『一騎当千DeathMatch Survivor〜公式戦』東京・後楽園ホール(2021年3月31日)
「一騎当千DeathMatch Survivor〜」Aブロック公式戦 〇ビオレント・ジャックvs高橋匡哉×

 ジャックが元デスマッチ王者・高橋を粉砕し、Aブロックを全勝突破。敗れた高橋は「絶対に優勝しろ」とエールを送った。

 デスマッチリーグ戦・一騎当千はこの日がA、B両ブロックの公式戦最終日。Aブロックは元デスマッチ王者・高橋と初出場・ジャックがここまで2戦全勝。両者の直接対決によって5・16後楽園大会における準決勝進出者が決まることになった。形式はセルフプロデュースボードデスマッチ。第5試合で飛散した蛍光灯の破片が残されたリング上に有刺鉄線ラダーボードと空き缶ボードが用意された。

 タックル合戦の真っ向勝負で幕を開け、高橋がジャンピングネックブリーカードロップで先手を取る。ジャックも高橋を場外に蹴落とし、トペコンヒーロを放って譲らない。蛍光灯の破片で高橋の額を叩き割り、空き缶ボード上にスパインバスターで叩きつけた。

 すかさずジャックは空き缶を高橋に額に突き刺し、空き缶ボードをかぶせてのセントーンを投下。有刺鉄線ラダーボードをコーナーにセットすると、パワーボムを狙ったが、高橋がリバース。ジャックをボード上に叩き落とした。

 ペースを握った高橋はジャックを何度も有刺鉄線ラダーボードに投げつけて挽回。有刺鉄線をジャックの口に食い込ませながら絞め上げる。さらに有刺鉄線ラダーボードを利してのダイビングボディプレスを敢行したが、再びコーナーに上がったところを察知したジャックはラダーボードを投げつけて阻止。リング上に空き缶をばらまくと、その上に高橋を雪崩式ブレーンバスターで叩き落とした。

 そして蛍光灯を高橋に渡すと、チャンバラで意地を張り合う。高橋が蛍光灯の束を投げつけて競り勝っても、ジャックはラリアットで応戦。コロナビールの瓶を持ち出し、高橋の脳天を殴打すると、ロックボトムで叩きつける。さらに空き缶ボードをかぶせてのスワントーンボムを放った。

 高橋も1カウントで返す意地を見せて粘る。ラリアットの打ち合いもスピアーで制し、有刺鉄線ラダーボードめがけてフェースバスターを敢行。払い腰で追い討ちをかけたが、ジャックハマーはジャックが決めさせない。張り手連打、ハイキックで高橋を棒立ちにさせると、必殺のアマトゥランで豪快に叩きつけて3カウントを奪った。

 ジャックが3戦全勝で勝ち点6をマーク。文句なしのAブロック突破を決めた。「マサヤ、やっぱりお前、面白い人だな。お前をリスペクトしてます」と高橋に敬意を表したジャックは「おい、マサヤ。ビール飲む?」とコロナビールを手渡した。すると高橋は「おい、ジャック。最後に一言だけ。日本語わかるか? 日本ではな、お酒を飲んで車の運転は禁止されてる! 俺は帰り、車なんだバカヤロー!」と乾杯を拒否。それでも「ジャック、絶対に優勝しろよ!」とエールを送ってノーサイドとなった。

 「俺がBJWのデスマッチチャンピオン殺したいから塚本の方がいいと思う。まあまあドリュー・パーカー、あいつクソガキ。あまり面白くないけど、どっちでもいい、どうでもいい。俺が勝つ。それだけ」。そう豪語したジャックの相手はメインでデスマッチ王者・塚本から金星を奪ってBブロックを勝ち上がったパーカーに決定。「塚本、BJWのデスマッチチャンピオンと、伊東竜二、レジェンド一番気になる」と決勝の舞台を見据えていたジャックはデスマッチ王者との対決は消滅したものの、「シングルマッチやりたい絶対」と熱望した伊東戦を実現させたうえで優勝を飾る青写真を描いている。

【試合後のジャック】
▼ジャック「やっぱり俺のブロックでこいつ、匡哉、結構気になるあいつ。彼のデスマッチスタイル好き。あいつホントに一回一騎当千チャンピオン。あと2回デスマッチチャンピオン。今もうわかる。ホントに強い。今日この試合、一つの言葉で言ったら、めっちゃ痛かった、こいつ。でも匡哉、いつかまたやりましょう。じゃあ俺が6ポイントでしょ。俺がセミファイナル待ってます。セミファイナルで誰と? 次の試合、今日メインイベント、セミファイナルのもう一人だね。ホント!? メインみにいきます」

――全勝で準決勝に勝ち上がったが、準決勝でどちらとやりたい?

▼ジャック「確かにドリュー・パーカーと塚本。塚本、今BJWチャンピオンでしょ? 俺がBJWのデスマッチチャンピオン殺したいから塚本の方がいいと思う。まあまあドリュー・パーカー、あいつクソガキ。あまり面白くないけど、どっちでもいい、どうでもいい。俺が勝つ。それだけ」

――決勝戦で戦いたいのは?

▼ジャック「いろいろ名前がある。やっぱり伊東竜二とシングルマッチやりたい絶対。石川、グリーンボーイ、いつもフレッシュで面白い。木高イサミもシングルマッチやったことない。いろいろ名前がある。塚本、BJWのデスマッチチャンピオンと、伊東竜二、レジェンド一番気になる」


【高橋の話】「デスマッチはやめられねぇ。あぁクソ。あんだけ一騎当千優勝は通過点とかホラ吹いといてこのザマですよ。恥ずかしい、すいません。今の実力ではジャックは倒せなかったってことで負けは負け、しょうがない。あとはジャックは俺の分まで優勝してもらわないと困っちゃうから。あとね、危うくコロナビール飲みそうになっちゃったよ。危なかった。我に返ってよかった。飲酒運転で一騎当千どころじゃなくなるところだった。ありがとうございました。気持ちよかった。楽しいプロレスでした」