『WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』東京ドーム(2022年1月5日)
スペシャルシングルマッチ ○SANADAvsグレート-O-カーン×

 オーカーンがお株を奪うムーンサルトプレスを決めて勝利目前と思われたが、直後にSANADAが巧みに丸め込んで逆転料理した。

 昨年末のワールドタッグリーグ公式戦でSANADAはオーカーンにピンフォール負け。12・15両国大会でのタッグマッチでもエリミネーターで叩きのめされたSANADAは、「イケメンじゃないヤツに負けた自分が許せない。アイツとは、やらせてくれ」と珍しく感情的になって対戦要求。独自の世界観を持つ2人の初シングルマッチが実現した。

 序盤はオーカーンにペースを握られたSANADAだったが、プランチャから巻き返す。だが、オーカーンもフェイスバスターからお株を奪うプランチャを敢行してどよめきを誘うと、先読み合戦へ。オーカーンが大空スバル式羊殺しを、SANADAがドラゴンスリーパーを狙って激しく競り合った。

 作戦を切り換えたSANADAはオコーナーブリッジを仕掛けるも、上手く切り抜けたオーカーンはエリミネーターの構え。防がれても今度こそ大空スバル式羊殺しに捕獲する。だが、粘るSANADAはドラゴンスリーパーに持ち込むと、そこからタイガースープレックスで逆転。ラウンディングボディプレスで勝負に。

 オーカーンがヒザを立てて迎撃すると、両者はエルボー合戦で火花。オーカーンは地獄突き、さらには正拳突きまで放って押し勝つ。そして、お株を奪うムーンサルトプレスを繰り出した。場内が大きく沸く中、即座にエリミネーターを仕掛けるが、上手く背後に回り込んだSANADAがオコーナーブリッジでクルリ。逆転の3カウントを奪取した。

 SANADAらしい逆転勝利でオーカーンに雪辱。「今日の試合、純粋に楽しかったです。なんとなく追い求めてるのがオーカーンと似ているような感じでシンパシーさえ感じました。顔じゃないっすよ?」とオーカーンを称したSANADAは、1・8横浜アリーナ大会で行われるロス・インゴ軍とノア・金剛との対抗戦にも言及。「みんな知ってるか分かんないですけど、対戦相手に親近感湧く相手がいるので楽しみです」と全日本時代のライバル・征矢学との再会に期待を示した。

 最後に「新日本プロレス50周年、今年、SANADA、攻めます」と締めくくったSANADA。普段はノーコメントが多いSANADAの発言から強い決意が感じられた。

【SANADAの話】「今日の試合、純粋に楽しかったです。なんとなく追い求めてるのがオーカーンと似てるような感じでシンパシーさえ感じました。顔じゃないっすよ? あと1月8日、横浜アリーナ。みんな知ってるか分かんないですけど、対戦相手に親近感湧く相手がいるので楽しみです。あと新日本プロレス50周年、今年、SANADA、攻めます」

【オーカーンの話】「(コメントブースに来るなりイスを蹴飛ばして)オイ、笑えよ! また負けた。ああ……オイ、どうした? 笑えよ! 笑ってんだろ! ハッ! ハハハハハハハーッ!(寂しそうに高笑い) だがな、SANADA、余はイケメンじゃなくていいよ。バカにされんのも、負けることも、冷遇されることも不幸話じゃねえ。だって、一気に返したほうが面白えだろ。余は今、最高にプロレスラーしてる。だからよ、思う存分バカにしろよ。イロモノって言えよ。イケメンじゃねえって言えよ。手の平を返させるのは余の得意技なんだよ! とは言っても帝国の沽券に関わる。コブ、オスプレイ、後は任せたぞ! 帝国バンザーイッ!(と言って、自らバンザイ)」