『2021 NEW YEAR WARS〜ReOStaff株式会社 presents〜』東京・後楽園ホール(2021年1月2日)
世界タッグ選手権試合 ○青柳優馬&宮原健斗vs石川修司&諏訪魔×

 NEXTREAMが暴走大巨人を破って世界タッグ王座を奪取。1・3後楽園大会で三冠挑戦を控える青柳は史上最年少5冠王者に王手をかけた。また、新王者に大日本・関本大介&アブドーラ・小林が挑戦状を叩きつけ、早くもV1戦が浮上した。

 タッグを再結成した宮原と青柳は昨年暮れの最強タッグで暴走大巨人を破ったうえで優勝。この日の世界タッグ挑戦を決めた。しかも青柳は明日1・3後楽園大会で三冠王者・諏訪魔への挑戦も決定。連勝すれば史上最年少で5冠王者に君臨することになり、そのためにもまずはタッグの至宝獲りが絶対条件だった。

 だが、「負けたら解散」の背水の陣でV6戦に臨んだ暴走大巨人がNEXTREAMを圧倒した。特に諏訪魔は明日の三冠戦を前に先手を打つように青柳に猛攻。序盤から意識して突っかかってくる青柳を場外戦で鎮圧し、フロントハイキックを連発。石川とのダブルタックルや急角度の逆エビ固めでワンサイドに攻めまくった。

 巻き返しを図る宮原が石川と互角のせめぎ合いを展開すると、青柳も諏訪魔相手にジャンピングエルボーやダイビングボディアタックで攻め入ったが、暴走大巨人がサンドイッチラリアットで返り討ち。NEXTREAMもラストライドとスプラッシュマウンテンを同時にリバースし、青柳がエンドゲームで諏訪魔を捕らえて譲らない。暴走大巨人が境川で応戦しても、NEXTREAMは宮原がブラックアウトの乱れ打ちから、ブラックアウト&トラースキックの同時弾をさく裂させて連係でも対抗し、青柳がジャーマンで攻め込んだ。

 すかさず青柳がスピンキック、ロックスターバスターで追い討ちをかけた。フロントスープレックス、ストライクジャーマンと諏訪魔に投げられまくっても、青柳は宮原からの「青柳返せ!」とのゲキに応えるように、バックドロップをことごとく阻止。左ラリアットを食らってもバックドロップをフロントネックロックで切り返し、そのままエンドゲームへと移行。こん身の力で絞め上げてレフェリーストップ勝ちを決めた。

 最強タッグに続いて暴走大巨人を撃破したNEXTREAMが世界タッグ王座を奪取。個人としては宮原が3度目の戴冠で、青柳は初挑戦・初戴冠となった。しかも世界タッグ王者として臨むことになった明日1・3後楽園での三冠戦に勝利すれば、25歳2ヵ月で三冠史上最年少王者記録を更新。そして史上最年少の5冠王者が誕生する。記録樹立に王手をかけた青柳は「どんなもんじゃ、オラ!」と勝利の雄叫びを上げると、「おい、聞くぞ。この中で、この俺が負けるって思っていたヤツ正直に手を挙げろ!」などとファンを挑発し、「今日、世界タッグを暴走大巨人から奪って、明日はこの俺、青柳優馬が諏訪魔が持つ三冠のベルトも奪ってみせよう。そしたら、この俺が史上最年少の三冠王者、ならびに5冠王者になる」と予告してみせた。

 新王者となったNEXTREAMの前に早くも挑戦者が現れた。大日本・関本&小林だ。昨年暮れの最強タッグに出場したマッスル&ファットですは公式戦で宮原&青柳を撃破。しかも小林が宮原にピンフォール勝ちを収めた。宮原が最高マイクで締めようとしたところにやってくると、小林は「リーグ戦の時に言ったよな? キャリアに汚れがついたと。よく“今年の汚れは今年のうちに"って言うだろ。汚れはまだまだ活きてるぞ。どうだ? 次のタッグ、どうだ? こういうご時世だ。いつどこでとは言わん。明日、あさって、どうなるかわからない世界。やるのか、やらないのか、返事聞きたいな」と名乗りを上げた。

