party 2020』東京・大田区総合体育館(2020年11月3日)
○高尾蒼馬&CIMAvs丸藤正道&HARASHIMA×

 CIMAと丸藤が13年ぶりに激突したものの、最後は高尾がHARASHIMAを撃破して、地元・大田区で主役奪取。CIMAとのコンビ継続を宣言し、タッグ王座獲りに照準を合わせた。

 丸藤とCIMAは2007年4月のノア武道館大会で初対戦。再戦を誓い合ったもののその後は実現しなかった。しかし、13年ぶりにDDTマットで再会。大田区大会で“ハラシマルフジ”HARASHIMA&丸藤と“シーマソーマ”CIMA&高尾のタッグ対決が組まれた。試合前はこの2人の絡みに注目が集中し、高尾は蚊帳の外に置かれていた。

 のっけから丸藤とCIMAが対峙。ロックアップや力比べ、アームホイップ合戦など基本的な動きで天才2人はせめぎ合うと、ドロップキックも相打ちに終わった。一旦は控えに回ったが、再び向かい合うと、両者の攻防はさらに白熱した。CIMAが丸藤の背中めがけてダイビングニードロップを投下し、間髪入れずに場外のHARASHIMAにトペスイシーダを浴びせる。その後は激しい先読み合戦で火花。互いのトラースキックは空を切り、丸藤の不知火、CIMAのシュバインも不発に。それでも丸藤が側転ドロップキックでお返しした。

 タッグ対決としても試合はヒートアップ。ハラシマルフジは丸藤のトラースキック、HARASHIMAのスワンダイブ式ボディプレスで高尾を追い詰めると、丸藤の不知火がさく裂する。すかさずHARASHIMAは蒼魔刀をぶち込んだ。が、CIMAはメテオラで強引にカットイン。丸藤とCIMAが同時にフロム・コーナー・トゥ・コーナーを敢行する場面も。CIMAがバッククラッカーを決めれば、丸藤もフックキックでお返しし、天才対決は場内を何度も沸かした。

 そんな2人の戦いを差し置いて、主役の座を奪取したのは大田区出身の高尾だった。あこがれのCIMAとお揃いのコスチュームで試合に臨んでいた高尾はHARASHIMAと真っ向からエルボー合戦を展開。シュバインに繋げて流れに乗る。CIMAとの時間差マッドスプラッシュが火を吹くと、抵抗するHARASHIMAにジントニックでマットに叩きつけ、3カウントをもぎ取った。

 地元でHARASHIMA狩りを果たした高尾は「自分の地元大田区、この一番大きいところで俺が尊敬していたCIMAさんと組み、なんならこのコスチュームが一番嬉しいです。CIMAさん、これで終わらずにもっと組んで、2人でベルトにいきましょうよ」とシーマソーマ継続と樋口&坂口が保持するKO-Dタッグ王座獲りを表明。CIMAも「俺はもしかしたら今日は負けるんじゃないかなと思っていた。でも、これこそいい意味で期待を裏切ってくれた。コスチュームを見てもらったらわかる通り、1回で終わらせたら大赤字でんがな」と同意した。