『Road to SAKURA GENESIS 2021』東京・後楽園ホール(2021年3月30日)
○KENTA&EVIL&バッドラック・ファレ&高橋裕二郎&石森太二vsオカダ・カズチカ&矢野通&後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI×

 今宵もKENTAがYOSHI-HASHIから奪い取った如意棒が大暴れを見せてNEVER6人タッグ王者トリオをKO。石森&裕二郎と組んでのタイトル挑戦が浮上した。

 KENTAは3・21仙台大会でYOSHI-HASHIから如意棒を強奪。丁重に“彼女"扱いしつつ、試合でも巧みに使用してきた。3・28高崎ではYOSHI-HASHIを痛打してKO。翌日の後楽園では後藤を叩きのめし、石森の勝利をアシストした。棒を奪われたYOSHI-HASHIも怒りを募らせており、遺恨がさらに激化する中、今宵は前日と同じカードとなる10人タッグ戦で激突した。

 KENTAはもちろん最愛の棒と一緒に登場し、花道では口づけまでする。リングに入る際はパートナーの石森がロープを開けて招き入れた。

 試合は劇的な幕開けに。EVILがNEW JAPAN CUP準々決勝での矢野戦を再現させるように、照明を落としていきなり暗黒を作り上げる。そして、矢野を孤立させて、BULLET CLUBで集団暴行。矢野は悲鳴を上げるしかない。CHAOS勢は連係を駆使して巻き返したものの、BULLET CLUBペースを変えることはできず。KENTAは場外戦になると、執ようにYOSHI-HASHIを殴りつけた。石森からの雪辱を狙う後藤だったが、KENTAたちは集中攻撃を浴びせる。

 フラストレーションを溜め込んだYOSHI-HASHIだったが、試合権のある形でKENTAと対峙すると、逆水平を唸らせて反撃する。裕二郎の介入に遭うが、石井が加勢。裕二郎のフロントハイキックをKENTAに誤爆させると、オカダたちもリングに飛び込み、KENTAに怒とうの連続攻撃あへ。YOSHI-HASHIはダイブ式ヘッドハンターでチャンスを掴んだ。

 KENTAは石森が浅見レフェリーの注意を引きつけているスキに、如意棒を投入するが、YOSHI-HASHIは奪い返す。だが、ここで浅見レフェリーがYOSHI-HASHIの動きに気づき、棒を没収した。浅見レフェリーがCHAOSのコーナーに如意棒を戻そうと視線を逸らした瞬間、裕二郎がステッキでYOSHI-HASHIを痛打。すかさずKENTAがGAME OVERでYOSHI-HASHIを絞め上げてギブアップを奪った。

 即座に如意棒を取り戻したKENTAはYOSHI-HASHI、後藤を暴行。石井が助けに入っても、裕二郎がスティック攻撃で返り討ちに。如意棒とスティック、2つの棒でCHAOS勢を大の字に追い込んだKENTAと裕二郎は、石森とともにNEVER6人タッグのベルトを奪い取ると、倒れる後藤たちに見せつけてニヤリ。反撃を狙う石井を痛めつけ、意気揚々とリングをあとに。KENTAたちのNEVER6人タッグ王座挑戦が急浮上する結果となった。

 KENTAはこの日もYOSHI-HASHIに対して言いたい放題。前日に「ベルトを使って人を殴んねぇだろ?」と発言したにもかかわらず、YOSHI-HASHIが自ら棒を振りかざしたことに触れ、「マジ怖いわ! で、今日、殴ろうとして。昨日言った意見をもう変えようとして」と小馬鹿にする。さらに、「『YOSHI-HASHIはブス』って言うと、必ず発生する『ブスなんかじゃない!』『そんなこと言わないで!』とか言うアホたち。何かこう、逆に否定されるほうが、YOSHI-HASHIは恥ずかしいから。ムキになって否定すればするほど、YOSHI-HASHIは恥ずかしいから」とYOSHI-HASHIのファンまで嘲笑した。

