『Road to レスリングどんたく2021』神奈川・横浜武道館(2021年4月10日)
イリミネーションマッチ ○KENTA&EVIL&高橋裕二郎&石森太二&外道vs棚橋弘至&矢野通&石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI×

 オーバー・ザ・トップロープ寸前まで追い詰められたKENTAだったが、場外の如意棒の上に着地したため、脱落を回避。1人勝ち残ってイリミネーションマッチを制すると、身を挺して(?)自分を守ってくれた禍中の棒に「お前は一生、俺の……女」と愛を捧げた。

 4・20後楽園大会のNEVER6人タッグ戦「(王者)後藤&石井&YOSHI-HASHIvsKENTA&裕二郎&石森(挑戦者)」、4・28鹿児島大会のKOPW争奪戦「(王者)矢野vsEVIL(挑戦者)」に向けたダブル前哨戦として、BULLET CLUBとCHAOS&棚橋連合がイリミネーションマッチで対戦。各選手の思惑が交錯したが、勝敗を分けたのは禍中の如意棒だった。

 KENTAはYOSHI-HASHIから強奪すると、その棒を彼女扱い。まるでメロドラマのように、Twitterでは最愛の棒とケンカしたり、仲直りしたりする様子が連日伝えられてきた。その棒が思わぬ形で試合に介入したのだ。

 序盤はBULLET CLUBペース。KENTAは因縁のYOSHI-HASHIをことあるごとに暴行する。そんな状況ながら、発奮したのがNEVER王者・棚橋。次期挑戦者のジェイ・ホワイトが不在でも、そのセコンドである外道をテキサスクローバーホールドで仕留めて好調ぶりを見せつけた。

 その後、KOPW戦に向けて、EVILが金的攻撃から矢野を場外に道連れにすると、リング上にはタイトル戦を控えるKENTA&裕二郎&石森と後藤&石井&YOSHI-HASHIが残り、試合はさらにヒートアップする。大混戦となったが、裕二郎がステッキ攻撃で石井をオーバー・ザ・トップロープに追い込むと、石森が3・29後楽園大会に続き、今度はロープに足をかけた状態で後藤からピンフォール勝ち。BULLET CLUBサイドの勢いが目を引いた。

 それでもYOSHI-HASHIは必死に抵抗し、KENTAとの“一騎打ち"に持ち込む。ヘッドハンター、ネックブリーカードロップなど大技を駆使し、逆水平も効果的に浴びせて猛攻。KENTAのダイブ攻撃狙いを読んでエプロンに転落させると、低空ドロップキックで場外に蹴落とし、これで試合終了と思われた。

 しかし、KENTAの足元には禍中の棒が。偶然か、必然か、棒が身を挺してオーバー・ザ・トップロープを防ぐ形となり、KENTAは九死に一生を得てリングに帰還する。ならばとYOSHI-HASHIはカチ上げ式ラリアット、トラースキックからカルマを狙ったものの、KENTAは上手く回避。そして、先ほどとは反対に、YOSHI-HASHIを場外に叩き落とした。その足元には棒があったものの、寸前で石森が奪い取ったため、YOSHI-HASHIはそのまま脱落に。これでBULLET CLUBがKENTAの1人残りで勝利となり、棒が勝敗を分ける結果となった。

 身を挺して助けてくれた棒に熱い口づけをし、強く抱きしめたKENTAは「ありがとう。いや、まさかマジで棒ちゃん、助けてくれたんだ。ありがとう。人前でもなんでも、お前は一生、俺の……女」と愛を捧げた。

 「棒ちゃんのヘルプ見た? これだよ。こんな活躍した、あのブスの時? 見たことある? なんにもしてない。ただ置かれて。誰かが送ってきた昔の見たらこんなに振り回しちゃって。ねえ、あれ目回ったよね? 大丈夫だった、あれ?」と棒を気遣いつつ、YOSHI-HASHIとの絆の違いを強調したKENTAは、「このままあいつの、なんか自分のものみたいな感じで、いつまでも獲っている、着けている、身にまとってるあのNEVERの6人タッグのあのベルト。俺と太二と裕二で、いただいちゃうよ、あれも。丸裸にしてやるよ、あいつ」とベルト強奪を予告した。

