『2022 Champion Carnival』東京・後楽園ホール(2022年4月24日)
Aブロック公式戦 ○芦野祥太郎vs入江茂弘×

 芦野が執念のアンクルロックで入江を葬り、世界タッグ王者の意地を見せつけた。チャンピオン・カーニバル初出場・初優勝を逃した入江は、GAORA王座の次期挑戦者を他団体も含めて広く募集した。

 チャンピオン・カーニバル最終公式戦で芦野と入江が激突。ともにブロック突破を果たすには勝利が絶対条件というシチュエーションだった。

 序盤から激しい先読み合戦に発展したが、芦野がロープを挟んだ状態でドラゴンスクリューを決めると、そこから左ヒザに一点集中攻撃を展開して主導権を握った。耐え抜いた入江がブラックホールスラムやキャノンボール、ヘッドバットアタックで反攻したものの、芦野はジャーマンを駆使して再び攻勢に。ヒザ攻めの総仕上げとばかりにアンクルロックに捕らえる。

 足を取られながらも立ち上がった入江は、バックドロップを押し潰して逆転。スリーパーやタズミッションにこだわり、絞め落としにかかる。一転して芦野が耐え続けると、入江は一旦技を解いて首筋にエルボーを何発も振り下ろした。だが、その一瞬のスキを突いた芦野はアンクルロックに再捕獲。下から蹴り上げられ、ビンタを食らっても、決して離さずに絞め続け、執念でギブアップを奪った。

 芦野が世界タッグ王者の意地を見せて入江を撃破。自身のブロック突破はならなかったが、入江の決勝進出を防いでみせた。早くも来年のチャンピオン・カーニバル出場を見据えた芦野は「やっぱり外に響くようになんなきゃダメなんだなっていうのを、この間の還暦祭でも感じたんで。もっと外に発信していけるように。全日本プロレスのレスラーとしても、一レスラーとしても、もっと外にベクトルを向けていかなきゃいけないなっていう風に思います」と気持ちを新たに。「全日本プロレスをよりみんなに知ってもらうっていう、そういう作業をこれからもっとしていって、全日本プロレスだけで満員の後楽園を目指してやっていきたいと思います。後楽園でとどまるなよっていう顔してますね? それはそうだよ。日本武道館もありますから、そこもパンパンにして。レスラー一丸となって、同じ方向を向いて頑張っていきたいなって思います」と目標を掲げた。

 一方、入江は「初出場・初優勝、それを目標にチャンピオン・カーニバルを走り抜けてきたんですけど、凄く無難な成績、これじゃ何も印象に残らない成績」と反省の弁。「やっぱり自分は甘かったんじゃないかなと感じます」と悔しさをあらわにした。

 「ただ全力で相手に真正面からぶつかるだけじゃない。リーグ戦の戦い方をもっともっと学んで、自分が優勝できるって思った時に、またこのチャンピオン・カーニバルに挑みたいです」と将来のチャンピオン・カーニバル再挑戦を見据えた入江は、自身が保持するGAORA王座の次期防衛戦にも言及。「全日本プロレスだけじゃなくていいんで、いろんな選手がこのベルトに挑戦してほしいって思ってますんで。もしこのコメントを見たら、GAORA TVチャンピオンに挑みたいって全日本プロレスにメッセージをください」と広く挑戦に名乗りを上げるよう呼びかけた。


【芦野の話】「ありがとうございました。うわあ、きつい、あいつ。やっぱり試合前の予想通りで、ガッチリしたね。でも、今日は全日本プロレス、世界ジュニアから始まって、その前に石川-本田もあんなバチバチやられて、俺たちも試合前に気合い入っちゃったよね。あれはね、バチバチいきたくなるぐらいの(試合だった) ただね、バチバチやれば勝てるってもんじゃないんだよ。技が多ければ勝てるわけじゃねえ。アンクルだけでいいんだよ。アンクルとジャーマンがあればいい。今回、チャンピオン・カーニバル、俺は勝ち点6。ジェイクが6だからよ。こいつらのどっちが勝っても、こいつらが決定だよ。こいつらが両リンじゃない限りね。そしたらジェイクと決定戦でしょ。まあ、他力本願でいけたところでしょうがないんだから、もうそうなっても諦めるよ。俺はいい。来年もう1回、チャンピオン・カーニバル出場して。そこまでしっかりと全日本プロレスで結果を出し続けて。やっぱり外に響くようになんなきゃダメなんだなっていうのを、この間の還暦祭でも感じたんで。もっと外に発信していけるように。全日本プロレスのレスラーとしても、一レスラーとしても、もっと外にベクトルを向けていかなきゃいけないなっていう風に思います。それは他団体に出るとか、そういうことじゃなくて、全日本プロレスをよりみんなに知ってもらうっていう、そういう作業をこれからもっとしていって、全日本プロレスだけで満員の後楽園を目指してやっていきたいと思います。後楽園でとどまるなよっていう顔してますね? それはそうだよ。日本武道館もありますから、そこもパンパンにして。レスラー一丸となって、同じ方向を向いて頑張っていきたいなって思います。諏訪魔さんがなんかいろいろおかしくなっちゃってるんで。特にそんな変にやることないと思いますよ、諏訪魔さん。なんか最近、頭打っちゃったんですかね? わかんねえな。諏訪魔さん、今まで通りいきましょう、今まで通り。そんな変なことしなくていいですよ。諏訪魔さんにこの動画切り取って、LINEで送っておいてください」

【試合後の入江】
▼入江「自分はずっと念願だったチャンピオン・カーニバルに今年初めて出て。初出場・初優勝、それを目標にチャンピオン・カーニバルを走り抜けてきたんですけど、凄く無難な成績、これじゃ何も印象に残らない成績。自分はずっと勝ち続けて、ずっと仕事を取り続けてきた。海外でずっとサバイバルしてきた。勝ち続けて勝ち続けてサバイバルしてきた。その時の気持ちと今の気持ちが…。やっぱり自分は甘かったんじゃないかなと感じます。チャンピオン・カーニバルを制覇するならもっともっと貪欲に。リーグ戦の戦い方、そういったものを学んで、もっともっと貪欲に。ただ全力で相手に真正面からぶつかるだけじゃない。リーグ戦の戦い方をもっともっと学んで、自分が優勝できるって思った時に、またこのチャンピオン・カーニバルに挑みたいです」

――今後、全日本でも勝ち続けるために参戦していきたい?

▼入江「もちろん。僕は今、GAORA TVのベルトを持ってるんですよ。僕は今までGAORA TVチャンピオンとしてやってこなかったことがやりたいんです。誰もできないこと、GAORA TVチャンピオンとして僕にしかできないこと。全日本プロレスだけじゃなくていいんで、いろんな選手がこのベルトに挑戦してほしいって思ってますんで。もしこのコメントを見たら、GAORA TVチャンピオンに挑みたいって全日本プロレスにメッセージをください。それなら、全日本プロレスがたぶん考えてくれます。僕は絶対にNGを出さないんで」