10・30博多(福岡国際センター)大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)中嶋勝彦vs田中将斗(挑戦者)」に向けた調印式が25日、都内ホテルで開かれ、念願の“田中越え"を目指す中嶋が「時代を動かす勝ち方」を予告した。

 今年のN-1 VICTORYを制した中嶋だが、その開幕戦で田中に完敗。優勝後、即座に田中から挑戦を表明され、生まれ故郷・福岡での初防衛戦が決まった。

 これまで田中には一度も勝ったことがない。すでに2度、前哨戦も行われているが、いずれも田中に勝利をかっさらわれた。調印を終えた中嶋は「今まさに田中将斗という恐怖と緊張感を味わってます。印象? 強い。一度も勝ったことないからね。今までで一番強いんじゃないかな。最高の挑戦者ですよ」と超強敵を前に武者震いした。

 一方の田中は「あのすごいリーグ戦を勝ち上がって優勝したし、あのタイトルマッチに照準絞って、すごいベストな体調の中で丸藤選手がリングに上がって、それでも中嶋選手が勝った。すごいのは分かってる」としながらも、「でも俺は自信がある。なぜなら、負けたことがないから」と断言。「今回も勝って“もう田中将斗には絶対に勝てない、っていうぐらいの状態にしてやりたい」と容赦なく心を折りにいく構えを鮮明にした。

 もっとも田中への“恐怖"を口にした中嶋も、その恐怖を「味わっている」ことを強調。王座戴冠時には「時代が動くぞ、俺がノアだ」と叫んだが、「10・30福岡、時代を動かす勝ち方で俺がベルトを守る」と宣言した。両雄は10・28熊本大会における10人タッグマッチで最後の前哨戦に臨む。

【会見の模様】
▼田中「ホント体調がここ最近では一番いいし、あとは当日まで、ひと焼き、ふた焼きして、もう少し黒く仕上げてリングの上に立ちたいと思います」

▼中嶋「今まさに田中将斗という恐怖と緊張感を味わってます。だけど、福岡は俺の生まれた場所でもあるから、勝ったことのない田中将斗から勝って、俺がベルトを掲げてリングを降りたいと思います」

――田中将斗というレスラーの印象は?

▼中嶋「強い。俺が一度も勝ったことないからね。今までで一番強いんじゃないかな。最高の挑戦者ですよ」

――ずっと超えるべき一人だった?

▼中嶋「(無言でうなずく)」

――中嶋選手の印象は?

▼田中「そうですね。あのすごいリーグ戦を勝ち上がって優勝したし、あのタイトルマッチに照準絞って、すごいベストな体調の中で丸藤選手がリングに上がって、それでも中嶋選手が勝った。すごいのはわかってる。でも俺は自信がある。なぜなら、それは負けたことがないから」

――田中選手への恐怖の意味とは?

▼中嶋「いや、もうポスターもそうだけど、どうみても怖いでしょ」

――今その恐怖と戦っている状況? それとも楽しんでいる?

▼中嶋「味わっています」

――生まれ故郷で大事な初防衛戦になるが、王者としてどんな歩みをみせていきたい?

▼中嶋「勝ったことないからね。なんともいえないけど、もちろん負けるつもりもないし。田中将斗という存在とまさかこういう風になるとも思わなかったしね。不思議じゃない? 俺がベルトを持ってチャンピオンとして彼を挑戦者にしてるこの現状。まさに“対等"だよね。10・30福岡、時代を動かす勝ち方で俺がベルトを守る」

――どんな試合をして、どんな勝ち方をするのが理想?

▼田中「どんな試合をして? ホントに何度もシングルやって僕が勝ってるわけですけど、もうホントに金輪際…あと何回シングルがこの先あるかわからんけど、今回も勝って、もう田中将斗には絶対に勝てない、この人には面と向かってやりたいって言えないんじゃないかなっていうぐらいの状態にしてやりたいなと思います」

――先ほど杉浦選手がGHCヘビー戦に負けないと発言していたが?

▼田中「こっちには(※ABEMA解説として)神奈月さんが来るんでしょ? じゃあ負けられないでしょ。さっき見てたもん俺」

――これまで3度シングルで戦って勝てなかったのはなぜだと思う?

▼中嶋「なぜだろうね。なんでだと思う?」

▼田中「なぜか言ってやろうか? ジャンケンでいうとさ、パーはグーには負けねぇんだよ」

▼中嶋「じゃあ、その薄っぺらいパーをぶち破るしかないよね、グーでね」