『WRESTLING DONTAKU 2022』福岡PayPayドーム(2022年5月1日)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合 ○石森太二vsエル・デスペラード×

 デスペラード陥落。石森がIWGPジュニア3度目の戴冠を果たし、「絶対王者」化を宣言。王者として臨むスーパージュニアへ向けて「俺がジュニアの強さと凄さを見せつけてやる」と宣言した。

 昨年10月の2度目の戴冠以来、長期政権を樹立しつつつあるデスペラード。4・9両国大会でSHOを破って3度目の防衛に成功すると、石森が挑戦を表明。この日、福岡ドームの大舞台で昨年7・10札幌大会以来となる両者のタイトルマッチが実現した。

 石森が腕攻め、デスペラードが足攻めと消耗戦の様相を呈する中、石森が左の肩口から鉄柱に叩きつけてダメージを与えた。それでもデスペラードはスピアーを放ったものの、石森がサイファーウタキで動きを止めた。

 デスペラードもギターラ・デ・アンヘルで逆襲したが、石森は飛びヒザ蹴りで返り討ち。ブラディークロスを不発に終わらせたデスペラードはロコモノをぶち込んで反撃ののろしとばかりに咆哮を上げた。石森のミスティカ式Yes Lockに捕まっても、目まぐるしい読み合いを制してマフラーホールドで捕らえ、ヌメロ・ドスに移行してギブアップを迫った。

 石森も意地。その体勢から起き上がるや卍固めで切り返した。ならばとデスペラードはアックスギロチンドライバーでさらに切り返し、葛西純ばりのリバースタイガードライバーで追い討ちをかけたが、ピンチェ・ロコは体を入れ替えた石森がBone Lockで切り返した。デスペラードも王者の意地で耐え続けたが、最後はタップ。7ヵ月間保持してきたジュニアの頂点を手放す結果となった。

 石森がハイレベルな切り返し合戦を制してIWGPジュニア王座を奪取。2021年1月に第87代王者から陥落以来、1年4ヵ月ぶり3度目の戴冠となった。試合後、石森はベルトを掲げながら何度も勝利の雄たけびを上げ、カメラに向かって「スリータイムズ・チャンピオン」と勝ち誇った。

 過去2度の戴冠時はいずれも短命に終わっている。「前王者・デスペに、その前のロビー、そしてヒロム、俺も含めて獲ったはいいが、なかなか長く持ち続けられないのが難しいところ」と分析した石森は「今回3度目の戴冠をしたこの俺が、3回目の正直でIWGPジュニアの絶対王者になってやるよ」と長期政権樹立を宣言。休む間もなく5・15名古屋大会でスーパージュニアが開幕するが、王者として臨むことになったジュニアの祭典へ向けて「このベルトとこれからの俺を見ろ。俺がジュニアの強さと凄さを見せつけてやる」と豪語してみせた。

【石森の話】「デスペ、今日は俺が勝った。だが、そんなに差はない。もしあるとすれば技術? 場数? そんなもんは次やった時はホント分かんない。しっかし、おめえとは何度でも今後やるような気がするよ。俺が全ての能力をフル回転して当たれる相手って、俺も長年やってっけど、ほんの数人しかいなかったからな。マジな話だ。だからよ、お前はチャレンジャーとして上がってこい。その時まで俺がこのベルト、ずっと守っててやるからよ。それでこのベルト、前王者・デスペに、その前のロビー、そしてヒロム、俺も含めて獲ったはいいが、なかなか長く持ち続けられないのが難しいところ。その結果、長期政権築いたヤツが出てこず。IWGPジュニアの絶対王者が誕生しない。そこでこの俺が、今回3度目の戴冠をしたこの俺が3回目の正直でIWGPジュニアの絶対王者になってやるよ。誰の挑戦でも受ける。他団体でもっていうデスペのスタイルとはちょっと違うがな。俺と同等の位置、もしくはこのリングに上がってきたヤツなら考えてやってもいいぞ。そうそう、そういや次はSUPER Jr.だな。BEST OF THE SUPER Jr.、さっきビジョンで発表されてたけど、今の新日本ジュニアのメンバーを見て、新たな新参者もいて、NJPW STRONGのメンバーもいて、そしてデスペがやりたいやりたいって言ってた、あのリンダマンもいる。う〜ん、う〜ん、これこそ年に1度のジュニアの祭典だな、ンハッハハ! まあ、今日はちょっと余韻に浸らせて。(ビールを飲んで)はあ……。最後にこのベルトとこれからの俺を見ろ。俺がジュニアの強さと凄さを、見せつけてやる。It's reborn!」

【デスペラードの話】「クッソー。ぐうの音も出ないほどの負けだよ。参ったしたんだからよ。さっき発表になったSUPER Jr.も別ブロック。チクショー! いや、石森チャンピオン、Aブロック代表もらってください。参ったしちゃったけど、次のBブロック、俺が勝ち上がってキッチリこの分、熨斗つけて返しますから。リンダマン! リンダマン、来てくれんだよな? ありがとよ。YO-HEYちゃん、わざわざ一言くれたのにギブアップしちゃってごめん」