『ジャイアント馬場23回忌追善興行』東京・後楽園ホール(2021年2月4日)
ジャイアント馬場vsスタン・ハンセン

 39年前に行われた馬場vsハンセンの名勝負が馬場さんの23回忌追善興行で放映され、聖地に蘇った。

 「ジャイアント馬場23回忌追善特別試合」として、82年2月4日の全日本・東京体育館大会で行われた「ジャイアント馬場vsスタン・ハンセン」のシングル初対決が39年後の同日に聖地・後楽園で“再現"された。木原文人リングアナウンサーがコール、徳光和夫氏が実況を担当。この年のプロレス大賞ベストバウトを受賞した熱闘を観客は固唾を呑んで見守った。

 試合の映像が終わると、ハンセンがVTRで登場。「1982年2月4日、馬場と初対決した日は、何千もの試合をした私の中で永遠に忘れることのできない日となりました。私にとって本当に素晴らしい思い出になっています。日本のすべての人々が馬場と私に大変エキサイトしてくれたことを鮮明に覚えています」と熱闘を振り返り、「私は馬場と戦っていくという新しい機会を得ることができました。彼は常に握手だけで契約を結ぶことのできる信用のおける男でした。日本のすべての人々が彼の取った行動のすべてを今でも称えています」と馬場さんのことを懐かしそうに語ると、「また日本にいつか帰ってくるのを楽しみにしてます」と将来的な再来日をファンに約束した。

 続いて馬場さん追善セレモニーが行われた。

 試合に出場した渕、小鹿、大仁田、越中、2代目タイガー、大森、菊地、嵐のほか、ザ・グレート・カブキ、百田光雄、天龍源一郎、タイガー戸口、キラー・カーン、谷津嘉章、田上明、小橋建太といった全日本出身のOBや馬場さんにゆかりのある選手が集結。会場ビジョンには馬場さんと今は亡き愛弟子・ジャンボ鶴田さん、三沢光晴さんが対戦した際の映像が流された。来場できなかった佐々木健介、丸藤正道、太陽ケア、川田利明、ドリー・ファンク・ジュニアもVTRで馬場さん、そして観客にメッセージを送った。

 その後、バルコニーから徳光氏が馬場さんのプロフィールを情感タップリに読み上げ、「世界の巨人・ジャイアント馬場、心優しいプロレスラー・ジャイアント馬場。馬場さんが築いた明るく楽しく激しいプロレスを私たちは忘れません。馬場さん、ありがとう」と締めくくった。そして、99年5・2東京ドームでの引退試合の時と同様に、リング上に馬場さんのリングシューズが置かれ、追悼の10カウントゴングが打ち鳴らされる。最後は、今は亡き仲田龍リングアナによる馬場さんの選手コールが流され、後楽園ホールに「王者の魂」が鳴り響き、セレモニーは終了となった。