『日本プロレス史70周年記念大会「LEGACY」』東京・後楽園ホール(2021年9月14日)
○宮脇純太&丸藤正道vs岡田欣也&矢野安崇×

 丸藤がノア提供試合で若手に囲まれて奮闘。矢野との初対決も実現したが、厳しい攻撃で直接指導すると、「ノアの、そしてプロレス界の未来になってほしいなと思います」と若手たちに期待を示した。

 現在開催中のリーグ戦・N-1 VICTORYには参加していないGHCヘビー級王者の丸藤が、ノア提供試合として日本プロレス史70周年記念大会『LEGACY』に登場。宮脇と組んで、岡田&矢野組と対戦した。若い選手に囲まれる形となった丸藤だが、宮脇とタッグを組むのはノア7・18富士大会以来2度目。昨年10月デビューの矢野とは初対決となった。

 先発した丸藤はいきなり矢野と対峙。後ろ髪を掴んでロープに追い詰め、余裕タップリにブレイクする。矢野はすかさず飛びかかり、胸板にハンマーパンチを乱れ打つが、丸藤は表情変えずに仁王立ち。基本に忠実な動きで攻め立てる。見返したい矢野もドロップキックやサマーソルトキックで食らいつくと、プランチャを浴びせて意地。一方、一旦は控えに回った丸藤だったが、スキを突いて矢野を場外に連行すると、鉄柵前に固定して、逆水平を連続して叩き込み、厳しさを見せつけた。

 先輩2人に攻め込まれた矢野だったが必死の抵抗。丸藤のアックスボンバーや逆水平に被弾したものの、反転式のダイビングボディアタックで一矢報いた。あとを受けた岡田はサイドスープレックスや水車落としで丸藤をぶん投げて奮戦。ミドルキックも連打したが、余力を残す丸藤はフックキックで追撃を許さなかった。

 岡田がニールキックで宮脇の動きを止めると、体力を回復させた矢野がドロップキック連発で猛追に出る。フィッシャーマンズスープレックスで投げつけると、岡田のアトミックドロップ、矢野のダイビングボディアタックが連続して火を吹いた。しかし、宮脇は串刺し攻撃を連発し、ミサイルキックを突き刺して逆転。矢野も丸め込みを連発して粘りを見せるが、宮脇はコーナーめがけての一本背負いで鎮圧した。一歩引いて試合を見ていた丸藤もカットに入った岡田を虎王で返り討ちにして好フォロー。ここがチャンスと、宮脇はファルコンアローで矢野を沈めた。

 きっちりと勝利をアシストした丸藤は「俺たちがこのプロレスというものをやれているのも、偉大な先輩たちあってのことなんでね。今日、こうやって参戦させていただいて光栄ですし、そういうレジェンドの方々を称えるこの大会で、うちのこういうイキのいい若い選手…相手もそうだ。俺はちょっと年はいってるけども、それを見ていただいてね。プロレスの未来を彼らが背負うと思うんで、ぜひとも先輩方も彼らのことをしっかり見て、覚えてほしいと思います」とノアの若手たちをPRした。

 初対決となった矢野には「若くていいけど、自分が疲れる試合をしてるんじゃないかな? いいんだよ。疲れるって変な意味じゃなくて、いっぱい息が上がる試合をするのはいいことなんだけども、これから先はそれだけじゃ勝てないから。どんどんいろんな選手とやって、いろんな大会に出て、自分のプロレスというものを確立していく。それは彼にとって大事だと思う」とアドバイスを送ると、若い選手たちに「今日も先輩方の試合をしっかり見て勉強して、ノアの、そしてプロレス界の未来になってほしいなと思います」に期待を示した。

【試合後の丸藤&宮脇】
――日本プロレス界の70周年という節目で、いろんな団体が集まった大会の中での試合だったが?

▼丸藤「やっぱりこの日本プロレス殿堂の代表をはじめ、皆さんが本当に諸先輩方のことを考えながら。そして、俺たちがこのプロレスというものをやれているのも、偉大な先輩たちあってのことなんでね。今日、こうやって参戦させていただいて光栄ですし、そういうレジェンドの方々を称えるこの大会で、うちのこういうイキのいい若い選手…相手もそうだ。俺はちょっと年はいってるけども、それを見ていただいてね。プロレスの未来を彼らが背負うと思うんで、ぜひとも先輩方も彼らのことをしっかり見て、覚えてほしいと思います。(宮脇に)喋れ」

▼宮脇「こういう70周年という大事な大会に丸藤さんと出れて、なおかつ勝てて、すごい嬉しいです、僕は」

――丸藤選手は矢野選手と初対決となったが?

▼丸藤「若くていいよ。若くていいけど、自分が疲れる試合をしてるんじゃないかな? いいんだよ。疲れるって変な意味じゃなくて、いっぱい息が上がる試合をするのはいいことなんだけども、これから先はそれだけじゃ勝てないから。どんどんいろんな選手とやって、いろんな大会に出て、自分のプロレスというものを確立していく。それは彼にとって大事だと思うし、今日も先輩方の試合をしっかり見て勉強して、ノアの、そしてプロレス界の未来になってほしいなと思います」

――今日は70周年で、71年目以降は皆さんの活躍にかかってくると思うが、これからに向けては?

▼丸藤「この70周年という区切りでこういう大会が開かれたということなんで。またこれからも節目節目で行われていくと思うんで、もちろん僕もその時は参戦させていただきたいと思いますし、ノアにもまだまだいい選手がいっぱいいるんで、ぜひとも関係者の皆さんも、そして他の団体の皆さんも、プロレスリング・ノアをどうぞよろしくお願いします」

【岡田の話】「(矢野に肩を貸してコメントスペースに現れると)このような貴重な機会を設けていただいて、本当にありがとうございました。ノアの若手のパワーをいろんな団体の人に見てもらえてよかったです。次はチャンピオンから勝てるように、もっともっと頑張っていきます。ありがとうございました」