10・31後楽園大会でアジアタッグ選手権試合を争う王者・T-Hawk&エル・リンダマン、挑戦者・青柳優馬&青柳亮生が11日、東京・湯島の全日本事務所で会見。2度目の防衛戦となる#STRONGHEARTSはこの一戦を優馬との最強タッグ前哨戦と定めたうえで「勝って当たり前」と豪語してみせた。

 10・9北本大会でT-Hawk&リンダマンが岩本煌史&本田竜輝を退け、アジアタッグ初防衛に成功。試合後、亮生が挑戦を表明し、パートナーに兄・優馬を指名して10・31後楽園大会でのタイトルマッチが決まった。

 #STRONG HEARTSはこれが2度目の防衛戦。リンダマンは「正直、今、昔ほどの権威がアジアタッグ、世界タッグ、全日本プロレスしかり、昔ほどの権威はないと思ってるんですよ。これは目を背けられない事実」と前置きしたうえで、「アジアタッグ面白いよ、世界タッグより面白いよだったりとか、全日本プロレス面白いよ、プロレス面白いよってことを世間に発信していくために重要な役割を持った、そういうベルト」と最古のベルトをかけた戦いで底上げを図るつもりでいる。

 一方、T-Hawkは「こいつとはこいつが10代のころ、僕が20代前半で出会ったんですけど、蹴落としても蹴落としても這い上がってついてきたヤツなんで。青柳兄弟とは根性が違う」とリンダマンに絶対の信頼を寄せ、挑戦者チームとの差を強調。「1プラス1が2じゃなくて僕らしっかりかけ算で、どんどん究極のタッグ目指して上がっていこうかなとは思ってますね」と互いを高め合う構え。「僕らよそ様ですけど、このアジアタッグのベルトを盛り上げる気持ちは所属してる青柳兄弟より絶対高いと思ってますし、君らがアジアタッグ戦線を盛り上げられるの?と常に思ってます。間違いなくT-Hawk、リンダマンが持ってた方がこのベルトは喜ぶと思います」と言い切った。

 青柳兄弟迎撃にも二人は自信満々だ。「青柳亮生選手のしゃべりを聞いていると、あの時の勢いだったりとか、何とかしてやろう、今の全日本の雰囲気を変えてやろう、俺が出ていくぞみたいな熱い気持ちは結局、この記者会見では出てない」とリンダマンは手厳しく評し、「これは僕らが勝って当然」と断言した。その先に暮れの「2021世界最強タッグ決定リーグ戦」初出場を見据え、リンダマンは「これは青柳優馬どんなもんなのかなと試す場でもある」と同ブロックとなる優馬(パートナーは宮原健斗)を意識。「アジアタッグが世界タッグの下だったりとか、世界最強タッグリーグ戦、アジアタッグチャンピオンが優勝するわけないとか。もちろん世界タッグ選手権者は優勝候補の一角だと皆さん思われてるかもしれないですけど、アジアタッグ選手権者も優勝候補の一角だってところをこの最強タッグで見せつける。そんな戦いを僕らしようと思ってます」と誓ってみせた。

 対する青柳兄弟は兄・優馬がかつて2度のアジアタッグ戴冠歴(パートナーはいずれも野村直矢)があり、弟・亮生は3・8横浜大会でライジングHAYATOと組んでゼウス&イザナギに敗れて以来2度目の挑戦となる。優馬が「青柳兄弟というものをプロレス界に広めたいからこそ、この#STRONGHEARTSが持ってるベルトを取りたいという気持ちが一番ある」と思いを口にすれば、亮生も「取り返すというのを大事にしてないわけじゃないんですけど、青柳兄弟、青柳亮生というブランドを上げていきたいと僕は思ってるんで、そこはあまり意識せず、青柳兄弟、青柳亮生というのを売りつけられれば」と口をそろえていた。

【会見の模様】
▼優馬「なんて言いますか、最近の全日本プロレスには珍しいタッグチームだなと、チャンピオンチームそんな感じがしますね。最近、全日本プロレスに上がっているよそ様からきている選手は正直、自分たちだけが盛り上がればいいようなアマチュアマインドの連中が多いんですけど、チャンピオンチームは違うなと何となく肌感覚で感じるので、このチャンピオンチームから全力で足を引っ張ってこのベルトを奪いたいと思います」

