『Road to TOKYO DOME』東京・後楽園ホール(2021年12月21日)
○鷹木信悟&高橋ヒロムvsオカダ・カズチカ&ロビー・イーグルス×

 IWGP世界ヘビー級王者・鷹木がオカダとの前哨戦に快勝。次々期挑戦者ウィル・オスプレイの入国を伝え聞いて「何としても1・5オスプレイの前に立ってやる」と宣言し、1・8横浜アリーナ大会でのノア・中嶋勝彦との対抗戦も見据えて「お前らのベルトも飲み込んでやるよ」と豪語した。

 プロレス大賞MVPを受賞し、2021年の顔となったIWGP世界王者・鷹木。1・4東京ドーム大会ではG1覇者・オカダとの頂上決戦を控え、これを突破すれば翌1・5ドームでウィル・オスプレイを迎え撃つことになる。この日は1・4ドームでIWGPジュニア王座挑戦を控えるスーパージュニア覇者・ヒロムをパートナーに、イーグルスと組んだオカダとの前哨戦に臨んだ。

 先発を買って出た鷹木はいきなりオカダと対峙した。リストの取り合い、手四つによる力比べなどで探り合うと、オカダがショルダータックルで先制。鷹木もすぐさまショルダータックルでお返しした。

 ファーストコンタクトは探り合いに終始したが、2度目の激突では一気にヒートアップ。ブレーンバスターで豪快に叩きつけた鷹木は「キタキタキター!」の雄たけびを上げると、エルボー合戦を連打で押し込んだ。オカダがフロントハイキックで反撃しても、DDTで突き刺したが、スライディングパンピングボンバーはオカダがマネークリップで切り返し、リバースネックブリーカーで追い討ち。ツームストンは鷹木が食い止め、再びマネークリップに捕まってもコーナーに激突させて脱出。グーパンチ、ショートレンジ左ラリアットの連続攻撃を叩き込んだ。

 IWGPジュニア挑戦を控えるヒロムも好調を持続。序盤こそイーグルスの足攻めに苦もんするなど守勢に回ったものの、終盤にはイーグルス相手に一進一退の攻防を展開。スワンダイブ式ミサイルキックで左ヒザを射抜かれ、ロン・ミラー・スペシャルに捕まっても意地でギブアップせず。ターボバックパックを阻止し、アサイDDT狙いをコーナーデスバレーボムで切り返す。めまぐるしい読み合いをコーナーへのフロントスープレックスで制した。

 ここから鷹木とヒロムがイーグルスに集中砲火。ヒロムがトラースキック、鷹木がパンピングボンバーを立て続けに叩き込む。イーグルスの反撃をデスバレーボムで止めた鷹木は、オカダが飛び込んでもツームストン、ドロップキックをことごとく阻止してスライディングパンピングボンバーを叩き込んで蹴散らす。そして粘るイーグルスをラスト・オブ・ザ・ドラゴンで料理した。

 鷹木がオカダの眼前で豪快勝利を収め、前哨戦を制した。手拍子による鷹木コールに応えてマイクを持った鷹木は「いよいよ1・4東京ドームまで2週間だ。泣いても笑っても2週間後には決着がつく」と切り出し、「だが、しかし、オカダのヤローは未だに俺に対して暫定チャンピオンとか言ってるらしいな。あのヤロー、ふざけやがって。100歩譲ってだ、オスプレイに言われるならわかるよ。だが、オカダ、お前にだけは言われたくないね」と声高に反論した。

 そして鷹木は1・5ドームでの挑戦者・オスプレイが無事入国したことを報告。そこで「ヘイ、オスプレイ。ちゃんと見てるか? ウェルカム・トゥ・ザ・ジャパン。次は東京ドームで決着つけようぜ」と呼びかけ、「俺はこのタイトル獲った時にも言った。本当の意味でIWGP世界ヘビー級チャンピオンと名乗れるのはオスプレイを倒した時だ。何としても1・5オスプレイの前に立ってやる」と宣言してみせた。

 「1・4東京ドームまでランペイジ・ドラゴン、暴れ龍のごとく駆け登っていくぞ!」と吠えて締めた鷹木。IWGP世界王者の貫禄をこれでもかと見せつけてバックステージに引き揚げると、1・8横浜アリーナ大会で実現するノアとの対抗戦にも言及。会見では中嶋から「鷹木信悟には怖さを感じない」と言われたが、「普段から怖そうに虚勢張ってたらな、それは偽物だよ。リング上でやる時はやる。それが本物だ」と反論。「ノアのベルト、GHQだかGHCだか知らねぇが、1・8、このIWGP世界ヘビー級チャンピオンのこの俺が、お前らのベルトも飲み込んでやるよ」と予告してみせた。

