反骨集団『金剛』を率いる拳王が24日、都内ノア事務所で会見し、『金剛興行 DIAMOND3』(12月26日、東京・後楽園ホール)の全カードを発表。タッグを組むことになった同郷の師・新崎人生に「また一つ成長した姿をみせたい」と意気込んだ拳王は、12・6代々木大会の桜庭和志戦(GHCナショナル王座防衛戦)に向けても「PRIDE時代の緊張感ある桜庭和志に俺が戻す」と宣言した。

 3度目の開催となる金剛興行は全6試合のラインナップに。「覇王vs仁王」「征矢学vsタダスケ」の同門対決や、中嶋勝彦とマサ北宮が“金剛"として初めて組むタッグマッチなどが決まった。

 自身はメインで同郷(徳島県)の師・人生とタッグを結成。清宮海斗&稲葉大樹組と対決する。

 「新崎さんが、年齢が半分くらいの人間(清宮)とどうやって闘うのか。会社がメチャクチャ推してる清宮海斗とどう闘うか、そこも楽しみなところではあるよな」と話した拳王は、「(人生が)前回ノアに上がった時は、俺はベルトを持ってなかったけど、今はナショナルチャンピオンとして、また一つ大きくなった自分を隣で味わってもらいたい」と見据えた。

 とはいえ12・6代々木大会では、桜庭を挑戦者に迎えたGHCナショナル王座防衛戦も決定。IQレスラーを乗り越えねば、“赤いベルトの王者"として師匠の隣には立てない。

 桜庭がノアで所属する“杉浦軍"を「ガード下の居酒屋で悪ノリしてるオッサン集団」と断じた拳王は、「俺が桜庭和志に緊張感を取り戻してやりたいな、って思ってるよ。代々木のリングでは、全盛期の桜庭、PRIDEのリングに上がってた、あの緊張感ある闘いをする桜庭和志に、俺が戻してやろうと考えてる」と予告。そのうえで「(桜庭は)名前も、実績も申し分ないよ。すべてを俺が奪って、この赤いベルト、さらに輝かしいベルトにしてやるよ。12月6日、代々木体育館。またひとつ、この赤いベルトの伝説を創ってやる」と見据えた。

 “全盛期級のIQレスラー"をも飲み込んだ赤いベルトを巻いて、師匠と組む金剛興行のメインへ。拳王師走の青写真が完成した。

 金剛興行第3弾となる12・26後楽園大会の全カードと、会見における拳王のコメントは以下の通り。


【会見の模様】
――改めて清宮戦の振り返りと、12・6代々木の桜庭戦に向けて?

▼拳王「試合前はメチャクチャ言ってきたけどな、清宮海斗は“本物"だよな。闘って分かるよ。だが、その本物の清宮海斗、その熱い魂よりも俺の熱い魂、そして強い信念のほうが上回ったってことだ。これからも俺は、この強い信念を持って闘い続けるぞ。そして、次の挑戦者…桜庭和志! 本当に実績、ネームバリュー、おいしい相手だ。あいつを超えてまたもう一つ、GHCナショナルチャンピオン、新しい色が出せるんじゃないかと俺は思ってる。12月6日に決まったんだろ? 12月6日、代々木体育館。またひとつ、この赤いベルトの伝説を創ってやる」

――12・26金剛興行については?

▼拳王「12月26日、金剛興行。カードを今から発表してやる」

☆12/26(土)東京・後楽園ホール『金剛興行 DIAMOND3』17:45開場、18:30開始

▼シングルマッチ
矢野安崇
vs
宮脇純太
【拳王の話】「まぁ、これはどうでもいいや」

▼シングルマッチ
タダスケ
vs
征矢学
【拳王の話】「金剛同士の対決だ。征矢はヘビー級、タダスケはジュニア。この頃にはタダスケも(GHCジュニアの)チャンピオンになってると思うし、良い試合が期待できるんじゃないのか?」