▼亮生「まず、今アジアタッグのベルトが流出してる形なんですけど、僕らが取り返すというのはもちろんあるんですけど、今、青柳亮生って世の中で、プロレス界で知られてはまだないと思うので、形を残して、青柳亮生ってなんだっていうのを見せつけてやりたいのが一番です。それにプラスしてこの4人のメンバーみていただいて、次回のシリーズから世界最強タッグ決定リーグ戦が始まるんですけど、僕だけエントリーされてないという状態で。めちゃくちゃ悔しい思いを今してるんで。アジアを巻いてセコンドついて下でみてやろうと思ってます」

▼T-Hawk「まず最初に僕は青柳兄弟をもうちょっとピリッとしてるというか期待してたんですけど、この前の北本大会のマイクで僕は怒ってます。なんでかって言ったら、さっき青柳の兄が言ってましたけど、僕らよそ様ですけど、このアジアタッグのベルトを盛り上げる気持ちは所属してる青柳兄弟より絶対高いと思ってますし、君らがアジアタッグ戦線を盛り上げられるの?と常に思ってます。間違いなくT-Hawk、リンダマンが持ってた方がこのベルトは喜ぶと思います」

▼リンダマン「先日の北本大会で青柳亮生がいきなりリング上に入ってきて、僕らの防衛戦の後にいきなりリング上に入ってきて、何かゴチャゴチャ元気よくしゃべって挑戦表明。これ今までの全日本プロレスになかったような雰囲気というか、これはある種、僕たちがアジアタッグを持つことによって生まれた流れなのかなと。一つ僕らがアジアタッグを持つ意味というか、結果が出た形だと思うんですけど、結局今、こうやって記者会見の時に青柳亮生選手のしゃべりを聞いていると、あの時の勢いだったりとか、何とかしてやろう、今の全日本の雰囲気を変えてやろう、俺が出ていくぞみたいな熱い気持ちは結局、この記者会見では出てないと僕は感じますね。結構いるタイプのレスラーですけど、ボコボコに潰されたり、苦労してるレスラーが俺は苦労してきたけど這いつくばってやってきたんだとかって言ってるレスラーいっぱいいますけど、リング上だけで這いつくばったり、リング上だけで頑張るようじゃ結局意味ないですから。その場のお客さんは評価してくれるかもしれないですけど、リングに上がる時間より、他の時間の日常時間の方が明らかに長いわけなんで、その日常時間でいかにどんなことを考えて、どんな努力をしているかがリング上に短い10分、15分に表れるわけですよ。リング上だけでいくら元気出して出てきたって、こういう記者会見の場だったり、日常生活、SNSいっぱいありますけど、そういうプライベートに出てこないようじゃ、まだまだ青柳亮生、そして青柳亮生と一緒に出てくる青柳兄弟にこのベルトを渡すわけにいかないなと記者会見で再確認させてもらったって感じですかね。僕らは来月から世界最強タッグ決定リーグ戦が決まってまして、対戦相手にお兄ちゃんの青柳優馬選手と宮原健斗選手が同じブロックにいるので、ある種、アジアタッグの戦いはあまり心配してなくて、これは僕らが勝って当然なので。これは最強タッグに向けた前哨戦の意味合いも僕ら#STRONGHEARTS、GLEATにはあると思うので。これは青柳優馬どんなもんなのかなと試す場でもあるから。アジアタッグが世界タッグの下だったりとか、世界最強タッグリーグ戦、アジアタッグチャンピオンが優勝するわけないとか。もちろん世界タッグ選手権者は優勝候補の一角だと皆さん思われてるかもしれないですけど、アジアタッグ選手権者も優勝候補の一角だってところをこの最強タッグで見せつける。そんな戦いを僕らしようと思ってます。前哨戦ですね、これは。勝って当たり前。勝たないと僕らがこの全日本プロレスさんに参戦させてもらってる意味がないんで、しっかりここは結果をもって証明したいと思います」

――アジアタッグを獲ってからいい意味での変化はある?

