『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年1月20日)
○マスター・ワト&天山広吉&田口隆祐vsエル・デスペラード&金丸義信&DOUKI×

 ワトが新兵器・ベンダバール(変型ネックロック)でDOUKIを下してIWGPジュニア前哨戦で先制。団体外の選手との対戦を視野に入れていた王者・デスペラードに対して「俺だけ見ろ」と言い放った。

 1・4東京ドーム大会で高橋ヒロムを下してIWGPジュニア王座を防衛したデスペラード。次なる相手候補としてGLEATのエル・リンダマンの名前を挙げていたが、それに待ったをかけたのが新日本所属のワトだった。翌日のドーム大会で新兵器ベンダバールでデスペラードを直接撃破。2・11仙台大会での初挑戦を決めた。その前哨戦として、デスペラードが金丸&DOUKIと、ワトが田口&天山と組んで対決したが、ワトの自信に満ちあふれた動きが目を引いた。

 のっけから2人は対峙するが、開始早々にワトはノータッチトペコンヒーロで先制。ミドルキックを連発すると、田口とのダブル顔面低空ドロップキックも叩き込んだ。そこからデスペラードはしばらく劣勢を余儀なくされたものの、場外戦になるとワトを鉄柵に叩きつけてキッチリとお返しする。

 中盤で再び向かい合うと、デスペラードが猛攻。スピアー、バックドロップと一気呵成に攻め立てる。ワトも得意の足技で巻き返しトラースキックがクリーンヒットするが、レシエントメンテは決まらず。デスペラードは豪快なスパインバスターで黙らせた。

 あとを受けたDOUKIも追撃を浴びせるが、ワトが旋風脚を放つと、すかさず天山&田口が援護射撃。ワトは天山直伝のTTDでDOUKIをマットに突き刺すと、RPPを投下する。DOUKIは自爆を誘うと、丸め込みを連発するが、しのいだワトはデスペラードからギブアップを奪ったベンダバールに捕獲し、鮮やかに一本勝ちを手にした。

 試合後、ワトはデスペラードとにらみ合い。互いに髪とマスクを掴んで乱闘寸前に。デスペラードは「なに考えてんだ、テメェ。喋れよ」と叫ぶと、ワトは「次は俺がチャレンジャーだ。俺だけを見ろ」と新日本以外の選手に興味を見せていた王者に真っ向から通告。それを聞いたデスペラードは「イヤだね」と返してリングをあとにした。

 試合後には田口にIWGPジュニアタッグ王座挑戦を提案されたワトだが、まずはシングル王座挑戦に集中する構え。「今日使ったベンダバールで、あの技で…。よく見てたよなぁ、またあの時みたいに、同じように、決めてやる!」と新兵器に手応えを示すと、「そして俺が次期IWGPジュニアヘビー級王者になって、新日本プロレス50周年、『旗揚げ記念日』で、俺がヘビー級の相手になる。必ず俺が新日ジュニアの未来を開拓します」と3・1日本武道館大会でのIWGP世界ヘビー級王者との対戦まで視野に入れた。

 一方、王者・デスペラードは「次の挑戦者が何か今日、リング上でピーチクパーチク言ってましたねぇ。ワト。まぁ決まっちゃったし、俺も『いいよ』って言っちゃったからしょうがない。俺だけを見ろ? イヤです。俺はその先のこともずーっと見てんだ。『新日本ジュニアの未来を開拓する』っつったなぁ? あのさぁ、先に人が言ったようなセリフを言うのはやめてくれる? こっちが恥ずかしくなるんだよ」とワトは眼中になし。「いいか? 俺の未来のビジョンを教えてやるよ」と語ると、最多防衛記録の更新と外敵との対戦をアピールし、GLEATのリンダマンやT-Hawk、CIMA、さらにはノアのYO-HEYの名前を口にした。


