新日本は8日、2022年1・4東京ドーム大会の第1弾カードを発表。王者・鷹木信悟に「G1 CLIMAX 31」優勝者オカダ・カズチカが挑むIWGP世界ヘビー級選手権試合が正式に決まった。鷹木は防衛のあかつきに、オカダが権利証代わりに使用している4代目IWGPベルトをアントニオ猪木氏に返還する構えをみせ、オカダは「1個どうしてもやりたいことがある」とドームの先を見据えた。

 今秋のG1で7年ぶり3度目の優勝を果たしたオカダは先の11・6大阪大会でG1で唯一黒星を喫したタマ・トンガに雪辱。晴れて東京ドームにコマを進めた。対するIWGP世界王者・鷹木は大阪大会でザック・セイバーJr.を下し、3度目の防衛に成功。同じくG1の借りを返した。

 その両者が東京ドーム2連戦初日で頂上対決に臨む。オカダは2020年1月5日、IWGPヘビー級王者として同インターコンチネンタル王者・内藤哲也とダブルタイトルマッチを戦って以来、2年ぶりのドームメイン登場。「いつものオカダ・カズチカにしたら、毎年のように立ってましたし、2年ぶりだとしても凄く久しぶりな感じ」という大舞台へ向け、「チャレンジャーですけれども、G1 CLIMAX覇者として、その矜持をもってしっかりと僕はメインイベントで戦って、チャンピオンvsチャンピオンどちらが強いかってのを決めたい」と言い切った。

 会見中に鷹木から「G1のチャンピオンにプライドがあるんだったら、何で4代目のIWGPを持ってきてるのかなと。そこには俺も理解できない部分が未だにある」と疑問を投げかけられたが、オカダは「使ってないベルトですし。僕、別にIWGPチャンピオンとは名乗ってないですし、権利証として使ってますから。腰にも巻いてないですし。でもわかりやすい形になったんじゃないかなと」と反論した。

 4代目ベルトを復活させた意味は「ホントに自分の中で意味があって、このベルトを渡してもらいましたんで。それをしっかりといろいろとこれから見せていけたら」と言うようにこれからリング上で表現していく構えだ。勝てばIWGP世界ヘビー初戴冠となる。すでにオカダの脳裏にはその先のプランが描かれているようで、「飯伏幸太と戦いたいのもありますし。もう1個どうしてもやりたいことがあって、それは先に進んだら言おうかなと思ってます」と頂点返り咲きを果たして明言する意向を示した。

 対する鷹木は4度目の防衛戦で、IWGP世界王者として堂々、初めて東京ドームメインに立つ。「1・4東京ドームと言えば新日本にとっては間違いなく年間最大のイベントだと思うんで、俺はいつも通りの鷹木信悟を貫くという精神があったけど、今回ばかりは特別な気持ちがあるんでね。いつも以上にテンションもモチベーションもコンディションもMAX以上に持っていきたい」と気合も入るところで、「俺は今年、東京ドームもそうだし、メットライフドームも。ビッグマッチのメイン締めてきたんで、1・4というのはある意味、年明けだけど、今年の集大成だと思うし。今年やってきたことが無駄じゃなかったと証明する」との自信を胸に出陣する。そして「俺はまだね、夢も野心もたくさんあるんで、まだまだ来年登っていきたいと思う」と年明け早々の大一番を突破し、2022年のばく進へ向けた第一歩を踏み出すつもりだ。

 4代目ベルトを権利証代わりにしたオカダには疑問しかないが、鷹木は「封印したはずなのにまた出てきちゃってるから、そこはしっかり俺がケジメつけるよ」と宣言。その手段として「来年ちょうど新日本プロレスも設立50周年でしょ。いい節目じゃない。今こうやってIWGP世界ヘビーとして動いてるんだから。だったら4代目のベルト、こうやってまた持ち出されたりしたら困るんで、IWGPの提唱者にお返しするってのがいいんじゃない」と提案した。

 あえて名前を出さなかったが、鷹木の発言が指しているのがアントニオ猪木氏であることは言うまでもない。50周年の節目に創設者・猪木氏に返還することで、IC王座と統一されたはずのIWGPヘビー級王座を完全に封印するのが鷹木の狙いだ。そのためにもドームでオカダを突破あるのみ。鷹木は「その大人物の方の言葉を借りれば、元気があれば何でもできる。まさにその通りじゃねぇか。この元気はつらつの象徴の俺が2022年の1・4東京ドームを暴れ狂って、キッチリこのIWGP世界ヘビー級王座を守ってみせる」と誓ってみせた。

