『OPEN THE NEW YEAR GATE 2022-Final Burst Out! K-ness. Forever-』東京・後楽園ホール(2022年1月13日)
○吉田隆司&土井成樹&箕浦康太vsB×Bハルク&シュン・スカイウォーカー&KAI×

 吉田が連夜の王者・KAI撃破の結果を出し、2・4後楽園大会でのドリームゲート王座挑戦を決めた。一方、土井は新ユニットのセンターにすべく箕浦を試合で接待しようと試みたが、吉田が張り切ったことで勧誘は失敗に終わった。

 昨年末にドリームゲート王座初戴冠を果たしたKAI。そんな新王者に斎藤了GMは自分が選んだ挑戦者をぶつけるつもりだったが、その候補が自分だと思い込んだ吉田が勝手に猛ハッスル。前日の後楽園大会では丸め込みながらKAIから3カウントを奪取した。KAIは「丸め込みぐらいで俺の持っているドリームに挑戦できるほど敷居が低くないぞ」とタイトル戦を拒否。吉田は文句のつけようのない完璧なピンフォール勝ちを狙って今宵の6人タッグマッチに臨んだ。

 序盤からKAIにスカされた吉田だったが、荒ぶる気持ちを爆発させ、地獄突きを乱射して大暴れ。KAIとは何度もラリアットの相打ちを繰り返す。パートナーの箕浦が勝機を掴んだものの、R・E・Dを追放されたばかりのEitaと石田凱士がリングサイドに姿を現すと、試合は一瞬ストップ。その間隙を突いた吉田がパイナップルボンバーからのサイバーボムでKAIからピンフォール勝ちを奪った。

 興奮状態の吉田は「マジですか、これ? 夢じゃないですよね? 2日連続、ドリームゲートチャンピオンから勝ちましたよ。皆さんの熱い応援のおかげです。ホンマおおきに。いやしかし、昨日は丸め込みやったけど、今日はKAI、ガッツリ取ったぞ。KAI、もう逃げられへんぞ。今ここで答えを聞かせてもらおう。KAI、俺の挑戦受けろ!」と迫った。これにはKAIも認めざるを得ず、「いいよ、タイトルマッチ受けてやるよ。でもよ、初防衛戦であんまりタイトル移動したことないけど、大丈夫か? いいか? だったらよ、しょっぱい丸め込みはやめて、正々堂々真っ正面からバチバチやり合おうぜ」と受諾した。

 だが、ここで待ったをかけたのが斎藤GM。KAIの対戦相手としてBIGBOSS清水をリストアップし、3月の大阪大会『CHAMPION GATE』で挑戦させる青写真を結果的に潰されてしまったからだ。「勝手に話が進みすぎ。吉田君の勘違いなんだ。勘違いからこんなに調子を上げてくるとは思ってなかった」と頭を抱えるばかり。「ちょうど3月に清水の地元・大阪2DAYSで挑戦させようと思ってたけど、勘違いの吉田君が入ってきた。そして、昨日と今日、チャンピオンのお前から3つを取っている吉田君。これどうしましょう? 皆さん」と苦し紛れに観客に問いかけた。

 後楽園の観客は吉田の挑戦表明を拍手で後押し。すると、斎藤GMは「さっき清水は大阪のCHAMPION GATEと言った。吉田君も大阪出身だったな。だけど、今のこの場、ここはどこだ? 東京・後楽園ホール。皆さんに聞きます。やっぱり後楽園ですかね? 新年1発目のドリームゲート、後楽園で見たいですかね?」と確認する。さらに大きな拍手が巻き起こると、大きく頷いた斎藤GMは2・4後楽園大会での吉田のドリームゲート挑戦を即決した。

 しかし、そんなやりとりを醒めた目で見つめていたのが土井だった。土井は昨年12月に新ユニット立ち上げを宣言し、その中心選手として箕浦をスカウト。「よくわかりません」と態度を保留し続けてきた箕浦だったが、前日の後楽園大会でシュン・スカイウォーカーがR・E・D入りを果たしたことで、所属していたMASQUERADEの解散が決定的に。宙に浮いた箕浦を一気に引き込むべく、今宵のタッグに向けて「箕浦の良さを引き出して引き出して、盛り立てて盛り立てて、気持ちよくなってもらうから。全部持っていってもらうから」と予告していた。