▼タッグマッチ
井上雅央
齋藤彰俊
vs
丸藤正道
潮崎豪
【拳王の話】「これは俺が勝手に組んだんだけどな、潮崎も丸藤も“休ませねえよ"って。ただそれだけだよ」

▼タッグマッチ
岡田欣也
稲村愛輝
vs
マサ北宮
中嶋勝彦
【拳王の話】「金剛になってから中嶋と北宮が(二人だけで)組んだとこ、見たことあるか? 多分、お互いがイヤで、同じ金剛だけどまだ組んでなかったんじゃないのか? マサ北宮は少し前に中嶋勝彦のことを『心底嫌い』って言ってたよな。そういう二人が組んで、どういうものを創れるか。俺は楽しみだよ。そしてマサ北宮と中嶋勝彦、(健介オフィス時代に)同じ合宿所で過ごしたんだろ? 稲村も岡田も、今は同じ合宿所で過ごしてんだろ? そういう“ストーリー"も楽しみだよな。そして(健介オフィスの)吉川の合宿所も、今のノアの合宿所も埼玉の田舎の方にあるだろ? 埼玉対決、埼玉の合宿所で過ごしたもん対決…そういう部分でも楽しみだよな」

▼シングルマッチ
仁王
vs
覇王
【拳王の話】「去年、覇王と仁王が金剛入りして、そこまでの活躍はできていない。ベルトも取れてないけど、どちらかというと覇王のほうが先を走ってる感もある。多分、仁王も悔しいんじゃないかな…って思いながら俺は見てきたから。このシングルマッチで仁王の底力ってモンを見せてもらいたいと俺は思ってる」

▼タッグマッチ
稲葉大樹
清宮海斗
vs
新崎人生
拳王
【拳王の話】「俺の師匠と久々に、金剛興行で組めるっていうのは嬉しいと思ってる。そして、この前も当たった清宮海斗。新崎さんが、年齢が半分くらいの人間とどうやって闘うのか。会社がメチャクチャ推してる清宮海斗とどう闘うか、そこも楽しみなところではあるよな」


――人生と闘うのではなく組もうと思った理由は?

▼拳王「(人生が)前回ノアに上がった時は、俺はベルトを持ってなかったけど、今はナショナルチャンピオンとして、また一つ大きくなった自分を隣で味わってもらいたいな…って、そういう気持ちで、もう一度組もうと思ったよ」

――去年5月に人生がノアに上がった際は、闘って『いつか首を取る』とも言っていた

▼拳王「それとこれとは、まったく違う話であって。今回は本当に隣で、俺の成長した部分を見てもらいたいな…って」

――2日後に同じ後楽園で開かれる杉浦軍興行への対抗心はある?

▼拳王「もちろん。基本的に杉浦軍がリングに上がってる態度…ガード下の居酒屋でオッサンたちが悪ノリしてるようにしか見えない。そういう部分は大っ嫌いだから、対抗意識を持っていく。それこそ興行戦争だと思って、試合内容、満足度、『金剛興行のほうが面白かった』って持っていけるように、全力で闘いたいなと思ってる」

――ベルトを持った自分で人生と組むには、桜庭戦を超えなければならない

▼拳王「そうだよな。このナショナルの赤いベルト、今まで3人(杉浦、中嶋、拳王)が巻いてきたけど、一番似合うのは誰だと思う?」

――人それぞれ…

▼拳王「お前は誰だと思う?」

――赤い軍団を率いる人間は似合うとは思う

▼拳王「やっぱりそうだよな。あんなブリキのベルト(SAKUベルト)を持ってるようなヤツは似合わないだろ? あんな…居酒屋の悪ノリでプロレスのリングに上がってるようなヤツには似合わないだろ? ただ、名前も、実績も申し分ないよ。すべてを俺が奪って、この赤いベルト、さらに輝かしいベルトにしてやるよ」

――今の桜庭は“居酒屋でワイワイ"しているようにしか見えない?

▼拳王「俺としての、今の桜庭和志の印象はそうだな。だから俺が桜庭和志に緊張感を取り戻してやりたいな、って思ってるよ。代々木のリングでは、全盛期の桜庭、PRIDEのリングに上がってた、あの緊張感ある闘いをする桜庭和志に、俺が戻してやろうと考えてる」