『STEP FORWARD 2021』群馬・YAMADAグリーンドーム前橋サブイベントエリア(2021年2月23日)
○中嶋勝彦&拳王&マサ北宮&征矢学vs清宮海斗&谷口周平&稲村愛輝&モハメド ヨネ×

 仙台大会の“海賊ライオン丸男"に続いて、今宵の前橋大会には柔術着の白覆面男が乱入。3・7横浜武道館大会でケンドー・カシンの挑戦を受けるGHCナショナル王者・拳王を襲撃し、今度は桜庭和志を自称した。謎のカシンマスク男も本部席で観戦し、拳王は増殖する“悪魔仮面”からの刺客(?)にますます混乱した。

 2・21仙台大会には“自称・杉浦貴"の海賊ライオン丸男が乱入して拳王を襲撃。続くこの日の前橋大会では、拳王の試合前にカシンマスクの男が本部席へと陣取り、悠然と試合を観戦した。

 確かに“プロレス界のベテラン"な貫禄はあるものの、明らかにカシンとは体格が違う。それでも拳王は「お前カシンか!?」と胸ぐらをつかんだり、マスクを剥がしにかかったり…と集中できない。

 試合は横浜武道館大会でのGHCタッグ王座挑戦が決まっている“金剛版ジ・アグレッション"中嶋&北宮組が爆発。ダブルのフェイスクラッシャー→北宮のサイトースープレックスで一気にヨネを追い込むと、最後は中嶋がランニングローキックからのヴァーティカル・スパイクで圧巻の3カウントを奪って、王座奪取へ弾みをつけた。

 一方で本部席の謎のカシンマスクは、試合が終わっても動かない。勝ち名乗りを受けながらも、拳王が落ち着かないそぶりをみせたその時だった。

 今宵は柔術着を着込んだ白覆面が乱入。拳王ら金剛勢も袋叩きにしようとしたものの、乱闘のさなかでスルスルとナショナルベルトを手にとった白覆面は、拳王の頭部をベルトで殴りつけて逃走した。

 怒りの拳王は「おい、仙台に続いてまた変なヤツが出てきたな…。おい! テメーは誰なんだコノヤロー…」とマイクで迫ったが、白覆面は軽くあしらってバックステージへ。柔術着のアンダーに着用していた桜庭のラッシュガードを見せながら、「これを見れば分かるでしょう? 桜庭ですよ。桜庭です。杉浦に頼まれて今日やってきました」とやはりカシンに酷似した声で桜庭を自称し「もうひと仕事終わったからパソコンで動画見て晩酌するんで。これで帰ります」と家族持ち中年のささやかな趣味を暴露…いや告白しながら、上州の闇夜に姿を消した。

 とにもかくにも、仙台では杉浦を名乗る海賊ライオン丸、前橋では桜庭を名乗る柔術着の白覆面、謎の貫禄を誇るカシンマスク男も登場。あす(23日)後楽園大会で最初の前哨戦が行われる前に、早くも増殖するカシンからの刺客(?)が、王者・拳王の精神を蝕(むしば)んでいる。

【謎の白覆面の話】「(あなたはカシン?)何を言ってる。(※柔術着のアンダーに着用していた桜庭のラッシュガードを見せながら)これを見れば分かるでしょう? 桜庭ですよ。桜庭です。杉浦に頼まれて今日やってきました。もうひと仕事終わったからパソコンで動画見て晩酌するんで。これで帰ります。(※と深々と一礼して退散)」