 実際に土井は自ら積極的に動いてチャンスを生み出す。終盤にはKAIをDOI555、バカタレスライディングキックで追い詰めてお膳立て。箕浦に勝利を手にしてもらう流れだったが、Eita&石田の登場もあって上手くいかず、空気を読まない吉田が3カウントを奪い取る結果となったのだ。

 はしゃぐ吉田に対して怒りをにじませていた土井の舌鋒は鋭かった。「お前、昨日の俺のマイクを聞いてたか? 今日は箕浦君…いや、箕浦さんの良さを引き出して引き出して、盛り立てて盛り立てて、気持ちよくなってもらおうと思ったのに、お前が気持ちよくなってどうすんねん? 今日の主役はお前ちゃうねん。箕面さんや。お前が勝ってどうすんねん、このバカチンが。今日は完全に接待や、接待。接待試合や。お前、接待邪魔すんなよ」。一気にまくし立てて吉田を糾弾した。

 吉田が「僕もドリームゲートに必死なんですよ。リングで必死にモノにしているんですよ。許してください」と謝っても、土井は聞く耳を持たない。箕浦に「すいませんね。気分害されてませんか? こいつがすいません」と頭を下げると、「最後、あんな感じで終わりましたけど、試合で僕は個人的に通じ合えたかなと思っているんですが。改めて聞きましょうか。俺が作る新ユニットのセンターとして一緒にやっていきましょう」と必死に弁解しつつ再び勧誘。「あと最後の一押しは皆さんの拍手でお願いします」と観客の後押しを煽ると、「最高のポジションをご用意しました。いかがでしょうか?」と決断を迫った。

 しかし、箕浦の返事は今宵も「よくわかりません」。謝りながら去っていく。ユニット加入を確信していた土井もこれには意気消沈し、険しい表情を浮かべたまま大会は幕を閉じた。

 ここまで来ると土井も引き下がることはできないだろうが、決断しない箕浦の真意はわからず、吉田との関係にも亀裂が入ってしまった。Eita&石田の行動も意味深げで、新体制になったR・E・Dやタッグチームを始動させたドラゴン・ダイヤ&吉岡勇紀の動向も気になる。勢力図が大きく変わろうとしているドラゲーマットで、土井としては箕浦の加入を早急に決め、ユニット立ち上げに動き出したいところ。だが、すぐさま決定したドリームゲート戦線とは裏腹に、新ユニット構想は暗中模索の状況がまだまだ続きそうだ。

☆2/4(金)東京・後楽園ホール『TRUTH GATE 2022』18:30開始

▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
[挑戦者]
吉田隆司
vs
KAI
[第34代王者]
※KAI初防衛戦


【吉田の話】「よっしゃ、よっしゃ、よっしゃ! 決まりましたね。やっとこさ決まりましたね。ここまでこぎ着けるのにマジで苦労しましたよ。来月後楽園ですね? KAI、覚悟しとけよ。俺がドリームゲートチャンピオンになって、俺がDRAGONGATEのトップに立つからな。それから、CHAMPION GATE。なに? 清水が、BIGBOSSが挑戦することが決まっているらしいな。おもろいやんけ。俺がKAIに勝って、清水と大阪で戦おう。俺と清水は高校の先輩後輩でもあるんや。メチャクチャおもろいシチュエーションやんけ。まあ、とりあえず来月まで調子上げていくからな。お前ら、楽しみにしとけ。そして皆さん、YouTubeチャンネル登録、よろしゅう頼みます。シャラップ」

【KAIの話】「痛え…。吉田君、爪が伸びてるんじゃないの? タイトルマッチまでちゃんと爪切って、磨いておけよ。それはそうと吉田君、やればできるじゃねえかよ。完璧にお前から3つ取られたよ。もう言い訳できねえよ。これはよ、正々堂々真っ正面からバチバチやるしかねえよ。でもよ、2月4日後楽園はよ、俺が必ず防衛するんだよ。だって、そのあとの3月のCHAMPION GATE、清水との防衛戦が決まってんだもん。なあ、吉田君。当日は丸め込みシャラップだからな。バイバーイ!」