『G1 CLIMAX 31』東京・後楽園ホール(2021年9月29日)
Bブロック公式戦 ○EVILvsタイチ×

 EVILがセコンドのディック東郷を使い、あべみほを暴行させて非道勝利。無法ファイトでタイチを粉砕し、2勝目を挙げた。

 EVILは前戦でオカダ・カズチカに敗れて、ここまで1勝1敗のイーブン。3戦目ではタイチとの“無法者対決"に臨んだ。シングルは意外にも初対戦。ともに正攻法でも戦える実力者だが、勝負の行方を分けたのはやはり反則攻撃だった。

 EVILは東郷、タイチはあべみほをセコンドに従えて入場。ゴング前から両軍言い争いを展開し、タイチがリングを降りようとしない東郷を蹴り飛ばして試合はスタートする。タイチはそのまま場外戦に持ち込むと、鉄柵やマイクケーブルでEVILを暴行。EVILも東郷を巧みにコントロールして逆襲し、負けじとゴング用の木槌で殴りつけるなどして暴走を見せる。そのままラフファイトで試合を掌握するが、荒ぶるタイチものど輪で応戦し、序盤から荒れた展開が続いた。

 タイチが串刺しジャンピングハイキック、EVILがダークネスフォールズをそれぞれ決めると、試合はヒートアップ。互いに大技を狙い合うが、タイチのアックスボンバーがカウンターでさく裂する。天翔十字鳳は避けられたものの、EVILとレフェリーとの交錯を誘われ、リング上は無法地帯となるが、続く金的攻撃はキッチリと読み、逆に急所蹴りからタイチ式外道クラッチへ。完璧なタイミングだったが、東郷がレフェリーの注意を引きつけてカウントを妨害した。

 ならばとタイチはEVIL&東郷を両腕アックスボンバーで打ち倒す。さらに、ジャンピングハイキック、バックドロップと猛攻を浴びせ、白鵬式のかち上げエルボーの構えに。しかし、セコンドの東郷が場外であべみほに襲いかかる非道な動きに出ると流れは逆転。気を取られたタイチに対し、背後から襲いかかった東郷は金的攻撃を今度こそズバリ。EVILでマットに叩きつけると、あえてフォールにいかず、Scorpion Deathlockに捕獲する。そして、東郷に髪の毛を引っ張られて苦しむのあべみほに見せつけるように絞め上げて、レフェリーストップ勝ちを手にした。

 EVILが無法者対決を制して2勝目。EVIL&東郷はタイチ&あべみほを踏みつけて勝ち誇ると、意気揚々とリングをあとに。一方、フラフラのタイチは、それでもEVILを追いかけようとしたものの、あとの祭りだった。

 「オイ、何か文句でもあんのか、コノヤロー! いいかオイ、俺が法律だよ。覚えとけ」と不敵な表情で言い放ったEVIL。次戦となる10・1浜松大会ではチェーズ・オーエンズとのBULLET CLUB対決に臨む。一方、タイチはバックステージでも錯乱状態で若手に当たり散らし、あべみほは泣きじゃくるばかり。連勝もストップしてしまい、立て直しが急務となる次戦では、タッグ王座を懸けて対戦したばかりのYOSHI-HASHIと激突する。

【EVILの話】「(※東郷とともに現れ、「Too Sweet」ポーズを決めると)It's Awesome.オイ、何か文句でもあんのか、コノヤロー! いいかオイ、俺が法律だよ、覚えとけ」