『WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』東京ドーム(2022年1月5日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチ ○ロビー・イーグルス&タイガーマスクvs石森太二&エル・ファンタズモvs田口隆祐&ロッキー・ロメロ×

 イーグルス疑惑の右足がついに解明。イーグルス&タイガーが3WAY戦を制してIWGPジュニアタッグ初防衛を果たした。

 昨年10・26後楽園大会でベルトを獲得したイーグルス&タイガーのフライングタイガーズがこの日、東京ドームの大舞台で初防衛戦を迎えた。挑戦者は石森&ファンタズモと田口&ロッキー。ファンタズモはサドンデスでタイガーを葬り、引退に追い込む構え。田口はシングル王座に続く第69代王者君臨に執念を燃やし、「獲れなかったら引退も考えないといけない」との覚悟を示していた。

 入場直後のタイガーにファンタズモがサドンデスをぶち込んで早くも戦線離脱に追い込んだ。その間隙を縫って田口&ロッキーが往復式の連続串刺し攻撃やヒップアタックの同時発射で石森とファンタズモを蹴散らすと、孤立したイーグルスにロッキーがスイングDDT、田口がスライディングヒップアタックと波状攻撃を浴びせた。

 それでもイーグルスはプランチャで田口に反撃。リング上ではファンタズモがボディへのサドンデスでロッキーを黙らせた。すかさず石森&ファンタズモはイーグルスに背中へのサミング攻撃を連発し、ロッキーと田口が飛び込んでもファンタズモが踏みつけ攻撃でことごとく返り討ち。ファンタズモがロープ渡りをみせたが、イーグルスが雪崩式フランケンで飛びついて叩き落とす。続けてトペコンヒーロを放った。対抗するように田口&ロッキーが場外ダイブを同時発射した。

 ここで息を吹き返したタイガーが雪崩式ダブルアームスープレックスでファンタズモに怒りの反撃。タイガードライバーを敢行すると、次々に飛び込んできた石森、田口、ロッキーを風車式バックブリーカーでなで斬り。イーグルスがロン・ミラー・スペシャルで仕留めにかかった。

 石森がカットに飛び込むと、混戦模様の中、田口とロッキーのサンドイッチヒップアタックがさく裂。どどんスズスロウンも決まったが、石森が妨害。ハンドスプリングレッグラリアットで蹴散らし、ロッキーを合体コードブレイカーで黙らせると、タイガーに石森がダイビングニー、ファンタズモが旋回式アルゼンチンバスター、ダイビングボディプレスで攻め込んだ。

 すかさずファンタズモがサドンデスで仕上げに入ろうとすると、イーグルスが飛び込んで石森に誤爆させた。ファンタズモが孤立すると、イーグルス&タイガーと田口&ロッキーが呉越同舟で連続攻撃を見舞い。4人がかりでファンタズモの右足のリングシューズをはぎ取った。

 すると中から鉛が出てきて、ついに右足の疑惑が明かされた。これでファンタズモ&石森に退場処分が下され、イーグルス&タイガーと田口&ロメロのタッグマッチ状態に。田口がヒップアタックでタイガーを吹き飛ばせば、イーグルスはアトミックドロップで迎撃。場外に転落した田口にタイガーがトペスイシーダで突っ込む。ならばとロッキーが飛びヒザ蹴りを浴びせたが、イーグルスはターボバックパックで鎮圧。最後はロン・ミラー・スペシャルでギブアップを奪った。

 フライングタイガーズがIWGPジュニアタッグ王座初防衛を果たした。ファンタズモの右足の疑惑も解明し、イーグルスは「今日で暴かれたので、もうこれ以降、心配する必要はない」と会心の表情。タイガーは「新日本プロレスの50周年、寅年ということで、このベルトを防衛できたこと、そしてロビーと防衛できたことを物凄くうれしく思います」と喜びを口に。「あいつらはああいうことしなきゃ勝てないんだよ」と批判したうえで、「とにかく俺とロビーが、フライングタイガーが真のジュニアチャンピオン!」と胸を張っていた。

【試合後のイーグルス&タイガー】
▼タイガー「(先に来てコメントスペースのイスに座り、ロビーがやって来ると)サンキュー・パートナー!」

▼イーグルス「お待たせ! (ファンタズモのシューズに入っていた鉛を見せながら)証拠を持って戻ってきたよ。これを見れば分かるだろ? これが俺たちがずっと話していた、エル・ファンタズモのブーツの中身だ。しかし、今日で暴かれたのでもうこれ以降心配する必要はない。そして俺たちはIWGPジュニアヘビー級タッグチームのチャンピオンに再びなれたよ」

▼タイガー「この東京ドーム、新日本プロレスの50周年、寅年ということでこのベルトを防衛出来たこと、そしてロビーと防衛出来たことをもの凄く嬉しく思います。そして、あのファンタズモの最初のサドンデス。今日は一段と硬かったと思ったんですね。このようにロビーが暴いてくれて、とっても感謝しています。やっぱりあいつはああいうことしなきゃ勝てないんだなと思いましたね」

