12・16後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を争う王者イザナギ、挑戦者スペル・クレイジーが2日、東京・湯島の全日本事務所で会見。初防衛戦でいきなり難敵を迎え撃つイザナギが「本当に油断できない選手ですけど、頭使って全部使って防衛したい」と誓えば、クレイジーは「このベルトを奪い取ることが自分のキャリアにどれほどの恩恵をもたらすか信じている」と全日ジュニアの至宝獲りを見据えた。

 現在開催中の『2021世界最強タッグ決定リーグ戦』にTAJIRIのパートナーとして3年ぶりの来日を果たしたクレイジー。当初から世界ジュニア王座に色気をみせていたが、11・27名古屋大会における最強タッグ公式戦で実現した王者・イザナギとの直接対決でマスクを剥ぎ取る挑発行為に出たうえで大乱闘を展開した。クレイジーが正式に挑戦表明すると、イザナギも迎撃を宣言。12・16後楽園大会での世界ジュニア戦が決まった。

 名古屋とは打って変わって両者は冷静そのもので会見に臨んだ。3年ぶりの来日にして世界ジュニア獲りのチャンスをつかんだクレイジーは「この戦いは簡単にはいかないだろう」と苦戦を覚悟。そのうえで「しかし、俺には30年の経験がある。それらの経験を彼にぶつける」と宣言した。

 33年の長いキャリアで培った経験がクレイジー最大の武器。その中で幾多のタイトルを手にしてきたが、世界ジュニアのベルトは未戴冠。「今回、日本に来た理由の一つがこのベルトを奪うことだ。このベルトを奪い取ることが自分のキャリアにどれほどの恩恵をもたらすか信じている。必ず獲りたい」と誓ったクレイジーは「これを奪って幸せなクリスマスを送りたい」と全日ジュニアの至宝を自らへのクリスマスプレゼントとする構えをみせた。

 迎え撃つイザナギは初防衛戦からいきなり強敵が立ちはだかることになった。名古屋では素顔をさらすのも構わず感情むき出しで大乱闘を繰り広げたが、今はクレイジーを目の前にしても冷静さを取り戻し、「普段は温厚で怒ることはないんですけど、あんなふうに自分でも知らなかった自分が出てしまったのは、手のひらで上手に乗せられてしまった」と振り返りつつ、「私はメキシコでプロレスをした経験ないですけど、そんな私でも名前を知ってる有名な選手。世界ジュニアのベルトをかけて戦えることを凄く光栄に思ってます」とクレイジーに敬意を表した。

 イザナギには大阪プロレス時代の先輩・ツバサ、同団体に来日したルチャドールのエル・オリエンタルからルチャリブレを手ほどきされた経験がある。「免疫がないわけではないですね。逆にだからこそ、前回対戦した時の技のキレとかタイミング、リズムとか凄いなって正直感じました」とクレイジーを脅威に感じてはいるが、「スペル・クレイジー選手にリスペクトの感情を持って正々堂々というか僕の持てる全ての力を使って防衛したいと思います」と誓ってみせた。

☆12/16(木)東京・後楽園ホール『AJP Prime Night 2021』18:30開始

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
スペル・クレイジー
vs
イザナギ
[第58代王者]
※イザナギ初防衛戦


【会見の模様】
▼クレイジー「この戦いは簡単にはいかないだろう。しかし、俺には30年の経験がある。それらの経験を彼にぶつける」

▼イザナギ「イザナギです。スペル・クレイジー選手とこの前対戦して、久しぶりに我を失ったというか、ちょっとした挑発だったと思うんですけど、まんまと乗せられてしまったという感じですね。普段は温厚で怒ることはないんですけど、あんなふうに自分でも知らなかった自分が出てしまったのは、手のひらで上手に乗せられてしまったなという感じです。スペル・クレイジー選手、私はメキシコでプロレスをした経験ないですけど、そんな私でも名前を知ってる有名な選手。世界ジュニアのベルトをかけて戦えることを凄く光栄に思ってます。前回、名古屋ではちょっと感情的な戦いをしましたけど、スペル・クレイジー選手にリスペクトの感情を持って正々堂々というか僕の持てる全ての力を使って防衛したいと思います」

――クレイジー選手は世界ジュニアのベルトへの思いはどんなものがある?

▼クレイジー「今回、日本に来た理由の一つがこのベルトを奪うことだ。このベルトを奪い取ることが自分のキャリアにどれほどの恩恵をもたらすか信じている。必ず獲りたい」

――マスクを剥がされて素顔を隠すのを忘れるほどの感情の高ぶりがあった?

▼イザナギ「本当に世界ジュニア王者としてもマスクマンとしても恥ずべき行動だったと今反省してます。なかなかあそこまで感情を持っていかれるとは自分も思ってなくてですね、反省して、二度とないように世界王者チャンピオンとして戦おうと思います」

――初防衛戦でいきなりの強敵を迎え撃つことになったが?

▼イザナギ「僕の経験上、こういうルチャリブレの大物とシングルマッチ、タイトルマッチということはなかなかなかったんで。僕はメキシコに行ったことがないですが、ルチャリブレというものに関して教わったことがあるんで。ツバサさんなり、エル・オリエンタルという選手が大阪プロレスの合宿所に来て、ずっとつきっきりで指導してくれたんで、免疫がないわけではないですね。逆にだからこそ、前回対戦した時の技のキレとかタイミング、リズムとか凄いなって正直感じました。本当に油断できない選手ですけど、頭使って全部使って防衛したいと思います」

――クレイジー選手は世界ジュニアのベルトを獲った後にやりたいことはある?

▼クレイジー「まずベルトを奪います。それが第一。これを奪って幸せなクリスマスを送りたいと思います」