 他の2人も舌はなめらかで、裕二郎はG1で敗れた雪辱戦となる石井とのシングル戦、石森はジュニア王者デスペラードへの挑戦をアピールしていた。

【KENTAの話】「(※棒を手に登場し、棒を見つめて話しかける)大丈夫? ね、怖かったよね、今日ね。いきなりね、変な何か……どうしたの、大丈夫? 涙、拭きな。大丈夫? 大丈夫だった? 怖かったね。(ビデオカメラに)見た? 見た? 何アレ? まだ昔の、未練を断ち切らない感じで、何かやってきちゃって。こっちでもう付き合ってるって言ってんのに、まだやって来て、それで……(※棒に)いや棒ちゃん、どうしたの? 今日は何か……今、しゃべってるから。ちょっと大人しくしてて。(ビデオカメラに)見た? アイツ。マジで。それから昨日のコメント、アイツの、見た? 『棒は叩くもんじゃねぇ!』みたいなこと言ってたの、知ってる? 情報入ってんだよ、アイツ叩いてたって、昔。棒ちゃんで。何それ、言ってることとやってることが違……怖っ! 怖いわ! アイツなんじゃないの、俺にクソリプ送ってくんの。マジ怖いわ! で、今日、殴ろうとして。昨日言った意見をもう変えようとして。(棒に)ね、怖かったね。『YOSHI-HASHIはブス』って言うと、必ず発生する『ブスなんかじゃない!』『そんなこと言わないで!』とか言うアホたち。何かこう、逆に否定されるほうが、YOSHI-HASHIは恥ずかしいから。ムキになって否定すればするほど、YOSHI-HASHIは恥ずかしいから。『ブスなんかじゃない!』。逆にブスってことになっちゃうから。(棒に)棒ちゃん、ね。もう二度と渡さないから。ずっと一緒な、な。分かった? 分かった? (※棒に顔を寄せて)な?俺たち似合ってんだろ? (ビデオカメラに)な、俺たち似合ってんだろ? (※カメラがうなずくと)な! 結局、俺たちが、俺がっていうか俺たちが、何が言いたいかって言うと、(※裏声になって)『YOSHI-HASHIはブス』ってこと! (※棒に向かって満足げに)言えたじゃん!」

【試合後のEVIL&東郷】
▼EVIL「(※持参したイスに座って)オイ、この光のある状況をよぉ、当たり前だと思ってんのかお前ら、あぁ? 当たり前じゃねぇからな。当たり前じゃねぇからな、オイ、コノヤロー、よく覚えとけ!」

▼東郷「(※EVILの後を控室に向かいながら)俺ら、闇の世界で生きてんだよ、オイ!」

▼EVIL「行くぞ……」

【裕二郎の話】「NEVERの、6メンのベルトの前によ、あぁ!? 石井ちゃんだよ、石井ちゃん! 去年の『G1 CLIMAX』の恨み、忘れてねぇからよ。石井ちゃん、いつでもやってやるぜ、オイ!(※笑みを浮かべながら控室へ)」

【石森の話】「(※インタビュースペースに着くと座り込んで)今日も気分の乗らないCHAOSとの一戦だったけど、棒ちゃん、いいねぇ〜。KENTAさんの元に来てから、絶好調じゃねぇか! 俺、新日本に来てからずーっと思ってたけど、YOSHI-HASHIの持ってるあの棒、意味あんのかな?(笑) まぁいいや。それはいいとして、デスペ、2冠チャンピオン様。Twitter、見たよ。ありがとう、俺のこと触れてくれて。チャンピオン様がつまらないヤツらを片付けてる間に、俺もさらに強くてカッコいい挑戦者を磨くよ。そして、そのベルトを、奪う」

※ファレはノーコメント

【矢野の話】「(※泣いているような仕草でインタビュースペースの前を通過しながら)あ〜、怖い! 怖い、怖い怖い、怖い!」

【後藤の話】「(※額を押さえて息を整えながら)正直、棒の力を見くびってたみたいだな。YOSHI-HASHIの言う通りだ。あんな強力なもの、アイツらの手に持たしちゃダメなんだ。それから石森、棒のおかげだとは言え、この俺から3カウントを取った罪は重いぞ」

【YOSHI-HASHIの話】「裕二郎、オイ、聞いたよ。ベルト、オイ、俺らの前に持ってきたってことはそういうことだろ。それからオイ、KENTA! リング上で棒を持った時、棒が言ってたよ。『私を使って、KENTAをぶっ飛ばしてください』って。俺はハッキリリング上で聞こえたよ」

※オカダ、石井はノーコメント