 天下分け目の1・4IWGP決戦。鷹木、オカダそれぞれが大きな野望を胸に、東京ドームの大舞台で雌雄を決する。


☆1/4(火)東京ドーム『WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』15:00開場、17:00開始

▼IWGP世界ヘビー級選手権試合
[挑戦者/G1 CLIMAX 31優勝者]
オカダ・カズチカ
(1/60)
鷹木信悟
[第3代王者]
※鷹木4度目の防衛戦

※全カードは後日発表\n

【会見の模様】
▼オカダ「久しぶりに東京ドームのメインイベントに帰ってくることができました。久しぶりと言ってもね、いつですか? 2020年ぶりですかね。そんな経ってないじゃんと思われてる方も多いんじゃないかなと思うんですけど、いつものオカダ・カズチカにしたら、毎年のように立ってましたし、2年ぶりだとしても凄く久しぶりな感じがします。そして今回はG1 CLIMAXの覇者として東京ドームのメインイベントに上がります。なので7年ぶりになるんですかね、それも。なんでチャレンジャーですけれども、G1 CLIMAX覇者として、その矜持をもってしっかりと僕はメインイベントで戦って、チャンピオンvsチャンピオンどちらが強いかってのを決めたいなと思います」

▼鷹木「いよいよ決まったなという感じですね。俺の中では大阪の試合後でもう決まってたんだけど、これで正式決定ということで。1・4東京ドームと言えば新日本にとっては間違いなく年間最大のイベントだと思うんで、俺はいつも通りの鷹木信悟を貫くという精神があったけど、今回ばかりは特別な気持ちがあるんでね。いつも以上にテンションもモチベーションもコンディションもMAX以上に持っていきたい。思い返せばちょうど4年前。2018年の1・4普通にチケット買って観に言ってるんだよね。当日券で。その時もメインがオカダで、たぶんベルトもって入場してね。内藤から勝って防衛して。そういう記憶があるけど。面白いよね、人生って。4年後に今度は俺がチャンピオンとして東京ドームのメイン、最後に入場してくるというのは。でも俺はまだね、夢も野心もたくさんあるんで、まだまだ来年登っていきたいと思う。で、オカダに関してはさっきからG1覇者、G1覇者って言ってるけど、G1のチャンピオンにプライドがあるんだったら、何で4代目のIWGPを持ってきてるのかなと。そこには俺も理解できない部分が未だにあるんだけど。G1覇者にプライドがあるんだったら、誇りがあるんだったら、G1のトロフィーでよかったんじゃないのと俺は思うんだけど。これに関してはハッキリ言って新日本も悪いよ。封印して新設したのがこのベルトなのに、言ったもん勝ち、やったもん勝ち。インターネットの写真みても普通に4代目のベルトが出てるし。やったもん勝ちだったら、こっちもやってやろうって気持ちになったし。俺は1・4このベルトしっかり守ったあかつきにはね、マスコミにもポロっと言っちゃったけど、来年ちょうど新日本プロレスも設立50周年でしょ。いい節目じゃない。今こうやってIWGP世界ヘビーとして動いてるんだから。だったら4代目のベルト、こうやってまた持ち出されたりしたら困るんで、IWGPの提唱者にお返しするってのがいいんじゃない。俺はお会いしたことないからあえて名前出さないけどね。たぶん『そんなの知らねぇよ』って言われそうだけど、俺としてはそういう考えがある。その大人物の方の言葉を借りれば、元気があれば何でもできる。まさにその通りじゃねぇか。この元気はつらつの象徴の俺が2022年の1・4東京ドームを暴れ狂って、キッチリこのIWGP世界ヘビー級王座を守ってみせる。最後にオカダに一言。6月の王座決定戦では病み上がりだったみたいなこと言ってるみたいだからな。もう今度はそういう言い訳ができない状態で来てくれ。最高の状態のオカダで来てくれ。あとはそれを叩き潰すだけだから」

――G1に優勝したオカダ選手について?

▼鷹木「あの時、俺は解説席にいたけど、運も実力だと思うしね。飯伏もああいう形で負傷してレフェリーストップという感じだったけど、試合開始から見てたけど、二人ともお互いダメージがある中なのに充実してるなというのが伝わったし。俺自身はG1のあの冠取ったことないんで、輝かしいなと。オカダ・カズチカがレインメーカーとして帰って来たのをみてるし、俺はレインメーカー食らったことないけど、誰もが認めるスーパースターのレインメーカーだと」

――IWGP世界ヘビー級の価値をどう思う?

