『Road to WRESTLE GRAND SLAM』東京・後楽園ホール(2021年5月25日)
○鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHIvs後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI&田口隆祐×

 前日の後楽園大会に続き、内藤と石井がまたもヒートアップ。試合後、石井と後藤はNEVER6人タッグ王座のベルトをちらつかせてロス・インゴ軍を挑発し、両軍によるタイトル戦が急浮上した。

 全4戦の短期シリーズながら、連日対戦しているロス・インゴ軍とCHAOS。特に内藤と石井は前日の後楽園大会で大乱闘を繰り広げて過去の因縁が再燃し、両軍の間に新たな火種が生まれた。今大会ではロス・インゴ軍の鷹木&内藤&SANADA&BUSHIと、NEVER6人タッグ王座を保持しているCHAOSの後藤&石井&YOSHI-HASHIに正規軍の田口を加えた混成カルテットが激突した。

 ゴングを待たずにエキサイトした石井が内藤を奇襲。ともにTシャツを脱がずに激しいエルボー合戦を繰り広げる。石井は強烈なエルボーでねじ伏せると、早くもパワーボムがさく裂。後藤&YOSHI-HASHIはSANADAたちを分断して援護射撃に出ると、すかさず石井はラリアットから一気に垂直落下式ブレーンバスターへ。短期決着を狙ったが、鷹木が飛び込んでなんとか阻止する。

 その後、闘志が空回りした石井が長時間ローンバトルを強いられたが、自力でピンチを脱すると、この日が39歳の誕生日となったYOSHI-HASHIが躍動。後藤も村正からブルドッキングヘッドロックにつなげる得意の連続攻撃や牛殺しを繰り出すと、SANADAとハイレベルな先読み合戦を展開し、6人タッグ王者としての威厳を示した。そんな中でも内藤と石井はことあるごとに激しくやり合い、遺恨を激化させた。

 試合はIWGP世界ヘビー級王座獲りを明言している鷹木が、田口をパンピングボンバーで黙らせ、MADE IN JAPANを決めて3カウントを奪取。今シリーズで自力3連勝を飾り、その充実ぶりを見せつけた。

 決着がついたあとも、内藤と石井はまたしても場外で乱闘。海野レフェリーが割って入って事なきを得たものの、石井が頬を突き出して挑発すれば、内藤も冷酷な表情を浮かべて一触即発に。荒ぶる気持ちを抑えたものの、内藤はあえて勝ち名乗りを受けなかった。

 前日の試合後、「今シリーズの俺のテーマはBUSHI、そしてSANADAの気持ちを確かめること」と語っていた内藤は石井のことに一切触れなかったが、今宵もSANADAの戦いぶりに関するコメントに終始。それでも無視はできなかったようで、最後に「それにしても石井…効いたぜ。カブロン!」と発言した。

 一方、石井は「内藤、かまって欲しいんだろ!? いいぞ」とヒートアップ。「狙いはなんだ!? シングルか!? それともこれか!?」と6人タッグのベルトを叩き、「どっちでもいいぞ。遊んでやるよ」と臨戦態勢を取った。また、後藤も「俺になんの恨みがあんだ、この野郎!? こいつか、オイ! オメェはこれを狙ってんのか!? これを狙ってるんだったらな、その口でハッキリ言ってみろ!」とベルトを掲げてSANADAに迫っており、両軍による6人タッグ王座戦が急浮上する形となった。

【内藤の話】「BUSHIの気持ちは何となく理解した。コメントでも危機感を感じ取れるし、鷹木に対しての思いも俺と同じ感じなのかな!? じゃあ、SANADAはどうなんだ!? リング上ではあまり感情を表に出してないけど、昨日、鷹木がマイクを持っていたときのSANADAの表情、見た? 見た!? いい顔してたよ。きっとSANADAも同じように悔しい思いを抱いてるんでしょう。さあ、いよいよ明日は後楽園ホール3連戦最終日。SANADAとのタッグ。対戦相手のYOSHI-HASHI、後藤よりも、パートナーのSANADAに目がいってしまうよ。SANADAと(※拳を握って胸を2度叩き)気持ちのぶつかり合いをしたいと思います。その気持ちのぶつかり合いをした結果、いったい何が生まれるのか!? その答えはもちろんトランキーロ。あっせんなよ。ではでは、また明日もここ後楽園ホールでお会いしましょう。それにしても石井…効いたぜ。カブロン!」

【鷹木の話】「いいじゃねぇか、オイ。BUSHIもSANADAも内藤も気合入ってるな。あ!? 俺はもちろんいつだって気合入ってるぜ。見てのとおり! 絶好調だしよ。それはそうと、昨日は解説席で言ってたヤツがいたな。『鷹木は負けたばかりだから列の最後尾に並べ』と。バカ野郎。そりゃあ(ウィル・)オスプレイが! (IWGP世界ヘビー)ベルト返上しなくて日本にいたら、もちろんそうしてたよ。だが現実はどうだ、オイ!? オスプレイはベルト返上。おまけにイギリスに帰っちまった。オォ、振り出しだろ、どう見ても!? な!? それに俺は先シリーズ、毎日のようにあのIWGP世界ヘビーのベルトを目の前で見ていた。鹿児島では、あのベルトを手に触れたからな。たしかに歴史は浅いかもしれんが、重みと深みは俺はしっかり体感したぞ。なあ!? 明日は我が身だ。俺自身だって、いつコロナウイルスに感染するか、わかんねぇよ。なあ!? だからいま、こうやって体力も気力も充実しているいまこそ! やらなきゃダメだろ。そうだろ!? まあ、とにかく、さんざん、さんざん、俺はアピールしてきたから。あとはオイ、新日本プロレスに任せたよ。なあ!? 会社に任せた。それと明日か。明日は辻とシングルだな。第1試合だよ。いいじゃないの、オイ。でも、あの野郎よ、俺のことを『元気なオッサン』とか言ってっけどよ、オイ、辻!! 俺が元気だけだと思ってんのか!? この野郎。明日はテメェに! 俺の強さと! 怖さをトコトン教えてやるよ」

【BUSHIの話】「明日の後楽園のカード、明日の試合、俺らのチームは俺だけが休み。ゆっくり休める。いや、勘違いしちゃいけないよな!? 俺だけカードがない。カードに漏れたんだよ。危機感持たないといけない。だから俺は明日、後楽園に試合でも見に来ようかなと思ってるよ」

※SANADAはノーコメント

【石井の話】「内藤、かまって欲しいんだろ!? いいぞ。狙いはなんだ!? シングルか!? それともこれか!?(※と言ってNEVER 6人タッグベルトを叩く)どっちでもいいぞ。遊んでやるよ」

【後藤の話】「俺になんの恨みがあんだ、この野郎!? (※NEVER 6人タッグベルトを掲げ)こいつか、オイ! オメェはこれを狙ってんのか!? これを狙ってるんだったらな、その口でハッキリ言ってみろ!」

※YOSHI-HASHI&田口はノーコメント