全日本は5日、野村直矢が12月31日付で退団すると発表。2014年3月のデビューから7年9ヵ月で全日本を去る野村は全日本所属としてのラストマッチ実現を希望した。

 現在28歳の野村は2014年3月30日、地元・金沢でデビュー。世界タッグ、アジアタッグ両王座を戴冠するなど未来のエース候補の一人として活躍してきた。2020年2月から頸椎椎間板ヘルニアのため長期欠場。この日、諏訪魔に「これから現在、長期欠場中の野村直矢選手から大事な報告があります」と呼び込まれると、スーツ姿で久しぶりにファンの前に立った。

 野村は「長い間、欠場して、ファンの皆様、心配をかけてどうもすいませんでした」と観客に謝罪すると、決意に満ちた表情で「今回、大きな怪我をして、自分でいろいろと考えて、そして新たにやりたいことが見つかりました。なので、全日本プロレスを退団させていただきます」と今年いっぱいで全日本を退団することを報告した。

 そのうえで、「自分のことを待っていてくださった皆様、突然のご報告本当に申し訳ありません。ただ、最後に自分勝手だとは思うんですが、退団前に全日本プロレスでラストマッチがやりたいです。ケジメのラストマッチ、どうかよろしくお願いします」とアピール。諏訪魔も握手で応じ、2人揃って花道を下がっていった。

 デビューから7年9ヵ月間在籍した全日本を去ることになった野村。最後に全日本所属としてのラストマッチを行うことを熱望した。


【野村、諏訪魔の話】
▼野村「今回、自分自身、やっぱ欠場して、長いこといろいろと考えたんですけど、他にやりたいことが見つかりまして。今回、リング上でも言ったんですけど、全日本プロレスを退団させていただくことになりました。会社といろいろ話して、自分のことを引き止めてくださったこともあったんですけど、やっぱ自分がどうしてもやりたいことがあるんで。自分の人生なんで、そこは自分でしっかり決めました」

▼諏訪魔「野村も相当悩んだことかと思いますね。僕も全日本の代表として、野村を引き止めていたんですね。でも、やっぱり本人の気持ちが固いということなんで、そこは尊重するしかないですよね。でも、まだまだこれから先のある選手ですから、どういう風になるかわからないけどね、俺は。でも、またね、笑顔で会える日が来ることを僕は願っています。頑張ってね」

▼野村「ありがとうございます」

――最後に試合をしたいという希望を野村選手が口にしていたが?

▼諏訪魔「全日本プロレスとしては、当然、野村のラストマッチを受理したいと思います。早急に検討します」

――年内には?

▼諏訪魔「もう年内がいいんじゃないかな?」

――今年限り年内で退団?

▼野村「はい」

――ラストマッチに向けて、こういう試合がしたい、こういう相手とやりたいという希望は?

▼野村「いや、特には。とりあえず自分が全日本プロレスで育った、そして学んだことを思いっきりぶつけて、ファンの皆さんに自分の最後の勇姿を見ていただければと思います」

――首の状態は完全に回復した?

▼野村「よくはなってます。ただ、時々なんですけど、左手のほうが力が入りづらくなったりすることもあるんですけど。最初に比べれば全然回復してます」

▼諏訪魔「その話は俺も聞いてて。やっぱり首の状態がね、思わしくないっていうのは聞いてたんで。全日本プロレスとして、ちょっとこれ以上というのは僕が心配で。そこをって言えないですよね」

――やりたいことというのは、どの方面? プロレス界の中?

▼諏訪魔「そこはね、俺も知らないことでもあるし、彼自身が秘めていることだと思うので、まずは年内に全日本プロレス所属の野村直矢として全うするのがいいんじゃないですか」

▼野村「また後日発表させていただけたらと思ってます」

――ラストマッチが終わってからと?

▼野村「はい。そうですね」

▼諏訪魔「以上ですね。ありがとう。頑張ってください」

▼野村「はい。ありがとうございます」