『DRAMATIC EXPLOSION 2021』名古屋国際会議場イベントホール大会が18日、行われ、勝俣瞬馬が性別の垣根を越えたハードコアマッチでハイパーミサヲ(東京女子プロレス)に勝利。試合後、両者は和解し、これまでの遺恨を清算した。

 10・31東京ドーム路上プロレスで勝俣に敗れたミサヲが11・21後楽園大会で勝俣を襲撃。この日、両者がハードコアマッチによる決着戦を迎えた。リング内外に有刺鉄線ワラ人形ボード、イスの城、ラダーなどが設置され、ミサヲが五寸釘ブラシ、勝俣がブロック玩具付きバットをそれぞれ持参した。

 物々しい雰囲気の中で開戦すると、ミサヲは自転車「ハイパミ号」で勝俣をひき、そのままイスの城に突っ込ませて先制した。さらに五寸釘ブラシで勝俣の額をかち割ると、ホッチキスで額や腕に紙を張りつけ、脳天に竹串を突き刺すなどの猛攻をみせた。

 勢いづくミサヲは場外に立てたイスに有刺鉄線ワラ人形ボードを置いた上に、ハイパミリターンズで叩きつけた。さらに無数の画びょうをマットにばらまいたものの、反撃に転じた勝俣がラダー上からの雪崩式ブレーンバスターを敢行。非情のイス攻撃3連発で追い討ちをかけると、最後はラダー上からととのえスプラッシュ(サウナトランス・スプラッシュ・フロム・ラダー)を見舞って3カウントを奪った。

 ハードコア戦による遺恨対決は勝俣が勝利した。試合後、マイクを持った勝俣は「ミサヲさん、いまだに何であんなに恨まれてるかわからなかったんですけど、あなたはすごく強い心をもって、愛をもってて、僕は闘って気持ちよかったです」と称え、「ミサヲさんは東京女子の愛と平和を守っていただいて、僕はDDTのリングをヒーローとして守っていきます。お互いヒーローとして頑張りましょう」とエール。ミサヲも握手で応じ、両者の間に和解が成立した。

 バックステージでミサヲは「負けました。ハードコアをちゃんとするのは初めてで、初めて見たハードコアの世界は美しかった。その美しい世界を見せてくれた一因に勝俣瞬馬っていう存在があるのは、認めたくないけど事実なので。悔しいけど、ハードコアの入り口、美しいものをみせてくれてありがとうございます」と潔く負けを認めたうえで感謝した。そこに勝俣が現れて「すごく試合中に感動して。あなたの強い気持ちを闘って感じた。またどこで会うかわからないですけど、お互いに自分の星を守って。またいつ組むのか闘うのかわからないですけど、また同じリングに立ちましょう」と呼びかけると、2人は再び握手。抗争に終止符が打たれた。