1・2後楽園大会でアジアタッグ選手権試合が決まった王者組T-Hawk&エル・リンダマン、挑戦者組・大森北斗&児玉裕輔が27日、東京・湯島の全日本事務所で会見。「2021 Jr.TAG BATTLE OF GLORY TOURNAMENT」を制し、最古のベルト獲り挑戦を決めた北斗は「全日本の圧倒的未来」を自称し、外敵からの奪還を宣言。リンダマンは「完全なる弾切れな感じが全日本プロレスから見て取れる」と分析したうえで「場慣れみたいなのがまだまだ足りてない。これは俺たちの敵じゃない」と防衛に自信をみせた。

 12・26新木場大会で行われたワンデートーナメントJTBOGは北斗&児玉のTOTAL ECLIPSEコンビが制した。試合後、二人はアジアタッグ獲りを宣言。2022年オープニング興行となる1・2後楽園大会での挑戦が決まった。

 キャリア3年1ヵ月で初のトーナメント制覇を成し遂げた北斗は自信を深めるばかり。「昨日一日3試合、しかも準決と決勝の間が2、3分しかないという超ハードな試合間隔の中、最後30分近くやって優勝できた僕と児玉さんが一日1試合しかない、この1月2日に負けるイメージが沸かない」と過酷な連戦を勝ち抜いたことを誇り、「僕ら見てください。この輝くトロフィー、ありますから。チャレンジャーじゃない。意識はチャンピオン同士の対決と言っても過言ではない」と対等を強調した。

 今年はTOTAL ECLIPSE入りし、三冠王者ジェイク・リーのパートナーとして暮れの最強タッグにも初出場。そしてJTBOG優勝と着実にステップアップしてきた。「僕が全日本プロレスの圧倒的未来」と自称した北斗は、3選手の退団に揺れる現状を踏まえ、「その圧倒的未来が全日本プロレスの今になっていく過程で、今、全日本プロレスファン、ちょっと不安なことだったり、下向きがちなことが多いと思うんで、それを笑顔にするための作業の一つとして、今、全日本二つほどベルトを#STRONGHEARTS勢に好き勝手されてますから。とりあえず目の前にあるこのベルトを一つずつかっさらっていこうかなと」と自らの躍進によって明るい話題を提供していくつもり。「余裕ぶっかまして獲ってやろうと思いますよ。何せ、1月2日は1試合なんですから。余裕ですよ」と断言してみせた。

 迎え撃つ#STRONGHEARTSコンビは3度目の防衛戦。リンダマンはJTBOG覇者・北斗&児玉の挑戦に「いつからアジアタッグがジュニアのベルトになったのかなと。僕ら確かに体重的にはヘビーとは言えないですけど、無差別級というかね、その垣根を取っ払ってきたつもりでやってきたんですけど、何かすんなりジュニアタッグ優勝したから、ここに挑戦してくるというのも何かちょっと腑に落ちない部分もある」と不満を抱いている。

 今年9月にゼウス&イザナギを破って戴冠以来、青柳優馬&青柳亮生、岩本煌史&本田竜輝を退け、2度の防衛を重ねてきた。「青柳兄弟とかとやった時はいい勝負きたねと思ったんですけど、完全なる弾切れな感じが全日本プロレスから見て取れる」と全日本に敵なしと言わんばかりのリンダマンは、「これどうしたもんかなと。勝ちは今回前提として、チャンピオンチームに負担がかかりすぎる試合なのかなというふうに、お客さんの満足度的にね、思ってるんで」とここでも不満をチラリ。「ここはいったん防衛して今度の方向性を決めていくという感じ」と続けた。

 「北斗選手、ノータップスの頃から比べると恐ろしい成長というか、バックステージのコメントでも凄く何か世界観があって、大森北斗これつかんだかなと思った」と認めたリンダマンだが、「今の記者会見のしゃべりを見てると、そんなにひねったことも言ってないから、やっぱりちょっと場慣れみたいなのがまだまだ足りてない」と手厳しい。JTBOGを制しても脅威には感じていないようで、「これは俺たちの敵じゃないなと思う」と判断したリンダマンは「1月2日というタイミングということでね。完全なる正月ボケをかまして当日臨もうと思います」と余裕すらのぞかせていた。

【会見の模様】
▼北斗「昨日一日3試合、しかも準決と決勝の間が2、3分しかないという超ハードな試合間隔の中、最後30分近くやって優勝できた僕と児玉さんが一日1試合しかない、この1月2日に負けるイメージが沸かないというか。今、奥田さんに挑戦者と言われてましたけど、僕ら見てください。この輝くトロフィー、ありますから。チャレンジャーじゃない。意識はチャンピオン同士の対決と言っても過言ではないと思ってますから。1月2日、必ず巻いてるでしょうね、ベルトを僕らの腰に」