▼ファンタズモ「(突然、アゴを押さえてヨレヨレの石森と一緒に現われて)お前たち何やってんだよ! あんなずるいやり方あるかよ! 俺は安全な環境で戦いたい、その一心だったんだ! やり直しをしなきゃいけないと思うぞ、この試合のことは。そしてタイガー、お前のせいでイシモリのアゴがぶっ壊れている。もうあっちに行け!(と言ってシューズを投げつける)」

▼イーグルス「(お祝い用の缶ビールをファンタズモ目がけて投げつけるが、シューズを履いているほうの足に当たり)もう片方の足に当てるべきだったぜ!」

▼タイガー「(イーグルスと一緒にファンタズモと石森に詰め寄り)来い、この野郎、お前! 来い、来い! (と怒鳴りつけるが、ファンタズモたちが退散したので席に戻り)結局あいつらはああいうことしなきゃ勝てないんだよ。とにかく俺とロビーが、フライングタイガーが真のジュニアタッグチャンピオン!」」

▼イーグルス「あいつらは退場になった後まで悪あがきをして、いったい何をやっているんだか理解が出来ない。しかし、もう一度試合をするというならばやってやろうじゃないか。2オン2だ! タイガー、(日本語で)オゾマシイ。(英語で)見てくれ、この酷いブーツを!」

──田口選手とロッキー選手のメガコーチズに関しては戦ってみてどうでしたか?

▼タイガー「僕は前から言っている通り田口のああいう動き、全てのことは実力あってのことだと思ってるから。真の実力者だから、やはり今日は侮れないと思っていましたけど、とにかく今日はファンタズモと石森に目が行ってしまったのでね。ただ彼らは素晴らしいタッグチームだと思います」

──試合が終わってからもう一度やりたいという意思表示もありましたけど、その点に関しては?

▼タイガー「石森&ファンタズモとやるよりも田口&ロッキーとやったほうがよっぽどいいですよ。こんなクソみたいなヤツらとやってもどうしようもないぞ! でも、俺とロビーがもう一回あいつらとやるってなるんだったらぶっ潰してやりますよ!」

▼イーグルス「もちろんだ! タグチとロッキー、ファンタズモとイシモリ、どちらでもいい! 俺たちはもしかしたらあいつら二人にやり返さないといけないかもしれないけど、まずは休憩しようぜ(と言ってから、ファンタズモのシューズにビールを注ぎ込み、唖然とするタイガーの前で飲み干す)」

▼タイガー「ブラボー!(笑)」


【試合後の田口&ロッキー】
▼ロッキー「痛い…。ファンタズモに蹴られたんだ…」

▼田口「(英語で)昨日飲んだ?」

▼ロッキー「飲んでない」

▼田口「(英語で)なんで?」

▼ロッキー「だって今日はタイトルマッチじゃないか」

▼田口「(英語で)飲まなきゃダメなんだよ」

▼ロッキー「酒を? タイトルマッチの前の日に?」

▼田口「(英語で)そう」

▼ロッキー「何言ってんの?」

▼田口「(日本語で)酔っ払ったら痛みもなくなるのよ。酔っぱらいは大事よ。いっぱい飲んだら痛くない」

▼ロッキー「昨日の夜飲んだの?」

▼田口「(英語で)飲んだよ。9か? 6…う〜ん9だよね。なぜならば、俺たちは69代目のチャンピオン。69というのは神の選択だ」

▼ロッキー「俺はもうすぐで9回目のチャンピオンになれるところだった。お前もベルトを獲れるところだったのに。今回は俺が悪かったな。(日本語で)ゴメンナサイ。昨日はチューハイもストロングゼロも何も飲まずに早く寝たんだ」

▼田口「(英語で)何言ってるんだよ。新しいスポンサーがいるじゃないか(と言って、バックパネルのサッポロビールのロゴを指す)」

▼ロッキー「えっ? 9缶もサッポロを飲んだのか?」

▼田口「(英語で)そうだよ」

▼ロッキー「気分はどう?」

▼田口「(英語で)いいよ。ロッキー、これから飲みに行く?」

▼ロッキー「えっ? メインイベントの前に行っちゃっていいの?」

▼田口「(英語で)いいんじゃない?」

▼ロッキー「でも、オカダだよ? これ見終わってから行こう」

▼田口「OK!」

▼ロッキー「今日は俺がビールをおごるよ。(日本語で)ゴメンナサイ。(英語に戻して)そして世界中で応援してくれてたみんな、本当にごめん。今日のパフォーマンスは本当にダメだった。次のタイトルマッチはビールを9缶飲んでから臨むよ。約束するよ(と言って指切りをする)。まだ(タイガーとロビーが)防衛したっていうことは69代のチャンピオンになってないから、69チャンスがあるね」