『KOBE プロレスフェスティバル 2020』兵庫・神戸ワールド記念ホール(2020年11月15日)
オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 ○シュン・スカイウォーカーvsEita×

 シュンが約1年ぶりの凱旋マッチでEitaを破り、ドリームゲート王座を初戴冠。Ben-Kが挑戦の名乗りを上げ、V1戦での対決が決定的となった。

 昨年12月からDRAGONGATEから姿を消し、メキシコで武者修行していたシュンが11・3大阪大会に電撃凱旋。Kzyを下してドリームゲート王座初防衛を果たしたEitaに挑戦を表明し、昨年3・3大阪大会以来1年8ヵ月ぶり2度目の頂点ベルト挑戦を決めた。

 凱旋マッチでいきなりの大一番となったシュンだが、そんなプレッシャーを微塵も感じさせない華麗な動きを披露した。序盤からトンボを切ってEitaを翻ろうしてからドロップキックで場外に吹き飛ばし、「俺が勝つぞ!」と絶叫。ゴリースペシャル、メキシカンストレッチとメキシコ仕込みの関節技も連発してEitaを防戦一方に追い込んだ。

 だが、Eitaは場外戦に引きずり込んで流れを変えてしまう。すかさずR・E・D勢が集団暴行を働き、Eitaがフルスイングエルボーでアゴを射抜くと、シュンは腰砕けに。容赦なく顔面を蹴り上げたEitaはシュンを後押しする手拍子をかき消すようにおちょくるようなヒザ蹴りを連発した。

 シュンも対角線を走っての正面飛びドロップキックでようやく反撃を開始。矢のようなトペスイシーダ、打点の高いミサイルキックを次々に放って巻き返し、コウモリ吊り固めで絞め上げた。Eitaの反撃もシュンはモンキーフリップで反対側コーナーまで投げ飛ばして鎮圧。タイガードライバーを敢行し、スカイウォーカームーンサルトが不発に終わっても、Eitaが狙った急所蹴りをキャッチしてドロップキックを放った。

 だが、Eitaがレフェリーと激突して無法地帯に。それでもシュンは乱入してきたハルクらR・E・D勢を蹴散らすと、Eitaをジャーマンで投げたが、スカイウォーカームーンサルトはEitaが両足を突き上げて撃墜。Imperial Unoを連打されたシュンは一転してピンチに陥った。

 それでもシュンは意地でキックアウト。Eitaの雪崩式攻撃を食い止めると、スプラッシュマウンテンで流れを引き寄せた。すかさずスカイウォーカームーンサルトを発射してニアフォールに追い込むと、クラッチ式バックドロップの体勢から何度も旋回してから開脚パワーボムで叩きつける新技・SSWを豪快に決めて3カウント。勝負が決した瞬間、場内には驚きのどよめきが起こった。

 ドリームゲート新王者シュン・スカイウォーカーが誕生。2度目の挑戦、デビュー4年7ヵ月にして最高峰ベルト初戴冠を果たした。凱旋初戦で結果を出したシュンは疲労困ぱいで足をふらつかせながらもベルトを手にし、「ドリームゲートチャンピオン、シュン・スカイウォーカーだ!」と歓喜の絶叫。とはいえ「俺はこのドリームゲートのベルトを獲るために、メキシコからここへ帰ってきた。このリングで俺がチャンピオンとして、まだまだ倒さないといけない相手がたくさんいる」というように本領発揮はこれから。そこでシュンは「俺からこのベルト本気で奪いたい奴は今すぐ出てこい!」と挑戦者を募った。

 そこへ現れたのは元王者でもあるBen-K。「でっかいこと言うじゃねぇか。1年前のようにお前のことぶっ潰してやるよ。次のチャンピオンはBen-Kじゃあ!」と宣戦布告した。同期の両者は昨年12・4後楽園大会で対決し、Ben-Kが完勝。それが1年の歳月を経て、ドリームゲートのベルトをかけての再戦が浮上した。

 もちろんシュンに拒む理由はなく、「Ben-K、過去の話をしてるようだが、俺は今を生きて、未来へ走ってるんだ。今のBen-Kに最高のシュン・スカイウォーカーをぶつける」と宣言して受けて立った。まだまだ発展途上の王者だが、シュンは「俺がチャンピオンとしてBen-Kに勝って、チャンピオンであり続ける」と豪語した。そのためにもBen-K戦を足がかりに、並み居る上位陣を倒していくのみ。シュンの戴冠によってDRAGONGATEのリングは新たな時代に突入していく。

【シュンの話】「俺がドリームゲートチャンピオン、シュン・スカイウォーカーだ。メキシコから帰ってきた理由はただ一つ。このドリームゲートを手にするため。そして、このドリームゲートチャンピオンとして、俺が倒さなきゃいけない相手はこのリングにたくさんいる。まずはBen-K! 過去は関係ない。今を生きる俺がBen-Kから勝って、チャンピオンとしてこのリングに立つ。俺がチャンピオンとしてBen-Kに勝って、チャンピオンであり続ける。Ben-Kを倒すのはこの俺。その時は最高のシュン・スカイウォーカーをみせつける。スカイウォーク!」

【Ben-Kの話】「オイ、シュン。海外で何を学んできたか。今度の一戦、俺が胸貸してやるよ。1年前、俺はお前に勝ってんだよ。ドリームゲートチャンピオンのシュン・スカイウォーカー、俺がボッコボコにしてやるよ。俺は逃げも隠れも、倒れもしない」