▼児玉「どうも児玉ですぅ。昨日3試合、激闘、全員とんでもない選手ばかりでしたけど、何とか勝ち進んで。僕が一番びっくりしたというか心に残ったのが北斗君の戦いぶりと最後のマイクですね。そしてバックステージ、すぐさまタイトル挑戦宣言しましたけど。相手もね、お二人なんで、T-Hawk選手、ダマン選手。おいしいところ狙ってきたな北斗君と思って。昨日は北斗君がめちゃくちゃ頼もしく見えた、そんな一日でした。この調子で突っ走っていきますので、よろしくお願いします」

――相手がT-Hawk&リンダマン組だが?

▼北斗「昨日、試合後も言いましたし、コメントブースでも言ったんですけど、僕が全日本プロレスの圧倒的未来といいますか。その圧倒的未来が全日本プロレスの今になっていく過程で、今、全日本プロレスファン、ちょっと不安なことだったり、下向きがちなことが多いと思うんで、それを笑顔にするための作業の一つとして、今、全日本二つほどベルトを#STRONGHEARTS勢に好き勝手されてますから。とりあえず目の前にあるこのベルトを一つずつかっさらっていこうかなという感じですね。この二人だからというよりかは、あんまり他団体に好き勝手させない、ナメんじゃねぇぞって感じです」

▼児玉「さっき北斗君も言ってましたけど、ウチらタッグトーナメント制してるので、挑戦者の気持ちではいませんので。見てくれるお客様、そしてT-Hawk選手、ダマン選手、よろしいですか? 必ず後悔しない、こいつらとやってよかったなという試合してね、そのうえでベルトもらいますんで、よろしくお願いします」

▼リンダマン「エル・リンダマンです。Jr.TAG BATTLE OF GLORYに優勝したチームがこのアジアタッグタイトルに挑戦ということで、いつからアジアタッグがジュニアのベルトになったのかなと。僕ら確かに体重的にはヘビーとは言えないですけど、無差別級というかね、その垣根を取っ払ってきたつもりでやってきたんですけど、何かすんなりジュニアタッグ優勝したから、ここに挑戦してくるというのも。一つずつだったら世界タッグから獲ってくれてもいいですし。何かちょっと腑に落ちない部分もあるんですけど。児玉選手は僕、昔からやりたいなと思ってた選手で、久しぶりに絡めるのはうれしいんですけど、ここ最近の児玉選手を見てると、何か存在感もなくなって、前は陰と陽の陰が凄く光るような選手だったんですけど、最近はちゃんと陰になってる(笑) 感じがしたので。今の僕には眼中にないというか。それに比べて北斗選手、ノータップスの頃から比べると恐ろしい成長というか、バックステージのコメントでも凄く何か世界観があって、大森北斗これつかんだかなと思ったんですけど、今の記者会見のしゃべりを見てると、そんなにひねったことも言ってないから、やっぱりちょっと場慣れみたいなのがまだまだ足りてない。これは俺たちの敵じゃないなと思うんですけど。1月2日というタイミングということでね。完全なる正月ボケをかまして当日臨もうと思います。よろしくお願いします」

▼T-Hawk「T-Hawkです。まぁ、言いたいことはリンダマンがほぼ言ってくれたんであれなんですけど、そのトーナメント一日3試合を制して、僕らを指名したっていう、そこのセンスのよさだけは認めてやろうかなという感じですね。児玉選手は何回か試合したことあるんで、今ああだこうだ言ってますけど、僕が試合した感じではプロレスセンスというか、そういうところは認めてるんで、そこはそことして。北斗選手ですね。僕もさっきリンが言ったノータップスですか。今日見たんですよ、電車の中で。その時は何だ、こいつ、あか抜けないし、だっせぇなと思ってたんですけど、それこそ最近、バックステージコメントなんかも雰囲気とかも結構出てきてね。初めて試合する選手なんで、それを楽しみにはしてるんでね。ただ、何ていうんですかね。タッグというのは一朝一夕でできるものではないので、そこはしっかり差を見せつけたうえで、ごめんなさいと最後は言わせてやろうかなと思ってます。正直、今回のアジアタッグ選手権に関してはだいぶ余裕持ってます」

――#STRONGHEARTSのお二人はアジアタッグチャンピオンとして迎える2022年にやっていきたいことはある?