▼オカダ「そうですね。僕は試合みたことがないんで、それは持ってる人が強ければ決まることだと思いますし、新日本プロレスのIWGPは新日本プロレスの顔であると思いますので、それをやってきてくれればいいんじゃないかなと思います。正直あんまり、すいません。他の人の試合見ないんでわかんないです」

――鷹木選手から4代目ベルトを持ち出す意味がわからないと言われたが?

▼オカダ「G1 CLIMAXのチャンピオンですから、紙切れもらっても。挑戦できますよという紙をもらってブリーフケースもらったところで、じゃあ、このG1 CLIMAXの1ヵ月なんだったの? っていう。その紙切れを求めるために僕らは戦ってきたわけじゃないし、G1 CLIMAXという戦いを今年は秋でしたけど、最強戦士を決める戦いで優勝した人がG1 CLIMAX優勝した人が紙もらって、それを誇らしげに。そんなのないじゃないですか、どのスポーツにしたって。メダルがあったり、ベルトがあったり。僕がトロフィー持ってるってのもおかしな話だと思います。格闘技やってる中でね。そういう意味でやっぱりチャンピオンなったわけですから、使ってないベルトですし。僕、別にIWGPチャンピオンとは名乗ってないですし、権利証として使ってますから。腰にも巻いてないですし。でもわかりやすい形になったんじゃないかなと。来年の1・4。G1 CLIMAX覇者、4代目のベルトを持ってよくわからなくなってると思います。何でオカダこんなことしてんのって思ってる人もいると思いますし。そんなの知らないよと。そんな何してくるかわからないオカダ・カズチカについてきたい人はついてきてもらえたらと思います」

――今年、鷹木にNJC、ドミニオンと2連敗しているが?

▼オカダ「まぁ連敗しても別に。完璧な人はいないわけですから。連敗は過去のことですし、僕たちは今を生きて、これからまた東京ドームに向けて戦っていって、結果が出るのは東京ドームなんで、その時強い人が勝ってますし、その時強い人がIWGP世界ヘビーのベルトを巻いてると思いますんで。そこは過去はあんまり気にしてないかなと思います」

――IWGP世界ヘビーを防衛したら、4代目ベルトの返還を意思表示したが?

▼鷹木「封印したはずなのにまた出てきちゃってるから、そこはしっかり俺がケジメつけるよ。俺は今年、東京ドームもそうだし、メットライフドームも。ビッグマッチのメイン締めてきたんで、1・4というのはある意味、年明けだけど、今年の集大成だと思うし。今年やってきたことが無駄じゃなかったと証明するよ」

――勝った場合、ベルトはどのようにする?

▼オカダ「もう、いきなりそんな答えを出しちゃっていいんですか? 東京ドームの前にそんな楽しみ1個減っちゃうようなことあっていいのかなと思うんですけど、聞きたいですか? じゃあ、いいですか。いいですか? 今言っちゃって。1・4の楽しみが減っちゃっていいんですか? いいんですね? でも、それを今言っちゃって、どうしていくかはまだ。そんな軽いもんじゃないし、そんなために僕はこのベルトを出してくれって言ったわけじゃないし、ホントにいろんな思いがあります。ホントにG1チャンピオンとしての証として、今使われてるベルトもそうですし、飯伏幸太と戦いたいのもありますし。もう1個どうしてもやりたいことがあって、それは先に進んだら言おうかなと思ってますし。ホントに自分の中で意味があって、このベルトを渡してもらいましたんで。それをしっかりといろいろとこれから見せていけたらなと思います。僕も2021年いろんなことがあって、いろいろやってきたんで、僕も2021年が無駄じゃなかったと見せたいなと思います」

――最後に言い残したことは?

▼鷹木「以前、リングで言ったけど、試合後か。結局リング上は弱肉強食だから、ああだこうだ口で言っても決着つくわけじゃないからね。リング上で決着つけるために勝者が正義で、勝者が歴史を作ってきたのがこのプロレス界だから。勝ちゃあいいんだ、勝ちゃあ。それだけ」

▼オカダ「僕はまたすぐアメリカ遠征いきますので、このベルトを持ってG1 CLIMAX覇者として、その証としてこのベルトをまた持って行って向こうも盛り上げて。新日本プロレス、日本でも試合してますけど、僕は僕で東京ドームに向けていろいろと盛り上げていきたいなと思います」