『Road to CASTLE ATTACK』東京・後楽園ホール(2021年2月15日)
○ディック東郷&EVIL&ジェイ・ホワイト&チェーズ・オーエンズvsオカダ・カズチカ&石井智宏&矢野通&SHO×

 前夜のリベンジを狙ったオカダ&石井&矢野が揃って大の字。トリプル前哨戦でBULLET CLUBが勢いの差をまざまざと見せつけた。

 2・27大阪城ホールの「オカダvsEVIL」、「石井vsジェイ」、「矢野vsオーエンズ」(KOPW戦)に向けてのトリプル前哨戦が後楽園ホールのセミファイナルで実現。前夜のイリミネーションマッチでBULLET CLUBの暴挙を許し、怒り心頭のCHAOS勢だったが、今宵もしてやられた。

 選手コールをしようとした阿部リングアナをジェイが暴行。前夜の怒りが収まらないCHAOS勢がリングになだれ込むが、BULLET CLUB勢はリングを降りて両軍が視殺戦を繰り広げる不穏な幕開けに。

 序盤は矢野がオーエンズに捕まってしまった。KOPW戦で互いの手首をストラップで結んで戦う「テキサスストラップマッチ」を提案しているオーエンズが予行演習とばかりにストラップを投入。矢野の背中を殴打したり、首を絞め上げたり、拳に巻きつけて殴りつけたりと、上手く利用して矢野を圧倒した。矢野もストラップを背中に叩きつけて一矢報いたものの、オーエンズの巧みなストラップさばきが目を引いた。

 それでも石井がジェイ相手に奮闘。ショルダータックルをぶち込むと、BULLET CLUBの介入をSHOとともに返り討ちにし、さらにジェイにはエルボーやパワースラムを決めた。シングルマッチさながらのハイレベルな先読み合戦はジェイがDDTで競り勝ち、デスバレーボムに繋げたものの、気迫全開の石井はブレーンバスターで挽回し、2人の攻防は全くの五分と五分だった。

 オカダは前夜の怒りを正面からEVILにぶつけた。気迫のこもったバックエルボーやエルボースマッシュで畳みかける。しかし、EVILはショルダースルーでオカダを場外に投げ飛ばすと、串刺しラリアット、フィッシャーマンバスターで逆転。ショートレンジ式レインメーカー、ドロップキックをいずれも空転させると、東郷の介入でペースを乱したうえで豪快なラリアットでカチ上げた。それでもオカダはEVIL&東郷の連係を防ぐと、EVILをDDTでマットに突き刺す。

 リベンジを狙うCHAOS勢の気迫が際立ったが、試合は突然決着した。SHOが東郷を腕ひしぎ逆十字固めに捕らえて追い込んだが、割って入ったEVILがいきなりEVILをズバリ。オカダが慌てて急行してもEIVLはラリアットで返り討ちに。そのスキに東郷がSHOをフォールし、BULLET CLUBの勝利となった。

 試合後、BULLET CLUBは今宵も暴挙に出た。ジェイとセコンドの外道がタオルを使って場外で石井の首を絞めて失神寸前に追い詰めると、EVILはオカダをスコーピオンデスロックで、オーエンズは矢野をストラップでのチョーク攻撃に捕獲。長時間痛めつけて2人を大の字にする。圧勝したBULLET CLUBは余裕タップリにToo Sweetポーズを決めてみせた。

 EVILはノーコメントだったが、「俺は全てを見越している。お前は夢の中でさえ俺を倒せない。このビッグチャンス、お前はモノにできるのか?」(ジェイ)、「ヤノ、犬のようにリードを付けて歩き回るがいい」(オーエンズ)とBULLET CLUBの舌鋒は鋭さを増すばかり。BULLET CLUBが勢いをまざまざと見せつける結末となった。前哨戦はまだまだ続くが、オカダたちは活路を見出すことができるのか。

【ジェイの話】「よく耳を澄ませてみれば、イシイのいびきが聞こえてくるぞ。さぞかし良い夢を見てるんだろう。大阪城ホールの俺とのシングルマッチの夢かもな。イシイ、昼寝から目が覚めたらこのコメントを見てくれよ。俺とのシングルマッチはお前にとってはまたとないビッグチャンスだ。遂にG1の借りを返す時が来た。よくも俺のデスティーノを邪魔をしてくれた。お前さえいなければこの俺が神になっていた。大阪でお前は前哨戦と同じように真っ向から俺にぶつかってくるんだろう。でも俺は全てを見越している。お前は夢の中でさえ俺を倒せない。このビッグチャンス、お前はモノにできるのか? さてどうなるのか楽しみだ」

【オーエンズの話】「ヤノ、おふざけは終わりだ。戦争はもう始まってるんだ。俺は最近テキサス・ヘビー級王座を獲り、ザ・ファンクス、フォン・エリック・ファミリー、タリー・ブランチャード、ホセ・ロザリオといった偉大な歴代王者と肩を並べた。だが、テキサス・ヘビー級王座設立以来、史上最高の王者になるのはこの俺だ。俺のルールに投票よろしくな。ヤノ、犬のようにリードを付けて歩き回るがいい」

※EVIL&東郷はノーコメント

【矢野の話】「オイッ! チェーズ・オーエンズ! チェーズ・オーエンズ!! アイツに言って! オイ! よく聞け、よく聞け! よく聞け、あの野郎、オイ! テキサスストラップかなんだか知らねーけどなあ、人のことバチバチバチバチ叩きやがって! 痛えじゃねーか! 痛えじゃねーか、コノヤロー!! だがしかし! 俺も! アイツを引っぱたいた時! 楽しかったぁ〜!! ということで! 一つ案を思いついた。題して! YTR式テキサスストラップマッチだ、コノヤロー、オイ! アイツの好きな! テキサスストラップと! 俺がどうしても外したい、コーナーパッド、これを掛け合せた試合! そう! テキサスストラップを付けて、コーナーパッドを外していき、最後のコーナーパッドを外した者が勝者だ、オイ! テキサスストラップマッチと、YTR式テキサスストラップマッチで(『KOPW 2021』争奪戦のルール投票に)投票しろ、バカヤロー、オイッ! オイ! あと、あいつな、34分40秒? 戦った、1月4日に? それをな、ベラベラベラベラうるせーんだバカヤロー、オイ! 34分40秒? 35分もいってねーじゃねーか、バカヤロー、オイ! だったらテメーをな俺がな、34分41秒、テキサスストラップでバッチバチに引っぱたいてやる、コノヤロー!!」

※オカダ&石井&SHOはノーコメント