『POWER STRUGGLE』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)(2021年11月6日)
東京ドーム・IWGP世界ヘビー級王座挑戦権利証争奪戦 ○オカダ・カズチカvsタマ・トンガ×

 オカダがIWGP世界ヘビー級王座挑戦権利証代わりのベルトを死守。G1で唯一黒星を喫したタマに熱闘の末にリベンジを果たした。

 7年ぶり3度目の「G1 CLIMAX」制覇を果たしたオカダ。例年、G1覇者は「東京ドーム・IWGP世界ヘビー級王座挑戦権利証」の入ったブリーフケースを受け取るのが習わしだが、レインメーカーはそれに代わって、自ら望んだ4代目・IWGPヘビー級王座のベルトを保持することになった。争奪戦の相手はG1公式戦で唯一敗北を喫したタマ。その時は新技・DSD(ダブルアーム式パイルドライバー)で土を付けられたが、今宵はキッチリと雪辱した。

 序盤はオカダが盤石の試合運びを展開したが、タマはトップロープめがけてガンスタンを繰り出して逆襲。場外ブレーンバスターで大ダメージを与えると、スリーパーで長時間捕らえて首にダメージを重ねていく。オカダもフラップジャックを皮切りに大技で一気に巻き返すと、マネークリップに捕獲。逃れたタマを花道まで連行するが、積極策が仇に。タマは床直撃のトンガンツイストを強行すると、リング上でも再度繰り出した。オカダは首を押さえて苦しむ。

 負けるわけにはいかないオカダはしつこくマネークリップに捕らえてタマの動きを止めにかかる。そして、ダイビングエルボードロップからレインメーカーを予告するが、読んだタマは続くドロップキックも自爆させると、パトリオットボム(担いだ状態からのハイアングルスパインバスター)、変型デスバレーボム、ダイビングボディプレスと怒とうの猛攻を浴びせた。

 そして、首攻めの総仕上げとばかりにガン・スタンを何度も狙う。決まらないとみるや、ブラディサンデーを挟んで、今度こそとガン・スタンを仕掛けるが、再度こらえたオカダはドロップキックで抵抗。しかし、タマは攻勢を継続し、オカダのお株を奪うツームストンパイルドライバーやドロップキックを決めて場内を沸かした。

 粘るオカダはDSDやガン・スタンを間一髪で防ぐと、ドロップキックで形勢打開。開脚式ドライバーをガン・スタンで切り返されそうになっても、寸前で踏みとどまり、ジャーマンで追撃した。勝負を捨てないタマはスキを突いてなおも必殺技を何度も仕掛け、さらには秘策のヴェレノを狙って飛びつくが、これを開脚ドライバーで切り返したオカダは、レインメーカーを振り抜いて、熱戦を制した。

 オカダがタマの猛攻をしのいで、挑戦権利証代わりの4代目IWGPヘビー級王座を死守した。タマに再戦を呼びかけたオカダは、笑顔を見せると、花道で高々とベルトを掲げた。

 「しっかりと、この権利証を守ることができました。まあ、『G1 CLIMAX 31』チャンピオンとして、しっかりと素晴らしい闘いを皆さんにお届けできたんじゃないかと思います」と満足げに試合を振り返ったオカダ。それでも「1ヶ月、あんだけ闘って、あんだけ熱い声援をもらって、『優勝しました。権利証です。次のシリーズからセミファイナルで頑張ってください』。なんなの、これは!? オリンピック、金メダル獲って、そんなことありますか!? このG1 CLIMAXをね、みんなが、新日本プロレスという会社が軽く見てんじゃないの!? G1 CLIMAXというのは、ただ東京ドームでの挑戦権利証を懸けるだけものものじゃない」と現状に苦言を呈した。

 メインイベント終了後、IWGP世界ヘビー級王者・鷹木に宣戦布告し、満を持して1・4東京ドーム大会での頂上決戦が決定的に。オカダは11・13アメリカサンノゼ大会参戦が予定されており、一旦日本を離れ、鷹木戦に向けて調整を進める構えだ。

【オカダの話】「(※4代目IWGPヘビーベルトをテーブルに置き)まあ、しっかりと、この権利証を守ることができました。まあ、『G1 CLIMAX 31』チャンピオンとして、しっかりと素晴らしい闘いを皆さんにお届けできたんじゃないかなと思います。まあ、やっぱりG1 CLIMAXチャンピオンとしてね、何も証がないじゃない!? 『権利証、持て』って!? 1ヶ月、あんだけ闘って、あんだけ熱い声援もらって、『優勝しました。権利証です。次のシリーズからセミファイナルで頑張って下さい』。なんなの、これは!? オリンピック、金メダル獲って、そんなことありますか!? このG1 CLIMAXをね、みんなが、新日本プロレスという会社が、軽く見てんじゃないの!? G1 CLIMAXというのは、ただ東京ドームで(IWGP王座に挑戦できる)挑戦権利証を懸けるだけのものじゃない。G1 CLIMAXのチャンピオンなんだから、1月4日東京ドームで…。まあ、次は、今、音楽(鷹木の入場テーマ曲)、流れてますけども、(対戦相手は鷹木とザックの)どっちでもいいですよ。なんでどっちでもいいか、わかる!? なぜなら、相手はこの俺だから。誰が相手だろうと、俺がいれば大丈夫だから。とりあえず、こんな感じで。まあ、当分、ちょっとアメリカにも行くんで。日本の新日本プロレスファン、プロレスファンの皆さんとはちょっとお別れですけれども、しっかりとアメリカを盛り上げていきたいと思います。まあ次は、サンノゼ。オイ、バディ・マシューズ! I'llsee you inSan Jose.(サンノゼで会おう)かかってきなさい、この野郎」

【タマの話】「(※両腕を広げ)見た通りだ、俺が勝った…今お前らはこう言ってるかもな。『3カウントを獲ったのはオカダだ』って。いや、いや、いや、俺が言いたいのはそういうことじゃない…勝ったのは俺だ。『G1』であいつに勝って、今日も俺が(勝負に)勝った。(東京ドームへと繋がる)最もホットな時期に、この俺がシングルマッチでふたつの大きな勝利を収めた。このバッド・ボーイ、グッド・バッド・ボーイ、グッド・ガイ、フォーリン・エース・オブ・ニュージャパンにすべて任せておけ。俺は勝った。お前らがどう言おうが、俺には関係ねえ。タマ・トンガは(勝負に)勝った! オカダ、おめでとう。だが、ファ○ク・ユー!」