▼T-Hawk「僕はやっぱりこのタッグのベルトがリンダマンと獲れたっていうのが凄く大きいなと思っていて。なんでかっていったら組んで長いんですけど、タイトルというタイトルに縁がなかったんですね。このタイミングで獲れて、これから先、さっきリンダマンも言ってましたけど、世界タッグがあってその下にアジアがどうのとか言ってましたけど、僕はそこの序列といいますか、何だったらもう一番上まで僕らで引っ張っていっていいのかなぐらいの感じは思ってるんで、このアジアタッグのベルトは誇りを持って僕らは巻いてます」

▼リンダマン「もちろんT-Hawkが言ってた通り、僕はアジアタッグという意味より、このT-Hawk&リンダマンで獲れたことに価値があると思ってたんですが、やっぱ全日本プロレスの長い歴史だったりとか、アジアタッグの長い歴史というのはプロレスを知らない層、一般の層からも、リンダマンがあの全日本プロレスの、あのアジアタッグを取ったの? ジャイアント馬場みてたぞと。そういうふうに世間的な知名度だったりとか、発信力みたいなものは凄い繋がっていっているのかなというふうに感じますね。だけど正直、今、昔ほどの権威がアジアタッグ、世界タッグ、全日本プロレスしかり、昔ほどの権威はないと思ってるんですよ。これは目を背けられない事実なんで。それをこれから先、アジアタッグなり、全日本プロレスなり、プロレス界をどうやって上げていくかってことをしっかり考えていかなきゃいけない。そういう時期だと思ってるので。僕らはアジアタッグ面白いよ、世界タッグより面白いよだったりとか、全日本プロレス面白いよ、プロレス面白いよってことを世間に発信していくために重要な役割を持った、そういうベルトだと思います」

――挑戦者チームは兄弟の絆が武器になる?

▼優馬「だと思います」

▼亮生「そうですね。絆…僕が生まれてからずっと一緒にいるんで、タッグチームっていうのを組んでたわけじゃないんですけど、同じ血が流れてるんでね。そこら辺の心配はないなって思ってます」

――チャンピオンチームも長年の関係によって絆の差も不安はない?

▼T-Hawk「そこはもう絆どうこうではなくて、こいつとはこいつが10代のころ、僕が20代前半で出会ったんですけど、蹴落としても蹴落としても這い上がってついてきたヤツなんで。青柳兄弟とは根性が違うぞと。僕はどちらかというと突き放すタイプなんで。こいつは何だったら這い上がって這い上がって抜かれたんじゃないかってぐらいの位置にいると思うんですよ。今、勢いもあって。逆に昔は僕が叱咤激励してこいつを鼓舞してたけど、今はこいつに引っ張られてるかもしれない。それってすごくいいタッグチームだと思うんですよ。1プラス1が2じゃなくて僕らしっかりかけ算で、どんどん究極のタッグ目指して上がっていこうかなとは思ってますね」

▼リンダマン「絆だったり血だったりとか、そういう当たり前のことを売りにしてきたタッグチームって今まで多かったと思うんで、絆なんてクソ喰らえだと思うし、古い言い方とか、マイクしゃべれない人たち、格闘技全体にもいえることなんですけど、しゃべったってしょうがねぇ、リング上でみせつけてやるっていうじゃないですか。ベラベラいつもしゃべってる僕が言うことじゃないかもしれないですけど、絆とかそういうことは置いといて、俺たちの息の合い方とか、そういう信頼関係みたいなものはリング上を見てもらえればわかると思いますし、今まで見てきたファンの人たちはわかってると思うんで、絆とかそういう甘ったれた言葉に頼る必要もないと思うんで。そこは説明不要ということで、リング上を見てください」

――奪還のテーマもあるが?

▼優馬「僕はあんまり昔からなんですけど、正直、あんまり全日本プロレスだからとか、看板を背負ってるからとか、ベルトを取り返そうというテンションにはなれなかったんですよ。やっぱり青柳兄弟というものをプロレス界に広めたいからこそ、この#STRONGHEARTSが持ってるベルトを取りたいという気持ちが一番あるんですね。僕にとってそんな昔じゃないけど、懐かしい思い出のベルトなので。やっぱこのベルトの価値をこの中で一番知ってるのは僕だと思うので。このベルト僕が巻いてたころはモデルチェンジする前で、50何年もずっと続いてたモデルチェンジ一切してないベルトだったんですけど、いつの間にかおもちゃみたいなモデルになって、ちょっと正直残念だなという気持ちはあるんですけど、そこはベルトを持ってるチャンピオンチームが輝きを増すしかないなと。それしか方法がないので、ベルトの価値を上げるのは。これだけ名のある#STRONGHEARTSさんというタッグチームから奪うのは相当名誉なことだと思うんで、このベルト大切にしたいです。まだ獲ってないですけど」

▼亮生「僕も奪還、取り返すというのを大事にしてないわけじゃないんですけど、青柳兄弟、青柳亮生というブランドを上げていきたいと僕は思ってるんで、そこはあまり意識せず、青柳兄弟、青柳亮生というのを売りつけられればいいかなと思います」