『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年1月20日)
○内藤哲也&SANADA&鷹木信悟vsオカダ・カズチカ&棚橋弘至&永田裕志×

 内藤がオカダ眼前で永田を下し、2・20札幌大会でのIWGP世界ヘビー級戦に向けて先勝。リング上で挑戦する“3つの理由"を大演説した。

 新春の東京ドーム2連戦で名実ともに新日本の頂点に立ったIWGP世界ヘビー級王者のオカダ。そんなレインメーカーに内藤が宣戦布告し、2・20札幌大会でタイトル戦が決まった。1・5東京ドーム大会でのノーDQ戦でKENTAを下し、US王座に返り咲いた棚橋の初防衛戦も2・19札幌大会でのSANADA戦に決定。そのダブル前哨戦として、オカダ&棚橋が永田と、L・I・Jの内藤&SANADAが鷹木とそれぞれ組んで対戦したが、混戦を制したのは内藤だった。

 試合冒頭は棚橋がレスリングで魅せた。ノーDQ戦後に純粋なレスリング勝負を熱望していた逸材にとって、SANADAは持って来いの相手。のっけから基本的なヘッドロックを巡る攻防を5分間も繰り広げた。中盤で2人は再び対峙すると、SANADAがワンハンドバックブリーカーからプランチャを決めて圧倒。棚橋のお株を奪うビンタを放つ。しかし、棚橋も負けじとSANADAの得意技・ドラゴンスリーパーでお返し。SANADAのネックスクリューを読んで、ツイスト&シャウトで挽回した。

 オカダと内藤は序盤こそ様子見に終始したが、再び向かい合うと、内藤がアクセルを踏む。後頭部への低空ドロップキックでペースを握ると、雪崩式フランケンから一気にコリエンド式デスティーノへ。ここはこらえたオカダはマネークリップに絡め取ると、リバースネックブリーカーで反撃。レインメーカーは空を切ったものの、得意のドロップキックをぶち込んだ。しかし、内藤は再びレインメーカーを回避し、延髄斬り、スイング式DDTで譲らなかった。

 その後、代わった永田が内藤に猛攻。ダブルアームスープレックスや連続ブレーンバスターでたたみかけ、ナガタロックIIでギブアップを迫る。だが、鷹木がリングに飛び込むと流れは一変。鷹木が相手チームをナデ斬りにし、SANADAも加勢に。ここぞとばかりに鷹木がパンピングボンバーを振り抜いて内藤が勝機。永田も延髄斬りで抵抗を見せたものの、最後は内藤がデスティーノで勝利した。

 前哨戦第1ラウンドを制した内藤は大演説を行った。マイクを持ち、「ちょっと長くなってしまいますが、今の俺の気持ちをぜひ聞いてください」とIWGP世界ヘビー級王座への思いを語り始める。「去年の2月、IWGPヘビー級王座とインターコンチネンタル王座が統一されるっていう時、俺は反対し、統一阻止に動きました。ですが、直後のタイトルマッチに敗れてしまい、2本のベルトが1本に統一され、そしてIWGP世界ヘビー級王座が誕生しました」とタイトル誕生の経緯を振り返ると、「ハッキリ言って、俺はIWGP世界ヘビー級王座への思い入れはまったくない。じゃあなんでそんなベルトに挑戦するのか? その理由は3つあります」とオカダを意識したのか“3つの理由"を激白した。

 「1つ目は今、新日本プロレスで一番強い男・オカダを感じたいから。2つ目はそのオカダに勝ちたいから。3つ目は2023年1月4日、東京ドーム大会のメインイベントに戻りたいから」と素直な思いを口にした制御不能男は、観客の前で「誰のためじゃない。俺自身のために札幌大会でオカダからベルトを獲ってきたいと思います」と堂々と宣言した。

 「今日から始まる新しいシリーズ、俺とオカダによる前哨戦がしばらく続きますが、2月20日のタイトルマッチ後、いったいどちらがベルトを持っているのか? 皆さん、予想しながら楽しみにお待ちください。つ〜ま〜り、つまり、2月20日、札幌大会のタイトルマッチまでトランキーロ、あっせんなよ!」と観客たちのはやる気持ちを決め台詞で制しつつ、最後は「ロス・インゴ・ベルナブレス〜デ!ハ!ポン!」の雄叫びで開幕戦を締めくくった。

 「オカダが、お客様が、楽しむ、楽しまない、そんなのはどっちでもいいよ。まずは、ま〜ず〜は、自分自身が楽しむこと。自分が楽しまなきゃ、周りを楽しませることもできないからね。これから約1ヶ月続く、オカダとの前哨戦。楽しみながらやらせていただきますよ」と内藤。「そして、2月20日、札幌大会であのベルトは俺の元に来るんだろうね。そして、悔しそうなオカダの顔を見ることになるんだろうね。いやぁ、楽しみだ」と前哨戦ロードをオカダ撃破の足掛かりにする構えだ。