▼リンダマン「引き続き、防衛戦は重ねていきたいなと思うんですけど、誰とやりましたっけ? 青柳兄弟とやって、本田&岩本とやって。何て言うんですかね。青柳兄弟とかとやった時はいい勝負きたねと思ったんですけど、完全なる弾切れな感じが全日本プロレスから見て取れるし、お客さんも思ってるのかなという感じなんで。ちょっとアジアタッグこれからどうしていくかということに関しても、弾切れ、これどうしたもんかなと。勝ちは今回前提として、チャンピオンチームに負担がかかりすぎる試合なのかなというふうに、お客さんの満足度的にね、思ってるんで。ここはいったん防衛して今度の方向性を決めていくという感じでお願いします」

▼T-Hawk「このベルトを僕、実家に持って帰ったんですよ。そしたらウチのじいちゃんとばあちゃんが凄く喜んで。歴史がありますから。そういう世代の方々を喜ばせていきたいんで、これはちょっとまだ…まだというか、僕らが持っていないとけないベルトだと思っていて、それは感じてます」

――王者組から弾切れと手厳しい評価があったが?

▼北斗「今回の試合はいつも通りギャーギャー言うつもりもないですし、なんかひねくれたこと言って相手を苛立たせようっていうのもないんですよ。なんせ、挑戦させてくださいっていう立場じゃないんですよ、僕ら。僕らもチャンピオンチームですから。何も焦ることないんで、余裕ぶっかまして獲ってやろうと思いますよ。何せ、1月2日は1試合なんですから。余裕ですよ」

▼T-Hawk「じゃあ、お前これから1試合の時に全勝じゃねぇか。大丈夫か?」

▼北斗「今の俺たちはい一日1試合だったら絶対負けないから」

▼リンダマン「そういえば、お前、スロット打つの? 流行ってた北斗4号機ぐらいからだいぶ調子悪くて、今5号機も撤廃になってて、6号機の時代に入ってて。結構今、北斗の拳つらいと思うけど、北斗無双はもうそろそろ終わり? もう終わった?」

▼北斗「年内いっぱいかな」

▼リンダマン「気をつけろよ」

▼児玉「ダマンさんがね、今、正月ボケで挑むと言ってましたけど、正月ボケして結構なんで、こっちは全力で獲りにいくんで。一つだけ君に言っておきたいことがある。あとで立ってもらって撮ってもらいたいんですけど、スーツのベルトね、ネクタイね。あと肌の色ね、全部同じ色だから。正月ボケはしてていいけど、それ統一してそのまま正月ボケだからって日焼けは忘れないようにして」

▼リンダマン「お前ほど黒くはなれねぇな」

▼児玉「白いでしょ、どう見ても。あとでベルトもちゃんと撮ってください。見事に…そんな合わせ方…」

▼T-Hawk「靴も。一つフォローするとワントーン今年のトレンドなんで」

▼リンダマン「何か面白いことない? 片方は挑戦させてもらう立場と言っていて、片方は余裕ぶっかます立場だけど、そのへんのチームの連係はいかがですか?」

▼北斗「まぁ僕たちはこの二人ほどずっと組んできたわけではないんですけど、俺たちの最大の強みといえば、昨日一日3試合。俺に関しては…」

▼児玉「メチャメチャ気に入ってるな」

▼北斗「昨日4試合やってるんだ。わかるか? 1試合目から10分ぐらいやって、2試合目やって、3試合目は30分近くやって、間は2、3分だよ。そのあとに夜の部でもセミやって…」

▼児玉「そんな褒めてほしいの?」

▼北斗「正直、自分が怖いよ」

▼リンダマン「キャリア重ねてくればわかると思うけど、それぐらいのことみんな経験するから。自慢されても困っちゃう。俺たちも海外でいろんなことやってきたから。ちょっとまだ浅すぎるな。いつまでも4号機の気持ちでいちゃダメだよ」

▼児玉「いいよ、スロットの話は」

――リンダマン選手、先ほどから児玉選手からダマン選手と呼ばれて困惑しているように見受けられるが動揺している?

▼リンダマン「いや困惑というか(苦笑)…まぁ困惑ですよね。これ正直、何か適当に言ってるなと思ってたんですけど、じゃあ、こんなに突っ込んでいただけるんだったら、これ3回ぐらい言ってくれてるんですけど、2文字抜いた明確な理由というか、意思というのが、壮大な理由が児玉さんにあると踏んだわけですね?」

――はい

▼リンダマン「さぁ、児玉さん。言ってやってくださいよ」

▼児玉「あるわけないだろ。呼びやすいからだ。ダマン」

▼リンダマン「だろうなと思った」