『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr. 28』東京・後楽園ホール(2021年11月14日)
「WORLD TAG LEAGUE 2021」公式戦 ○タイチ&ザック・セイバーJr.vs鈴木みのる&TAKAみちのく×

 タイチが出戻りのTAKAにみそぎのKO勝利。鈴木軍として再結束したもの、「また同じことをしたらブチ殺す」と通告した。

 「WORLD TAG LEAGUE 2021」最初の公式戦は鈴木軍の同門対決。IWGPタッグ王者のタイチ&ザックと鈴木&TAKAが対戦した。鈴木はこの秋、アメリカ遠征で大暴れ。2年半ぶりの新日本本格参戦となるTAKAと久々に合体してリーグ戦に臨んだが、タイチは試合でTAKAにたまりにたまった怒りをぶつけた。

 タイチはTwitterで「てめぇの都合で勝手に去っといて。何だよ今更。まじで。もうおまえの居場所なんてとっくにねぇんだわ」とTAKAへのメッセージと思われる言葉を残していたが、入場するやいなや、いきなりTAKAを襲撃。場外でパイプイスやマイクケーブルを使って暴行すると、リングに戻ってもサッカーボールキックで蹴りまくり、拷問式逆片エビ固めで絞め上げた。ザックも厳しい攻撃で続く。

 TAKAは低空ドロップキックでピンチを脱するも、鈴木はあえてタッチを拒否。明確な反撃を促す。ザックの関節技に苦しんだTAKAだったが、フロントハイキックで蹴り倒し、ようやくここで鈴木が登場。同門対決など関係ないとばかりに、タイチ&ザックと激しい打撃戦で火花を散らした。

 その戦いを見つめていたTAKAは自らタッチを求めて決意のリングイン。ランニングニーなどでタイチ相手に攻勢に。聖帝十字陵に捕まると一転してピンチに陥るが、自力で逃れると、クルックヘッドシザースから足と腕を同時に絞める複合関節技に捕らえた。ザックがカットに入ってもスーパーKで返り討ち。タイチにはトラースキックを乱れ打つ。

 しかし、みちのくドライバーIIは決まらない。タイチはジャンピングハイキックで蹴り飛ばすと、鬼気迫る表情で強烈なミドルキックをこれでもかと叩き込み、アックスボンバーもさく裂。急角度のバックドロップで引っこ抜いた。自らフォールを解いて立ち上がるのを待ち受けると、鈴木もあえてカットに入らず、「立てよ!」とゲキ。TAKAは自力で立ち上がり、ビンタを返したが、タイチは強烈なエルボーでねじ伏せると、ブラックメフィストでダメ押し。鈴木はリングに入って猛ゲキを飛ばすと、ザックも追随するが、TAKAは立ち上がれず、試合はKO決着となった。

 試合後もタイチの怒りは収まらず、TAKAに怒号を上げると、鈴木にも「どういうつもりだ。こいつを連れてきて」と迫る。鈴木は「なんでこいつを連れてきたか。必要だからだ。俺の仲間だから。何が悪い」と返答。タイチは「俺だって、こいつだって、あんただってクソヤローだよ」と納得し、TAKAに改めて「今までのクソヤローだったらぶっ殺すぞ」と言い放った。そのうえで、TAKAはザックと抱擁し、タイチとはグータッチを交わし、結束をアピール。仲違いに一応の決着がついた。

 タイチはバックステージで「お前が一番わかってんだろ。テメェの胸に聞け。なんでこうなったか? お前が一番わかってるはずだ。また同じことをしたら、ホントにブチ殺すからな、オメェこの野郎。わかったか!?」と改めてTAKAにメッセージ。タッグリーグに向けて気持ちを切り換え、「仕切り直しだ。ザックのシングルは残念な結果だったけど、またこっからだ」と初制覇に照準を合わせると、ザックも「タッグチャンピオンチームの強さってものを見せつけてやろうぜ。もう俺たちがもらったようなものだ。楽勝だ」と口を揃えた。

 一方、みそぎの一戦でKO負けを喫したTAKAは「何か俺にもまだできるんじゃねぇかなと思って。だから俺は帰ってきた。無謀な挑戦!? そんなの最初からわかってんだ。必ず獲って、チャンピオンがいまタイチとザックだろ? そこ、必ず獲りにいく。スタートしたばっかだよ」と気持ちを吐露し、視線を前に向けた。

【試合後のタイチ&ザック】
▼タイチ「俺らが主役になるはずがな、なんか調子狂っちまった。まあ、あれで良かったのか悪かったのか、俺にはわかんねぇけどよ。クソ野郎ばっかりだよ、周りは。しょうもねぇヤツらの集まりだ。くだらねぇ。別によ、仲間!? 一緒にやってる!? そうかもしんねぇ。見た目はそうかもしんねぇけどな。いつだってな、俺らは1人1人の戦いやってんだ。たまたま同じ(チームの)名前で、同じ控室に帰って、やってるだけで、別に仲良しこよしでもなんでもねぇんだよ。今は、ここでやってても、やってやっててもいいから、やってやってる。(※ザックと自分を指さし)ザックはザックの道、俺は俺の道、俺とザックの道、それぞれぜんぜんみんな違うんだ。デスペラード、金丸、DOUKI、みんな違うトコ見てんだよ。たまたまおんなじトコでやってるだけだ。いつだって、鈴木みのる、TAKAみちのく、デスペラード、いつだってブン殴ってやるよ、気に食わなかったら。いつも気に食わねぇけどな。毎日、気に食わねぇけど、もうちょっと我慢してやるよ」

