『タカタイチマニア3』東京・後楽園ホール(2022年1月10日)
○エル・デスペラードvsTAKAみちのく×

 IWGPジュニア王者・デスペラードが首攻めに苦戦を強いられながらもTAKAとの技巧戦に勝利。迎撃が決定的となったマスター・ワトに「面白いもん持ってこい」と上積みを注文した。

 TAKAと現IWGPジュニアヘビー級王者・デスペラードのスペシャルシングルマッチが組まれた。新日本ではめったに見られない鈴木軍対決をTAKAがタカタイチマニアのリングで実現させた形。勝ってIWGPジュニア挑戦の野望を胸にデスペラードに立ち向かった。

 序盤から一進一退の先手争いが展開され、TAKAが早くもジャストフェースロックで捕らえたが、デスペラードは低空ドロップキックで左ヒザを射抜いてピンポイント攻撃を開始。フロントインディアンデスロックでもん絶させた。

 しのいだTAKAはドラゴンスクリューを連発し、デスペラードの左足を鉄柱に何度も叩きつけて足への一点攻めに出る。鉄柱足4の字で苦もんさせ、リング上でも足4の字固めで捕獲。デスペラードの悲鳴が響く。ロープに逃れられてもジャストフェースロックで絞め上げたが、デスペラードはマフラーホールドで切り返した。

 ここから両者は互いの左足を蹴り合い、デスペラードがロコモノをぶち込んで競り勝つ。バックドロップからのマフラーホールドで捕らえたが、TAKAはヘッドシザースで切り返す。同時にチキンウイングアームロックで絞め上げ、逃れたデスペラードが丸め込みを連発しても、ラ・マヒストラルでニアフォールに追い込み、ランニングニーをぶち込むと、ヘッドシザースとレッグロックの複合技で捕らえた。

 首攻めを耐え抜いたデスペラードはスパインバスターで反撃ののろし。ギターラ・デ・アンヘルで追い討ちをかけた。ピンチェロコを阻止したTAKAがジャンピングニー、お株を奪うナックルパンチ、その場飛びスーパーKでたたみかけたが、デスペラードはロコモノで逆転。すかさずピンチェ・ロコを爆発させて3カウントを奪った。

 TAKAの老かいな首攻めに苦戦を強いられたもののデスペラードが勝利。「やっぱり堪能しました。最高ですよ。いつも無責任なことばっか言って、『知らねぇよ、そんなもん』って言ってさ、適当なことしか言わねぇのにさ、ちゃんとこうやってベルト持ってったらさ、ガッチリ正面からやってくれるじゃん。俺、大好きだよ」と技術のせめぎ合いで充実感を味わった。

 1・5東京ドーム大会では6人タッグながらワトのゆりかもめにギブアップ負けを喫した。IWGPジュニア挑戦を表明したワトにデスペラードも迎撃の構えをみせていた。「『未来は俺が開く』とか言ってたろ。おぉ、てめぇのことしか言わなかったヤツが周りのこと言い出したか。何かが変わりつつある…のかな?」とワトの変化を感じてはいるが、まだまだ足りないようで「TAKAさんの首攻めに比べたら、お前の首攻めはいいとこTTDと最後のゆりかもめだろ。何か面白いもんもってこい」とさらなる上積みを注文。「そうじゃなかったら、すぐひっくり返してやるぞ」と釘を刺していた。

【デスペラードの話】「いってぇ。ぶん殴ることはねぇだろ。TAKAさん知ってます? 俺、葛西(純)さんにぶん殴られて欠場したからぶん殴ってんのに、もう一回ぶん殴られたら、また欠場しちゃうよ。勘弁してよ。でも、やっぱり堪能しました。最高ですよ。いつも無責任なことばっか言って、『知らねぇよ、そんなもん』って言ってさ、適当なことしか言わねぇのにさ、ちゃんとこうやってベルト持ってったらさ、ガッチリ正面からやってくれるじゃん。俺、大好きだよ。ウェルカム・バックです。ずっと新日本上がんなかったじゃん。楽しみだよ。さて、楽しい、楽しいっていってヨソの人間ばっかりほめててもしょうがねぇんだ。ワト、俺はお前にギブアップしちゃったんだ。情けない。チャンピオンだぞ。おめでとう。チャンピオンから一本獲ってんだ。あのTAKAさんでも獲れてねぇのによ。でも、TAKAさんの首攻めに比べたら、お前の首攻めはいいとこTTDと最後のゆりかもめだろ。何か面白いもんもってこい。そうじゃなかったら、すぐひっくり返してやるぞ。まぁ、ゆりかもめでギブアップしたけどね。ワト、いいじゃん。何? こないだやってよ、『未来は俺が開く』とか言ってたろ。おぉ、てめぇのことしか言わなかったヤツが周りのこと言い出したか。何かが変わりつつある…のかな? 変わってなかったら、ただの凱旋したての若手と一緒になっちゃうだろ。きばれよ」