【内藤の話】「リング上でも言った通り、俺がオカダに、そしてIWGP世界ヘビー級王座になぜ挑戦したいか、ちゃんと理解してくれたかな? 皆さんもちゃんと理解できました? もう1回言おうか。1つ目は、今この新日本プロレスで1番強い男、オカダ・カズチカを感じたい。2つ目、そのオカダに勝ちたい。3つ目、来年、2023年1月4日、東京ドーム大会のメインイベントに立ちたい。だから俺はオカダに、そしてIWGP世界ヘビー級王座に挑戦しますよ。それを頭に入れた上で、これから続く長い前哨戦を見ていただけたら、楽しめるんじゃないの? まぁでもさ、オカダが、お客様が、楽しむ、楽しまない、そんなのはどっちでもいいよ。まずは、ま〜ず〜は、自分自身が楽しむこと。自分が楽しまなきゃ、周りを楽しませることもできないからね。これから約1ヶ月続く、オカダとの前哨戦。楽しみながらやらせていただきますよ。そして、2月20日、札幌大会であのベルトは俺の元に来るんだろうね。そして、悔しそうなオカダの顔を(※目を見開くポーズで)見ることになるんだろうね。いやぁ、楽しみだ。明日も、あさっても、しあさっても、楽しみでしょうがないよ。また俺は、そんなワクワクした気持ちを持ちながら、また明日、ここ後楽園ホールに来ますよ。会場にご来場予定の皆様、そして新日本プロレスワールドをご覧の皆様、明日も6時半から新日本プロレスの戦い、そして内藤哲也の戦いを存分にご堪能してください。じゃ、また明日もここ後楽園ホールでお会いしましょう。アディオス!」

【SANADAの話】「タナさんは何か言ってましたか?(『USヘビーとかけてSANADAととく』と話し、その答えは言わなかった)ああ。まだ1ヶ月あるんでね。今日、でもね、久しぶりにすごく戦ってみて…この続きは明日言います」

【鷹木の話】「『鷹木信悟だけには、今シリーズ、テーマがない』? バカヤロー! 立派なテーマがあんじゃねぇか! 同じユニットの内藤とSANADAがタイトルマッチ組まれてんだ。だったら俺は、同じメンバーとして盛り上げるだけだよ。なぁ、立派だ立派だ。それはそうと、今日発売の東京スポーツ! (※と1面を見せる)見たか、お前ら。『鷹木、結婚!』(※折られていた紙面を広げて、下の部分を見せる)『したいなあ』。現実じゃねぇんかよ! まぁこんななぁ、今は夢のないような時代かもしれねぇけどなぁ、プロレスラーとして、キッチリ夢を見せてやろうじゃねぇか。プライベートじゃねぇよ。リング上で、夢を目標にして、叶えてやるぜ。というわけで、今シリーズも鷹木信悟らしく! トコトン暴れまくってやるよ」

【オカダの話】「久しぶりに内藤哲也という存在を味わってみて、まぁなかなか、何回食べても、楽しませてくれるんじゃないかなと。2年ぶりに戦うことになって、僕も内藤さんの知らない部分もあると思いますし、それは向こうも同じだと思うんで。まだ『新春黄金シリーズ』、始まったばかりですし、前哨戦も。まぁメインは1ヵ月先ですからね。しっかりとたくさん内藤哲也というのを感じて、次に進んでいきたいなと思います」

【棚橋の話】「ウー! ちょっとだけ、ちょっとだけ、ね。オカダも言ってたけど、1ヶ月あるからね。作戦を悟られないように、でも前哨戦を優位に進めて、ちょっとだけやろうかなと思ったら、5分経ってましたね。ヤバいな。反動って怖いね。でもね、これはUSヘビーに光を当てられる、いいチャンスだと思うし。今はね、USヘビー級王者として、アメリカを行き来して防衛をすることは、なかなか難しいんだけど、日本でやるUSヘビーの意義をね、しっかり伝えます! 最後に…最後じゃないけど、最初に言っとこうか。USヘビーとかけまして、SANADAととく。その心は! ……(※答えは言わずに控室へ)」

【永田の話】「ベルトを持ってる2人と組めて、ある意味、俺的にはすごく光栄だなと思うところがありますよ。新日本プロレス創立50周年を、ベルトを持ってこれからしっかり柱になろうとするオカダ。そして40周年にしっかりベルトを巻いて、この会社を背負った棚橋。そこにさらに、30周年、あらゆる風評にもめげることなくベルトを守り通した俺が組めて、そういうちょっとした自分なりの思い入れが、今日の開幕戦のこのチームにちょっとだけあったもんでね、彼らと組めて光栄だと思うとともに、やっぱり隣にベルトを巻いてる人間がいると、それを欲しいと、それを奪いたいと思う自分が、いまだにいますんでね。必ず彼らの元に届くよう、まだまだ老け込むことなく、精進していきたいと思います。新日本プロレス創立30周年、永田裕志デビュー30周年、今年こそは何としてもという思いで戦っていきます。(※敬礼して)以上!」