 ファンが拍手で大日コンビを支持すると、宮原は「アブ小、関本大介、お前らの挑戦受けてやるよ」と受諾。小林が「俺らも戦争だ。大日魂、舐めんなよ、コノヤロー」と宣戦布告すると、「大日魂がどんなもんかお前ら見せてみろ。全て受け止めてやる。宮原健斗&青柳優馬、世界タッグチャンピオンがな」と豪語した。

 自身の持つ三冠最年少戴冠記録を更新されるかもしれない状況に複雑そうな表情をみせた宮原だったが、「もう時代は2021年だ。いつまでも俺の記録に頼っててはダメだからな」とパートナーを激励しつつ、「ここも巻こうじゃないか。お前が明日獲ったあかつきには、次のチャレンジャーは俺だ」と空いた腰を指しながら青柳V1戦の相手に今から名乗りを上げた。

 年明け早々、5冠を狙う青柳と、復権への第一歩を踏み出した宮原。この二人が2021年、全日マットの中心を目指す。

【試合後の宮原&青柳】
▼宮原「OK!」

▼青柳「よし! マスコミの皆さんに聞きたい。今日、この俺、青柳優馬が勝つなんて思わなかったでしょ? どうだ? 勝つと思ってたか? 勝つと思ってた人、手を挙げてごらん…いない。いないな、みんな冷たいな。気を遣ってくれてもいいじゃないですか。でも、結果は見ての通り。この世界タッグのベルト2本、今は青柳優馬のものだ。そして、NEXTREAMのもとにやってきた。明日、諏訪魔からもう1つ、いや、もう3つある三冠ヘビーのベルトを奪って、この俺が5冠王者になる。そして、この隣にいる大将の…ごめんね、最年少記録を塗り替えちゃうからよろしく」

▼宮原「よっしゃ! 来たぞ、宮原健斗のもとにベルトが。どうですか? 世界タッグは何年ぶりだ? パートナーに恵まれなかったのかな、俺のキャリアは。ようやく掴んだ、この世界タッグ。まさか2021年、世界タッグのスタートとは思いもしなかった。人生何が起こるかわからない。ところでだ。2021年、俺の耳には入っているぞ。『全日本プロレス大丈夫なのか?』ってな。ちらほらソーシャル…SNS、なんて言うんだ?」

▼青柳「ソーシャルネットワーク」

▼宮原「ソーシャルネットワーク、ちらほら目にするがな。おい! そんな声を今日の大会を見て、ファンの皆様がどう思ったかだ。そんなのは全日本プロレスを見てないヤツの発言だ。申し訳ないがな、宮原健斗が何も言わないということは俺の耳には届いても何も言う価値がないからだ。わかるか? 何も言う価値がないことには、俺は何も言わない。ファンが悲しむことを言うな。ああ? 刺激的とプロレスファンが悲しむことは違うんだよ。だからな、俺が引っ張るんだ。わかるか? 俺の耳に入っても、俺は何も言わねえぞ。全日本プロレスどうこう言ってもな、この俺がいるんだ。俺は何も言わねえ。なぜなら、言う価値がないからだ。もう今日の大会見てわかるだろ? 俺らがベルトを巻いている。時代は動いてんだ。もう過去を見てどうすんだ? エンターテインメントがこの日本を、世界中を元気にしなきゃいけないこの時代に、つまんねえこと言ってんじゃねえ。宮原健斗の目の前で言え。俺の耳には入ってても、俺は何も言わねえ。なぜなら価値がねえからだ。全日本プロレスの未来しか俺は見てねえからだ。今日、このタッグベルトを巻いてんのは青柳優馬と宮原健斗。そして! 明日、三冠ヘビー級ベルトに挑戦する男が25歳、青柳優馬だ。今日のリング上でも感じたよ。全日本プロレスの時代は半端ない速度で動いている。俺もついていくのに必死だ。だから今日、この証が欲しかった。ただ、2021年、もうひとつベルトを巻くからな。明日、お前がチャンピオンになって、俺が挑戦する」

