東京・後楽園ホール(2021年1月11日)
蛍光灯+α 6人タッグデスマッチ ○ビオレント・ジャック&塚本拓海&竹田誠志vs高橋匡哉&星野勘九郎&ドリュー・パーカー×

 星野がデスマッチ王座挑戦を表明したものの、王者・塚本は返答を保留した。

 今年2度目となる聖地・後楽園大会。前回の1・2後楽園で藤田を破ってデスマッチ王座初戴冠を果たした塚本が竹田とのクレイジーラヴァーズに大日本初参戦となったジャックを加えたトリオを結成し、高橋&星野&パーカーのトリオと蛍光灯+α 6人タッグデスマッチで激突した。

 パーカー相手に蛍光灯を当てての生月スプラッシュを放つなど存在感をみせた塚本。星野にコンクリートブロックを利してのエルボードロップ、セントーンで攻勢を許し、コンクリートブロック上への勘九郎カッターで叩きつけられたが、コンクリートブロックで殴りつけて応戦。最後はパートナーのジャックがアマトゥランでパーカーを料理した。

 試合後、予想外の挑戦者が現れた。元デスマッチ王者でもある星野だ。コンディション面の好調を実感する星野は「デカいこと言うわけじゃないけどさ、塚本が弱く感じたね、今日。だって、勘九郎カッター一発で決まっちゃったもん」と前置きしたうえで、「俺、デスマッチヘビー挑戦してぇなあ。俺はいけるんじゃん、今だったら」と表明した。

 これに塚本は「歳はだいぶ上ですけど、コンディションもいい、やる気がある、そういう意欲がある選手は僕も大好き」としながらも、「今日の試合で挑戦表明したっていうのは、僕的にはしっくり来てない。だから、嫌だとは言わないです。挑戦やめてくれとかは言わないけど、もう少しなんかしっくり来るものがほしい。そう思わせてほしい」と求めつつ返答を保留していた。

【試合後の塚本&竹田】
▼塚本「さあ、なんでしょう?」

▼竹田「皆さんの想像はどうでしたか? 十分大日本にはもったいないぐらいのデスマッチのスーパースターだろ? 俺はFREEDOMSで嫌ってほどあいつの恐ろしさ、そして怪物さを知っているからね。別にこのリングで仲良し子良しでやるつもりはねえけど、あいつが来たことによって、また大日本プロレス、デスマッチが面白くなるから。そして、チャンピオン、一騎当千出るってよ。うかうかしてらんないね」

▼塚本「してらんないですよ。だから、ああやって意欲のある選手、日本人外国人関係ないですからね。ドリューもそうだし。若い子たちの元気の無さがちょっと目立つからね。そういう選手がひとりでも多くいてくれると僕らも刺激になりますし。チャンピオンとして、はっきり言えば、ビオレント・ジャックのほうが強いっていうのがわかるし、個人的にも。だから、そこに打ち勝つために、僕もいろいろ本当にうかうかどころか、ボーッとしてられないし、するつもりもないしね。毎日毎日デスマッチのこと考えてますよ」

▼竹田「まあまあ、本来なら石川とか、あそこら辺の人間がこうやって主張しなきゃいけないんだけど、よそから来たビオレント・ジャックが主張してちゃ、まだまだってことよ。こうやって試合後に襲ってくるような元気がなければそこまでなんだよ。だから、あいつがっていうか、俺もFREEDOMSに出てるけど、両方のリングを知っている者だけが…者だけがっていうか、者たちでこのリングをかき回して、もっともっと面白くしてやるから」

▼塚本「面白くなると思いますしね、これで。ジャックっていう刺激的な世界を知るエキスが入って、俺もそうだけど、竹田さんもそう。周りのデスマッチファイターがピリピリピリピリしてくるのがもう目に見えているんで。そこがね、相乗効果として、僕らのテンションとか、そういう考えとか、いろんなものが混ざって、周りの人が刺激として受け取るのか。『俺にはああいうのができないよな』とか、『俺にはちょっとあれだな』って言うんだったら、もう引退しろって話になるんで。俺らは先を見ているんで、どんどん進んでいきますよ」

▼竹田「俺らはモチベーションが上がってしょうがねえから。どんどんどんどんデスマッチを。まだ1月だぞ、“ちょとし"は」

▼塚本「まだ11日だぞ」

▼竹田「“ちょとし"は。ジャックのほうが日本語うめぇんじゃねぇか、コノヤロー。1月だから、2月、3月、4月、まだいっぱいあるけど、いっぱいいい血を流すから、俺は」

▼塚本「4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月。何かありますか?」

――バックステージでいきなり星野選手が挑戦表明したが?

