『2021 Champions Night 2〜全日本プロレス49周年記念大会〜』東京・大田区総合体育館(2021年10月16日)
世界タッグ選手権試合 諏訪魔&芦野祥太郎vs佐藤耕平&石川修司×

 ウルトラジャーマンボム爆発。暴走SUPLEX・諏訪魔&芦野がツインタワーズを返り討ちにし、世界タッグ王座初防衛に成功。王者として暮れの最強タッグ出場を決めた。

 諏訪魔と芦野は9・7後楽園大会で宮原&青柳から世界タッグ王座を戴冠。今春の合体から6ヵ月でタッグの頂点に立った。この日迎えた初防衛戦の相手は4ヵ月ぶり2度目の挑戦となった石川&耕平のツインタワーズ。諏訪魔は戴冠時に初公開した合体技・ウルトラジャーマンボムによる石川粉砕を予告していた。

 だが、「専務&農業専念」を通告していた石川の猛威が暴走SUPLEXを苦しめた。序盤こそ諏訪魔&芦野のダブルタックルが耕平に決まったが、芦野が耕平とのエルボースマッシュとエルボーバットの打ち合いに競り負け、ツインタワーズにヒザ蹴りを交互に連打されて動きが止まる。諏訪魔が石川相手にダブルチョップとエルボーを打ち合い、ラリアット合戦を展開したが、流れを引き寄せることはできない。

 それでも諏訪魔が石川をアンクルホールド、芦野が耕平をアンクルロックで同時に捕らえたが、ローンバトルに追い込まれた諏訪魔がダブルニーリフト、サンドイッチエルボーの餌食に。敗色濃厚となった中、勝利の呼び水となったのが合体技・ウルトラジャーマンボムだった。雪崩式ドラゴンスープレックスを狙った石川をこの技で豪快に叩きつけて一気に逆転。こん身のラリアットを叩き込んだ諏訪魔がバックドロップを連発して逆転勝利を決めた。

 諏訪魔&芦野がツインタワーズを粉砕。世界タッグV1を果たし、防衛ロードの第一歩を踏み出した。技名を「ダセェ」と嘲笑していた石川をウルトラジャーマンボムで沈める意趣返しを遂げ、諏訪魔は「あれで十分相手を倒す威力がある」と手ごたえを得ることができた。

 「今年もあと少ししかないですけど、あとは全勝ですよ」(芦野)、「まだまだ。暴走SUPLEXの時代を今年まだまだ作るよ。残りわずかだけど」(諏訪魔)。そう口をそろえた二人はこれで世界タッグ王者として暮れの最強タッグに出陣することになった。「俺らこのまま、チャンピオンのまま、最強タッグも優勝しようよ」と諏訪魔が呼びかければ、芦野も「暴走SUPLEXの相手をするってことは、ベルトがあってもなくても覚悟を持って、ぶん投げられる覚悟で来い、コノヤロー」」と気勢を上げていた。

 世界タッグを死守した暴走SUPLEXは最強タッグの栄冠も勝ち取り、年内で“最強タッグ"であることを証明する。

【試合後の諏訪魔&芦野】
▼芦野「ありがとうございました!」

▼諏訪魔「ありがとう。耐えてくれたね。若いなあ。すごいよ」

▼芦野「最初のエルボーで左がしびれて、蹴りで下半身がしびれたんですけど」

▼諏訪魔「全身しびれてたでしょ?」

▼芦野「でも、このベルトをそれぐらいで落とすわけにはいかないですね。諏訪魔さんとせっかく獲れたベルトだし」

▼諏訪魔「いやあ、嬉しいよ」

▼芦野「全日本に来て最初のベルトをそんな簡単には落とせないんで。あれぐらいじゃまだまだ。もう誰でもいいです」

▼諏訪魔「強かったな」

▼芦野「マジ強いっす」

▼諏訪魔「でも、あの打撃に耐えたっていうのは、相当自信になると思うしさ。いや、頑丈だね」

▼芦野「これ以上、たぶん全日本を見渡してもいないんじゃないですか?」

▼諏訪魔「ビックリしたよ。うちの若手よりも全然頑丈だな。打たれ強さに定評があるっていうのは初めて見た」

▼芦野「190超えている化け物の中で打たれ弱かったらやっていけないんで」

▼諏訪魔「そうだよね」

▼芦野「それは全日本プロレスに来て、日々強くなっているところでもあるんでね。諏訪魔さんと試合して鍛えられたのもありますしね」

▼諏訪魔「あんなにひどくねえぞ、俺」

▼芦野「いやいや、ラリアットで僕は意識飛んでますから。ラストライドで。それがあるから、佐藤選手の攻撃に耐えれましたね。防衛しましたよ」

▼諏訪魔「でも、心の強さっていうのは物凄いわかってたんだよね、戦ってきて。でも、心だけじゃなくてさ、肉体も頑丈なんだなっていうのが今日証明されたんじゃないかなって思うね。またね、今日さ、ウルトラジャーマンボムを出せた」

▼芦野「出せましたね」

▼諏訪魔「俺、できるかわからなかったんだよね」

▼芦野「不安はあったんですけど」

▼諏訪魔「でも、できたよね」

▼芦野「言っていた形にはならなかったんですけど。まだできたばっかなんで」

▼諏訪魔「でも、あれで十分相手を倒す威力があるよね。俺らこのまま、チャンピオンのまま、最強タッグも優勝しようよ」

▼芦野「やりましょう」

▼諏訪魔「このままだったらいけると思うし」

▼芦野「今年もあと少ししかないですけど、あとは全勝ですよ」

▼諏訪魔「まだまだ。暴走SUPLEXの時代を今年まだまだ作るよ。残りわずかだけど」

▼芦野「もう客がね、見たくないと言うまで、ジャーマンスープレックスでリング上を蹂りんしないといけないんで」

▼諏訪魔「投げまくってたね。気持ちいいよ、やっぱ投げるって」

▼芦野「人を投げてないとストレス溜まっちゃうんで」

▼諏訪魔「投げまくろうよ。スカッとした」

▼芦野「次の対戦相手は誰か決まってないですけど、次に暴走SUPLEXの相手をするってことは、ベルトがあってもなくても覚悟を持って、ぶん投げられる覚悟で来い、コノヤロー」

▼諏訪魔「若いっていいね」

▼芦野「もう諏訪魔さんに暴走は任せてられないんでね。俺も暴走していくんで。ちょっと頭痛いっすね」

▼諏訪魔「そうでしょ?」

▼芦野「帰って寝ます」

【試合後の石川&耕平】
▼石川「ああ、悔しいね。本当に耕平さんに申し訳ないというか」

▼耕平「いやいやいや」

▼石川「これで世界タッグのベルト、獲れなかったのは2回目ですからね。諏訪魔&芦野、凄いのはわかってますけど、悔しいしかないですね」

▼耕平「今日は本当にタッグとしての、チームとしての力がちょっと…向こうのほうがちょっとだけ上だった結果だと思います。このあとまだ最強タッグリーグありますから」

▼石川「もう1回ベルトを獲るチャンス、一気に巻き返すチャンスなんで。世界最強タッグ、結果出して優勝を」

▼耕平「完璧な結果で優勝して、もう1回いきましょう」

▼石川「もう1回。ベルト獲りましょう」