『ABEMA presents DESTINATION 2021 〜BACK TO BUDOKAN〜』東京・日本武道館(2021年2月12日)
○清宮海斗&稲村愛輝vs秋山準&丸藤正道×

 ノア武道館初登場となった清宮&稲村が「始まり」の勝利。鬼の秋山が降臨したものの、清宮が丸藤を撃破してみせた。

 “ノア武道館を知る両雄"丸藤&秋山と“武道館初体感のノア20代ツートップコンビ"清宮&稲村が激突。2日後のDDT2・14川崎大会でKO-D無差別級王座挑戦(王者は遠藤哲哉)を控える秋山は久々のノアマット帰還で鬼と化した。

 圧倒的な存在感を放つ丸藤&秋山だが、稲村が臆さず秋山相手にショルダータックルを連発し、清宮は得意のヒザ攻撃を連発されても、仁王立ちする秋山にエルボー連打で勝ち気に突っかかった。だが、鬼の秋山を呼び込むことになり、サッカーボールキック連打を浴びた清宮は左腕を花道に叩きつけられてしまった。

 鬼と化した秋山を相手に清宮は一歩も引かず、ドロップキックでようやく打開した。稲村もブレーンバスターで引っこ抜いたり、ダイビングショルダーを放ったりと気を吐き、丸藤に逆水平を連打されても、ラリアットで応戦。清宮も反転式ダイビングエルボーで続いた。

 丸藤が腕極めバッククラッカーで反撃し、トラースキックやスピンキックをさく裂させると清宮は劣勢。丸藤のトラースキック→秋山のエクスプロイダーのリレーがズバリと決まり、丸藤に不知火、虎王で追い込まれたが、清宮はなりふり構わぬノーモーション頭突きで逆襲。ジャーマン、タイガーとスープレックスを連発して丸藤から大逆転の3カウントを奪った。

 清宮&稲村が丸藤&秋山を撃破。ノアの時代を築いてきた二人から奪った勝利は、間違いなく清宮たちがこれから切り開いていく未来へとつながる。この日の勝利がその「始まり」となるのかもしれない。

 清宮は鬼と化した秋山に真っ向から立ち向かったが、そこには「今日ここで戦えたことが必ず未来に繋がる」との思いがあった。ノアの歴史の一人である秋山に触れて刺激を受けた様子の清宮は「早く本当にナンバーワンのレスラーになった時に、もう一度俺は秋山さんと戦いたい」と将来の再戦を希望。稲村が「まだまだ俺だって力を示せますよ。まだまだ2人でグレードアップして、明るい未来切り開いていきましょうよ」と呼びかけると、「未来作っていこう!」と呼応していた。


【試合後の清宮&稲村】
▼清宮「ありがとう!」

▼稲村「ありがとうございます!」

▼清宮「いやもう、秋山選手とは始まる前にワクワクしてたけどね。その隣で、俺的には不安もあって。その中で今日試合をやったけど、今日ここで戦えたことが必ず未来に繋がると俺は思ったから。早く本当にナンバーワンのレスラーになった時に、もう一度俺は秋山さんと戦いたいと思いました」

▼稲村「俺だってまだまだ。今日勝ったのは清宮さんです。まだまだ俺だって力を示せますよ。まだまだ2人でグレードアップして、明るい未来切り開いていきましょうよ」

▼清宮「やっていこう!」

▼稲村「やっていきましょう!」

▼清宮「未来作っていこう!」

▼稲村「作りましょう!」

※2人で握手を交わす

――試合後に秋山選手からなにか声をかけられていたが?

▼清宮「試合後だったから、あんまり聞こえなかったんで。何をおっしゃってるのか。そういった意味も含めて、もう1回戦えたらと思います」

【試合後の丸藤&秋山】
※丸藤が頭突きの直撃を受けた顔を押さえてコメントブースに現れると

▼秋山「いいのを入れられたな。あれが若さだな。ダメだと思ったけどな。まだあんだけ力があったんだな」

――2人と肌を合わせてみて、秋山選手はどうだった?

▼秋山「いやあ、それはまだやらなきゃいけないことはあるだろうけど、だけど、現実問題、俺は負けてるんだから。11年ぶりに俺が戻ってきて、丸藤と組んで。じゃあさ、ここでっていう時でも、俺は負けてるんだから。それは今だから。あの2人にはね、ここを起点にノアというものをまた新たに…。小川さんも丸藤も杉浦もいるけども、またそことは違うノアを、彼らのあとを追うんじゃなくて、自分たちで作り上げてもらいたい。で、最終的には、その3人が霞むぐらいに。なかなか難しいと思うけど。今日1日勝ったから、さあどうかっていうところじゃないからね。難しいと思うけど、それを目標に頑張ってもらいたいなと思います」

――試合後に声をかけていたが、どんな言葉をかけた?

▼秋山「もう2人に。それは2人に言ったんで」

――丸藤選手は久々の武道館だったが?

▼丸藤「まず秋山さんにせっかく来ていただいたのに、自分がこうやって負けてしまって申し訳ない。本当にすいません。最後のあの飛んできた頭突きみたいの、初めて食らったからさ。ちょっと俺もよく分からないしさ。もう次は食らわないよ。飛んできても、ヒザで叩き落としてやるから。でも、どうだ? 2人とも、秋山さんと試合して。な? もっともっとやりたいと思っただろうし、もっともっとお前らも学ぶべきものがたくさんあると思う。だから、秋山さん。時間があったら、またぜひノアのリングに。お願いします」

――お二人はノアでもほとんど組んだことがなかったと思うが、今回、武道館という舞台で組んだ感想は?

▼秋山「別に何をやったってことはないけど。負けてはしまったけども、安心して見てられるし。まあまあ、最初はやり過ぎだろうと思ったかもわからないけど、俺も出せって。ちょっと久しぶりのノアで、若人2人と頑張っちゃいました」

▼丸藤「僕もそこそこ段々年齢とキャリアを積んできた中で、やっぱり俺が目指すべき人のひとりなので、秋山さんは。今日は隣に立って、勉強させてもらったし。秋山さんに来てもらわなくても、俺とか…まあ、スギちゃんは結構秋山さんみたいなタイプだけど、しっかり自分たちで下の人間を育てられるように、自分もまだまだ成長しなくちゃいけないなと思います。どう? 優等生みたいじゃん、今の?」

▼秋山「優等生だね」

▼丸藤「でも、楽しかったです。ありがとうございました」

▼秋山「ありがとう」