【鷹木の話】「おい、今ここにいるヤツらで俺のことが暫定チャンピオンだと思うヤツ手を挙げてみろ。面白いね、オカダ・カズチカ。俺が暫定チャンピオンだったら、プロレス大賞のMVPも暫定MVPだな。あのヤローはホント腹立たしいよ。逆に感謝だぜ。こんなイライラする相手いるんだから。今年2回やってるけど、どの試合よりもオカダ、今回だけはお前に負けたくないと思ってる。オスプレイに関してもそうだ。あいつがいきなり偽物のベルトを出してきたときは腹が立ったけどよ、日本に無事入国できたと聞いたら俺もうれしかったぜ。何だかよ、急に会うような感じだな、オスプレイ。だが、1・5再会する時は俺がこれ持ってなきゃ面白くねぇよな。それから! レッスルキングダムは1・8まで、横浜アリーナもレッスルキングダムだろ。何だかノアのチャンピオン、中嶋の勝っちゃんが偉そうに『鷹木信悟には怖さを感じない』って言ってたな。バカヤロー。普段から怖そうに虚勢張ってたらな、それは偽物だよ。リング上でやる時はやる。それが本物だ。ノアのベルト、GHQだかGHCだか知らねぇが、1・8、このIWGP世界ヘビー級チャンピオンのこの俺が、お前らのベルトも飲み込んでやるよ」


【ヒロムの話】「鷹木さ〜ん、いつになく元気だ。いやぁ、素晴らしい。あの元気は素晴らしいよ。なかなかスーパージュニアのダメージが抜けないもんでね。ヒザが思い出したかのように痛くなるよ。なぁ、デスペラード。悔しくねぇか? ジュニアのセミファイナル面白いよ。IWGP世界ヘビー級、メインイベントに勝ちたくねぇか? 試合に勝つだけじゃない。俺たちは勝たなきゃいけないものだらけなんだ。だからジュニアは面白いよな。証明しようぜ。俺たちの試合が一番面白ぇってことを。そして、気は早いけどな、その次の年のドームだ。そこにつながるように凄ぇ試合してやるよ。もちろん勝つのはこの俺だ。もう一度ジュニアの中心に立つ」


【オカダの話】「まあ、強烈な一撃を食らうこともありましたけど、やっぱIWGPの戦いはこういうもんだよね。鷹木さんが知らないことたくさん知ってるから。でも、俺が知らないことも鷹木さんはたくさん知ってるでしょ。素晴らしいチャンピオンだと思いますよ。そして、横には『BEST OF THE SUPER Jr』のチャンピオンがいて、その二人の熱は今日いただきましたよ。まあ、ヒロムの分の『この新日本プロレスを盛り上げよう』、鷹木信悟の『俺は俺で新日本プロレスを盛り上げよう』という、その気持ちは十分受け取って、1月4日から2022年、俺の年にしようかなと思います。そしてまだ前哨戦続いていきます。あと3つですか? 年内の新日本プロレスの戦い、3つですか。まだね、東京ドームまで時間があるから、ワクワクしてもらえるような戦いもしていきたいなと思います。そして4日勝って、5日もオスプレイに勝って、全て俺が勝ちます」

【イーグルスの話】「今日シンゴとやって、以前ロサンジェルスのグローブシアターで(鷹木と)対戦した時の記憶が蘇ってきたよ。あれはまだ俺たちがニュージャパンに来る前のことで、1対1で試合をした。今日はやられてしまったけど、俺はまたお前と1対1で対戦したい。(鷹木は)当時よりさらに大きく、さらに強くなったのに、スピードは速くなってる。だからといって俺は怖気づいたりしないけど。それからヒロムともまだ決着はついてない。でもヒロムは俺には成し遂げられなかった『SUPER Jr.』優勝を果たした。今の俺じゃ偉そうなことは言えないよな。(今年最後の)コーラクエンホール大会も残り3つ。終わったらしっかり休んで、ドームでタイガーマスクとベルトを防衛する。そしてフライング・タイガー(ズ)がチャンピオンのままリングを降りる」