▼ザック「この団体のどのユニットとも鈴木軍は違う。今日でそのことがよくわかっただろう。他のユニットはつるんでいるだけだ。でも、俺たち鈴木軍は戦うことを貫いてる。TAKAが離れていたこの2年でいろんなことが変わった。俺はこのWORLD TAG LEAGUE優勝に命を懸けてる。俺たち鈴木軍なら何も問題ないよ。俺とタイチが優勝するから、しっかり見ててくれ。G1優勝とIWGP世界ヘビーのベルトには惜しくも届かなかったけど、タッグチャンピオンは俺たちだ。俺たちが優勝を獲る。今日はミノル・スズキとの試合楽しかったよ。そろそろシングルでやるべきだ。俺vsボス…でも、マダマダマダ。いま集中すべきはタッグリーグ。それ以外のことはあとだ」

▼タイチ「何が一番でも誰がボスでもねぇんだよ。そこで一番強かったヤツが一番えらいんだよ。それだけだ。今日はTAKAの野郎に調子狂わされたけどよ、これは俺らが主役のシリーズになるんだよ。まあ、先シリーズ、俺が出なかったばっかりにザックにはいっぱい負担かけちまったし。まあ、これで俺ら、また巻き返して、俺らが中心だってことを改めて見せてやる。今日は今日だけの話だ。TAKA、いつだってテメェ、ふざけたことしたらブチ殺すぞ。お前が一番わかってんだろ。テメェの胸に聞け。なんでこうなったか? お前が一番わかってるはずだ。またおんなじことしたら、ホントにブチ殺すからな、オメェこの野郎。わかったか!?」

▼ザック「まだ初日だ。(※日本語で)ナガイシリーズ」

▼タイチ「(リーグ戦は)10試合!? 11試合!? わかんないけど、まあ、また最後(優勝決定戦)、両国のスモウアリーナ(両国国技館)と言えば俺だろう」

▼ザック「優勝決定戦の舞台に絶対に立たないとな」

▼タイチ「仕切り直しだ。ザックのシングル(IWGP世界ヘビー挑戦)、残念な結果だったけど、またこっからだ」

▼ザック「タッグチャンピオンチームの強さってものを見せつけてやろうぜ。もう俺たちがもらったようなものだ。楽勝だ。TAKA、オカエリナサイ、この野郎が。おかえり」

▼タイチ「やさしいな、ザック。(TAKAが)俺は嫌いだから。別にもう。ザックより嫌いだから」

【試合後の鈴木&TAKA】
▼鈴木「へッ…。俺たちのワールドタッグ、始まりだな?へッへッ…。(※コメントスペースに座り込んでいるTAKAに対し)オイ、なんで座ってんだよ!? オイ!? 始まったばっかだぞ!?」

▼TAKA「はあ…あぁ…(※荒い息づかいで中腰になるのがやっと)」

▼鈴木「ヘラヘラ笑ってるクソ野郎ども、全員ブチのめすんだろ!? なあ!? なあ!?」

▼TAKA「ハイ…」

▼鈴木「ヘラヘラ笑ってる新日本、ヘラヘラ笑ってるBULLET CLUB、そしてヘラヘラヘラヘラ『TAKAみちのくなんて』って言ってる、日本の、世界の、プロレスファン、全員ブッ飛ばすんだろ!? (※ビデオカメラに顔を近づけ)オイ、こんなヤツら。あぁ!? テメェら覚えてろよ、この野郎!? 標的は対戦相手だけじゃねぇぞ。オイ、(試合中継を)見てるテメェらも入ってんだぞ!? オメェも、オメェも、オメェも…」

▼TAKA「(※鈴木が去ったあと、再びインタビュースペースへ座り込み)あぁ、クソ…! なんでよ、なんでこのタイミングで、俺がここに来たか? みんな疑問に思ってるだろ? いろいろあって、(鈴木軍から)離れて2年半、いろいろあったけど、酔っぱらった時かもしんねぇけど、タイチとか、たまにボス(鈴木)とかがよ、連絡くれて。帰りを待っててくれたかわからねぇけど、気にかけてくれた。タイチもあんなこと言いながらよ、なんだかんだいって気にかけてくれてた。(仲間たちに)なんかできねぇかと思って。俺の力なんて大したことねぇよ。微々たるモンだよ。ただよ、何か俺にできることがあるんじゃねぇかと思って。この鈴木軍、鈴木軍の初期メンバー、ボスとタイチとやってきた10年間。(※立ち上がり)何か俺にもまだできるんじゃねぇかなと思って。だから俺は帰ってきた。無謀な挑戦!? そんなの最初からわかってんだ。(『WORLD TAG』優勝を)必ず獲って、(IWGPタッグ)チャンピオンがいまタイチとザックだろ? そこ、必ず獲りにいく。スタートしたばっかだよ」