▼青柳「OK。一番最初の防衛戦は大将、あなただ。俺が5冠王者になって、ヨソでああだこうだ言っているヤツを俺が黙らせてやる」

▼宮原「(止めるように)言う価値がねえ! 言う必要はない。言う価値がねえ」

▼青柳「まあ、俺に任せときなさいって。俺がプロレス界を変えてやりますよ。まあ、見てなさいって」

▼宮原「おい、プロレスファンよ。2021年も、宮原健斗と青柳優馬、全日本プロレスはさらに発展する。プロレスファンよ、期待してくれ」


【関本&小林の話】
▼小林「まあ、こんな感じでしょう。日時はまだ決定じゃなくていいのかな? 挑戦を受けるってことで。言っちゃうけど、俺の中では最強タッグ、寝ている間に終わってるからね。ギブアップも3カウントも聞いてないよ。最強タッグ公式戦」

▼関本「宮原&青柳組に僕ら勝ってるんですよね」

▼小林「十分権利はあると思いますよ。最終日の時、俺が寝ている間に終わったけど、なんかメインイベントあったでしょ、ジェイクたちと。あれが無効試合になれば、俺らもまだ目があるって聞いたから。無効試合にしようと乱入してやろうと思ったら、みんな止めるからね。お前をはじめ」

▼関本「それは止めるでしょう」

▼小林「無効試合になれば、俺らの目があったんだよ。まあ、過ぎたことは言わない。けどね、過ぎたことは言わないって言ったけど、十分俺らは権利あると思っているんで。たまたま今日はいい日だね。夜は大日本だし、ちょっと早めに来たらいい感じで盛り上がってるから、入っちゃうでしょ、これは。まあ、決定ですよね。あいつらあんまり触れてなかった? 明日のことで精一杯か。青柳に関してはね、素直に認めようと思いますよ。同県人で、あんなに頑張ってて。25歳で5冠王の権利でしょ? 素晴らしいけど、あの宮原はちょっと調子乗りだなあ。言ってやったほうがいいよ、お前。いつも裏で言ってんじゃん」

▼関本「言ってませんよ。なんで俺のせいにするんですか?」

▼小林「入場長えよとか、なんだよ、あの入場とか」

▼関本「いやいや。先輩も痺れを切らしちゃったからね、今日は」

▼小林「今日はさすがにもうあれをいじるしかないでしょ? メインは青柳勝ってるのにね。なんか締めようとしたでしょ、なんとなく」

▼関本「なんとなくね」

▼小林「ああいうのは俺もね、先輩とか凄い立てるでしょ。先輩として、言葉にできないけど、あるよね。道を譲るっていうか、ここは譲らなきゃいけないってなるでしょ? 君はある程度先輩になったから」

▼関本「そうっすねえ」

▼小林「あいつは調子に乗りすぎるから。で、俺のことを汚れって言うしね。キャリアに汚れがついたって」

▼関本「でも、先輩は勝ってますからね」

▼小林「そう、俺が勝ってんだよ。それをキャリアに汚れとかって言って。そういうのは許せないから。あいつが全てを受け止めるって言うなら、我々も全てを出しましょう。出しきりますんで」

▼関本「マッスル&ファットですが世界タッグ王者ですよ」

▼小林「関本さん獲ったことある? アジアはあるんだっけ?」

▼関本「世界もありますね、岡林と」

▼小林「あるか。けど、俺も巻いてみたい」

▼関本「巻きましょうよ! 巻きましょうよ!」

▼小林「巻きましょうよ。そんな感じです」

▼関本「巻けるかな? 届く?」

▼小林「曙さん仕様のベルトとかまだあるのかな? 継ぎ足しベルト。ないか? 巻けるかなあ。最悪、首に巻きたいね」

▼関本「OKです」

▼小林「なんか質問ある方いますか? …ない! リング上で喋りすぎたね(笑) 以上で。ありがとうございました」

▼関本「凄いしゃべりましたもんね。小林さんのひとり舞台で」

▼小林「やっぱね、血が出てないと口が回るんだよね。血が出てないと、元気なの、俺」

▼関本「凄いっすね。さすがです」

▼小林「あそこで漫才2、3本できるね。M-1いけるんじゃないかって」

▼関本「ひとり漫才」

▼小林「関本さんは頷いているだけでいいよ」