【KENTAの話】「いやあ、もう!(と言いながら棒に熱い口づけ)。(棒に向かって)ありがとう。君の、いやまさか、マジで棒ちゃん、助けてくれたんだ。ありがとう。(棒をきつく抱きしめながら)でも、人前でもなんでも、お前は一生、俺の……女。(TVカメラに向かって)見た? 見た? 棒ちゃんのヘルプ見た? これだよ。こんな活躍した、あのブスの時? 見たことある? なんにもしてない。ただ置かれて。誰かが送ってきた昔のを見たらこんなに振り回しちゃって。(棒に向かって)ねえ、あれ目回ったよね? 大丈夫だった、あれ? あんなのが、棒をあんなに振り回す時代が、振り回すことがカッコいいとされる時代に俺たちいた? いなかったよ。そんな時代なかったよ。いつの時代だって、棒を振り回したらダサいんだから。おかしいだろ。ちょっ、ちょっと待ってよ。見ただろ、今日の。(声色を変えて棒がしゃべっているように)アイツマジデブス。(自分の声に戻し、棒に向かって)ねえ! 本当にあれ嫌だね。思い出したくないね。このままあいつの、なんか自分のものみたいな感じで、いつまでも獲ってる、着けてる、身にまとってるあのNEVERの6人タッグのあのベルト。俺と太二と裕二で、いただいちゃうよ、あれも。丸裸にしてやるよ、あいつ。(棒に向かって)ね?(声色を変えて棒がしゃべっているように)アイツマジデブス。(声色を戻し、うなずくように)ねえ! 結局、今日、俺が何が言いたいかって言うと、YOSHI-HASHI、コメントの時、いちいち『オイ!オイ!』って、オイオイ言い過ぎってこと!」


【裕二郎の話】「オイ、石井ちゃん、今までのことはよ、関係ねえよ。今シリーズからカウントするぞ。まずはよ、俺の1勝だよ。つまりよ、現時点で石井ちゃんよりも俺のほうが強えってことだよ」

【石森の話】「今日から『Road to どんたく』始まったけど、俺は納得いってねえよ。デスペチャンピオン様が俺を指名したのに、なんでちゃっかり復帰して出てきたYOHで決まりなんだよ! ああ!? あのタイトルマッチ、誰が見てえんだよ。だ〜〜〜れも納得しねえぞ! まあ、でも、20日に俺もNEVER6人タッグ決まったからさ。一旦切り替えて、マジで獲りにいくよ。後藤、棒ちゃん使わなくても3カウント獲ったぞ」

【試合後のEVIL&東郷、矢野】
※EVILと東郷が矢野を連行してくると

▼東郷「来い、オラ! 来い、オラ!」

▼EVIL「(矢野を踏みつけながら)オイ、いいか、矢野!『KOPW』ダークネスマッチ、やってやる、この野郎!」

▼東郷「そういうこった! オラ!」

※東郷が黒頭巾を矢野に叩きつけ、EVILと一緒にストンピングで滅多打ちにする

▼矢野「うあああああ! うああああ! うあああああ!」

▼EVIL「(矢野をさんざんいたぶってから)オイ、行くぞ!」

※EVILと東郷は控室へ

▼矢野「(床に仰向けになりながら)チクショー! あいつら! クソーッ! てめえらがやる気だったらな、この黒頭巾であいつもな、暗闇の恐怖にな、見えない恐怖に陥れてやる! 俺が提案するルールはな、暗闇創造黒頭巾マッチだ、オイ! この黒頭巾で暗闇を創り出して決着をつける。どんな決着でもいいんだ、オイ! よく覚えておけ、バカ! この野郎!」

【YOSHI-HASHIの話】「オイ! KENTAふざけんな! 完全に(場外へ)落ちてたろ!? しかも棒を踏みつけてんじゃねぇよ。完全に俺たちが勝ってんだろ。クソが!」