▼塚本「星野勘九郎が? マジっすか? 星野勘九郎が? なるほど。ちょっと予想もしてなかったですけど、あの人もコンディションはいいですし、そういうやる気がある選手というか。歳はだいぶ上ですけど、コンディションもいい、やる気がある、そういう意欲がある選手は僕も大好きなんで。星野勘九郎も一度このベルトを巻いてますし、チャンピオンの経験もあるんで、いろいろ年齢もあって、今がチャンスだとか思ったのかもしれないんで。いい挑戦者じゃないですかね? まあでも、なんとなくですけど、お笑いに転じている部分も凄く目立つんで。僕はそういうのはちょっとね。そういうので来るんだったら、僕はちょっと辞退させてもらおうかなと。挑戦者は別で考えようかなと思いますけど。今後、どこで当たるかわからないですけど、そういう機会があって、本気でこのベルトを狙っているという風に僕が感じ取ったら、いいんじゃないですかね?」

――まだ今日の時点ではちょっと疑心暗鬼?

▼塚本「うーん、そうですね。いっぱいシングルもやってきたし、タッグでも当たってきたし、いろんなデスマッチやってきましたけど、いまだにしっくり来てないですね(笑) いまだに星野勘九郎という人間にしっくり来たことは一度もありません。それはそうでしょ? あんな頭おかしいんだからさ。言っていることがさ。やっていることは凄いけどね。やっていることが凄いから、ああなっちゃったんでしょうね。どこかで面白みが出れば、僕は興味が出るかもしれないですね、星野勘九郎に」

――勘九郎カッター一発で決まったことで、塚本選手が弱いと思ったようだが?

▼塚本「その考えが弱いんだよ、本当に。そういうところが甘ちゃんなんだよ。一発で決まる? あんな技でね。弱い。キーワードとして弱いですね。なんも響かないですね。なんのしっくりも来ない。そういうところじゃないですか、星野勘九郎のちょっとダメなところ。しっくり来ないところ。そういうところですよ、本当に。だって、人と感性が違う…考えとか、持っているものとか、生まれつきのものとかって、人と違うなって風には僕はずっと星野勘九郎に対して思っているんですけど。そういう感情を抱いているんですけど。まあ、なんかしっくり来ないですね」

――今日のところは受けると言えない?

▼塚本「そうですね。やる気があるのは凄いいいことですよ。そういうチャレンジャーが欲しいですし、なんなら今来て、『俺にやらせろよ』とか、今日マイクで喋っている時点で『俺がいるだろ?』とか、来月のホールじゃなくて、新木場とかあるんだったら、新木場でもいい、僕が出る試合でそこでいいから組めとか、そういう意欲がある人が欲しいのは確かですけど、星野勘九郎はいまだにしっくりは来てないかもしれない。どこでどう僕にスイッチが入るのかわからないですけどね。まあ、楽しみに。どうなるかわからないですけど。いいんじゃないですか? やりたいヤツだったらやるっていうようなベルトじゃないんで。そんな甘いベルトじゃないんで、僕が査定してもいいでしょう。チャンピオンなんだから、俺が。星野勘九郎が来ても、言うことないんですよね、確かに。しっくり来てないから、だって。12年間しっくり来てないんだもん。ないですよ、コメントなんて」

――あまりにもピンと来ない?

▼塚本「ピントがズレてますからね、星野勘九郎自体が。でも、やる気がある、凄い50歳の仲間入りしそうな星野勘九郎、で頭おかしい人。いろんな要素は面白いです。でもやっぱり、10年以上ピンと来てないもんはね。しっくり来てないものがあるんで。そこを今後どう星野勘九郎が僕に見せてくれるのかっていうのは見所だと思いますけど。どう感じ取るかは僕次第で。でも、あの年齢ながらちゃんと練習してますし、一番早く起きて練習してますし。そういう意欲はしっかり受け止めたいと思いますけどね。まあまあ、ノーとは言いませんけど、何か響くものが欲しいです。しっくり来るものが欲しいです。星野勘九郎に対して、しっくり来てないから、しっくり来るものが欲しいです」

――もう一押し欲しいと?

▼塚本「なんかもう一押し。いや、今日の試合ではね。はっきり言って弱い。来て嬉しいですよ。挑戦者が来たってなるけど、『ええっ?』っていうのが大きいかな、今は」

――これで「試合形式がGショックデスマッチで」と言われたら、いよいよしっくり来ないと?