【試合後の田口&ワト】
▼田口「オイオイオイオイオイ! ジュニアタッグよぉ、ジュニアタッグよぉ、なんで、あんな反則野郎が挑戦できんだよ。おかしいだろ、ファンタズモ&石森が挑戦って。(※自分を指して)もう一丁! もう一丁だよ、もう一丁! チャンピオンチームももう一丁でOKって言ったんだよ。なんで次の挑戦者があのチームなんだよ、おかしいだろ、おかしいぞ? メガコーチズ、ロッキー(・ロメロはいないけど)、いるよ、俺のパートナーはいるんだよ! (※と横に立っていたワトを無理矢理自分のほうへ向かせる。ワトはビックリした顔を見せると)なぁ! 6or9! 行くぞ、6or9で! なんで6or9が獲らないで、誰が獲る、69代(王座)を!」

▼ワト「だけど…」

▼田口「(※聞かず)誰が獲るの! 俺たちでしょ!」

▼ワト「ちょっと待ってください…」

▼田口「(※聞かず)誰が獲るの! 6or9でしょう? そういうこっちゃ〜! ヨシ! 挑戦じゃい! (※と1人で控室へ)」

▼ワト「(※呆然と田口を見送り、小声で『OK』『OK』とつぶやいて)今、俺はエル・デスペラードの持つIWGPジュニアヘビー級王座にしか集中してない。しっかりと、今日使ったベンダバールで、あの技で…。よく見てたよなぁ、またあの時みたいに、同じように、決めてやる! そして俺が次期IWGPジュニアヘビー級王者になって、新日本プロレス50周年、『旗揚げ記念日』で、俺がヘビー級の相手になる。必ず俺が新日ジュニアの未来を開拓します」

【天山の話】「オーシ! 決まりましたよね、仙台で。やっと、ワトが(IWGP)ジュニアに挑戦してくれる。これは、ガッチリと応援するしかないよね。ワトに、新日本ジュニアの未来を切り拓いて、見せてほしいよ。デスペラード、あんなならず者にね、いつまでもベルトを持たせとくわけにはいかないから。新日本ジュニアはマスター・ワトが引っ張っていく。ベルトを獲って、新しい現実を見せてくれって」

【デスペラードの話】NOSAWA(論外)さん!NOSAWAさん! (※IWGPジュニアベルトを見せて)これ、こないだ直したばっかりだったんすよ。1番最初に投げられてさぁ、(※歴代王者のプレートが1枚)取れちゃった。こないだ直したばっかりだったんすよ。NOSAWAさん、請求書はどっちっすか? ノアすか? PERROSっすか? どっちで切ったらいいですかね? あとね、これね、どうもねぇ、これも何かの縁なんすかねぇ、調べたらたぶんHEAT(のプレート)なんだよ、取れたの。HEATって、あれだろ。記録保持者じゃない、たしか。連続防衛記録。12回か13回ぐらい、だったはず。俺、数字に興味ないからしょうがないんだけどさ。これはもしかしたらNOSAWAさんからの暗示かもしれない。今持ってる俺が、この記録を塗り替えるために、わざわざその名前を外してくれたのかもしれない。これは天啓ですよ。次の挑戦者が何か今日、リング上でピーチクパーチク言ってましたねぇ。ワト。まぁ決まっちゃったし、俺も『いいよ』って言っちゃったからしょうがない。俺だけを見ろ? イヤです。俺はその先のこともずーっと見てんだ。『新日本ジュニアの未来を開拓する』っつったなぁ? あのさぁ、先に人が言ったようなセリフを言うのはやめてくれる? こっちが恥ずかしくなるんだよ。いいか? 俺の未来のビジョンを教えてやるよ。まず最多防衛記録。13だったら月に1回じゃちょっと間に合わないんで、タカタイチ(興行)で無理矢理相手を見つくろって、ひと月に2回やってもいいよ。防衛記録、記録なんてものは塗り替えるためにある。と、名前が欠けちゃったんで、これもちょっと直さないといけないんですが、まぁワトなんて、1個目は確定です。あと12人! 新日本内で探すのも面白れぇんだが、リンダマン、T-Hawk、こないだ挙がってた名前で言えば、CIMA。なーんだ、面白そうなのがいっぱいいんじゃん。YO-HEY選手ともやりてぇしな。あぁ失礼、YO-HEYちゃん。なぁ。まぁ見てるかどうか知らねぇけどよ、伝わったらいいなぁ! 俺の防衛ロードは楽しいぜ」