『THE OVATION 2021 Day2』TVマッチ(2021年5月3日生配信)
○清宮海斗vs日高郁人×

 DDTの竹下幸之介がノアの無観客TVマッチに電撃来場。『CyberFight Festival 2021』(6月6日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)での団体対抗戦に向けて清宮に“熱量不足"の苦言をぶつけた。

 CyberFightグループが一堂に会する『CyberFight Festival』では、ノアvsDDT対抗戦として「清宮海斗&稲村愛輝vs竹下幸之介&上野勇希」が決定済み。すでに団体の中心を担う、ノアとDDTの20代若手2トップが対決する。

 とはいえ、ここに来て清宮は失速気味。3月にはGHC戦で武藤敬司に敗れ、前日のTVマッチでも田中将斗に一騎打ちで敗れた。この日は日高との一騎打ちに臨み、最後はストレッチプラム式フェイスロックで快勝。6・6さいたまへ「この大会の主役は俺たち若い世代だ」とマイクで決意表明をしようとしたその時だった。

 DDTの竹下が電撃来場。初めて方舟マットに足を踏み入れた竹下は「ノアファンの皆さん、はじめまして。DDTから来ました竹下幸之介です。4月、僕がアメリカに行っている時に、わざわざ清宮選手と稲村選手2人で、僕がいないDDTのリングにあいさつしに来てもらったみたいなんで、今日は僕ひとりでこのノアのリングに、清宮選手に確かめたいことがあって来させてもらいました」と切り出した。

 確かに米AEW遠征で竹下不在のなか、清宮と稲村はDDT4・15浅草大会に来場して上野のファイトを視察していた。

 言葉を続けた竹下は「清宮海斗、いいか。次の6・6サイバーファイトフェスの俺たちの戦いはな、交流戦じゃないぞ。対抗戦や。それ、どういう意味かわかってるか? 万が一、俺とか上野が負けることがあれば、それはノアがDDTに勝った、そういうことや。逆にな、俺らが勝ったら、DDTがノアに勝った、ノアがDDTに負けた、そういうことやぞ。お前にその覚悟はあんのか?」と問いかけた竹下は、「俺と上野もその覚悟を持って、6・6はリングに立つ。お前のその熱量じゃな、熱い対抗戦なんかできるわけないやろ。お前がずっと言っている新しい景色、そんな今の熱量じゃ、ノアのお客さんにもプロレスファンにも見せられへんぞ」と清宮の“熱量不足"を真っ向から指摘した。

 すかさず清宮も「DDT、ノア、対抗戦。もちろんその気持ちはわかる。その気持ちはわかるけど、俺は常にプロレス界のために戦ってるよ。そのために、次のサイバーファイト・フェス、俺たちの世代が主役になるんだよ」と改めて強調しながら返答し、覚悟のほどを確かめ合うように視線を交錯させた。

 とにもかくにも、GHC戦「武藤敬司vs丸藤正道」、KO-D無差別戦「秋山準vsHARASHIMA」を話題的にも内容的にも上回るのが共通の課題。そのうえで、高リスクの“対抗戦"でぶつかり合う。

 「今のままじゃたぶんね、そこそこ注目されて、そこそこ熱い試合して終わってしまうと思うんで。清宮選手の言うところの新しい景色っていうのを見せるなら、もっと熱量上げて、熱い試合で、熱い戦いを見せないと、いつまでたっても見せれないと思うから」と竹下。若くして団体を背負う両雄にとって“さいたま決戦"はすでに始まっている。

【試合後の清宮】
▼清宮「サイバーファイト・フェスに向けて動いていった中で、竹下選手の存在というのが、俺にとって今まで欠けてた部分だったから。今日、来ていただいて、やっとピースが揃ったというか。これで本当にサイバーファイト・フェスに向けて、俺たちが主役になるために動いていきますよ」

――「熱量が足りない」と言われたことに対しては?

▼清宮「もうそこは向こうとこっちの考え方の違いでもあると思うから。熱の大きさでは俺たちも負けるつもりないし、そこの部分もリング上でやり合っていけたらいいなと思うんで」

【竹下の話】「まあ、リング上で言ったことが全てなんで。僕はこのサイバーファイト・フェスはこの試合のためにあった興行だなって、そう思ってもらえるような試合をしなくちゃ意味がないと思っているんで。今のままじゃたぶんね、そこそこ注目されて、そこそこ熱い試合して終わってしまうと思うんで。清宮選手の言うところの新しい景色っていうのを見せるなら、もっと熱量上げて、熱い試合で、熱い戦いを見せないと、いつまでたっても見せれないと思うから。僕はそれを今日伝えに来ました。じゃあ、帰ります」