▼塚本「しっくり来ないですよ。Gショックだ? 別に挑戦者が一番やりたいこととか、これならベルト獲れるぜっていう形式でやっても、僕は跳ね返したい気持ちもあるんで。別にGショックでもいいんですけど、今日の状態で『Gショックでやってやるよ』とか言われてもしっくりは来ないですよね」

――実際にGショックでタイトルマッチは勝ってないはず

▼塚本「ああ、そうか。鉄階段とか。僕も硬いとか、鉱物系好きですけど」

――今回ならではの気持ちを動かすようなものがもう一押し欲しいと?

▼塚本「僕の心が、もし試合じゃなくてもね、意欲で。なんでもいいですよ。Twitterでもいいし、僕の目につくようなことで『やるんだやるんだ』って気持ちが見えたら、それで僕の心は動くかもしれないです。ただ、お客さんが見ても、今日のところではピンと来ないんじゃないですかね。ビオレント・ジャック登場で沸いた試合だったんで、今日。俺もあんまり今日の試合は納得はいってないし、もうちょっと動きたかったけど。試合後になんか言われたんですよ。ウワーって。なに言っているかわからなくて、ちょっとイラッとして、なんだ、コノヤローって。そういうことだったんですね。僕が悪いんですか? 違いますよね?」

――近づいて挑戦表明していた?

▼塚本「わかんないです。日本語じゃなかった感じがしたんで。ジャックのほうが綺麗な日本語しゃべりました。長いな、コメントが(笑) 要約すると、星野勘九郎が来て、意欲があるデスマッチファイター、挑戦者としてはどんどん受け入れたいですけど、今日の試合で挑戦表明したっていうのは、僕的にはしっくり来てない。だから、嫌だとは言わないです。挑戦やめてくれとかは言わないけど、もう少しなんかしっくり来るものがほしい。そう思わせてほしいですね、私に。それぐらいじゃないと、挑戦する意味もないでしょう。俺がチャンピオンだから、俺が決めます」


【試合後の高橋&星野】
▼高橋「いやー、ジャック。凄いですね」

▼星野「運動神経いいな」

▼高橋「試合は映像では見てたけど、実際戦ってみると、さすがメキシコ人だな。でも、別にだからといってそれだけです」

▼星野「次、やり返すじゃねえけど、次が楽しみですね。ていうか! ねえ、見た? 俺、凄ぇコンディションよくねぇ?」

▼高橋「いや、星野さんずっとコンディションいいでしょ」

▼星野「コンディションいいでしょ?」

▼高橋「45歳とは思えない」

▼星野「いやあ、今日…。あのさ、デカいこと言うわけじゃないけどさ、塚本が弱く感じたね、今日。だって、勘九郎カッター一発で決まっちゃったもん。今日は調子よかったよ。俺、言っちゃっていい?」

▼高橋「いや、いいですよ」

▼星野「俺、デスマッチヘビー挑戦してぇなあ」

▼高橋「そこまでいきます?」

▼星野「いくよ。俺はいけるんじゃん、今だったら」

▼高橋「いつくたばるかわからないですからね」

▼星野「もう45だからね。明日がわからないね」

▼高橋「いつ死ぬことになるかわからないから、やっておいたほうがいいんじゃないですか?」

▼星野「ちょっとぶち上げるよ、挑戦表明。ぶち上げる。今のコンディションだったら、相手にならないんじゃない? あいつ」

▼高橋「圧勝っすか?」

▼星野「圧勝じゃない? 昔のロッテ対西武みたいな感じだよ」

▼高橋「それはわからないけどなあ…」

▼星野「いけるよ、いける」

▼高橋「若い選手と組んでから全然違う。G-SHOCK…なんて読むんですか? 1010」

▼星野「Gショックセントーンって読む。頭使えよ。そう読めるだろ? だから、兵頭のためにもここはぶち上げて。G-SHOCK 1010のためにも、ここでベルト獲って、一気にのし上がるチャンスじゃないかな。だって、チャンスは自分で掴まなきゃ。もう確実に掴んだね。塚本弱かった。弱かったよ、お前。絶対俺が勝つよ、やったら。あとは会社の判断だね。とりあえず星野勘九郎、デスマッチヘビー挑戦ぶち上げます。以上です。ああ、調子いい。ああ、調子いい」

▼高橋「とりあえず星野勘九郎を見てから考えます」